前回はこちらです
さて、ROG Zephyrus M16を細かく研究するの2回目です。
前回は通常の高性能パソコンでは思いも寄らない非常に優秀な冷却システム「ROGインテリジェントクーリング」に終始してしまいましたが、やはりこれの搭載は本当に大きい。
高性能パソコンに限らないですが、コンピューターは、冷却に手抜かりがあるとどうなるか?
停止してしまうのは論外としても、過熱すると、熱による崩壊防止のためパワーを下げるため、高性能が凡性能に変わるから深刻だわよ。
「ROGが強いのは冷却システムが非常に優れているから」と言っても大丈夫でしょう。
盤石の冷却の上で、8コアCore i7とRTXのダブル搭載の快挙
くどいですが、闇雲に高性能パーツを搭載しただけなら、逆に不安だからNG。
ROGは、盤石の冷却をしている上で、いよいよ超高性能CPUと超高性能GPUをダブル搭載しています。
CPUは、個人的に10年も待ち望んだ物理8コアのCore i7を搭載する快挙。
↑10年も待ち望んだ物理8コアのCore i7...何度つぶやいても良い響きである。
これだけでもうかなりの価値があろうというもの!!
しかも、盤石の冷却に守られ、高性能を長時間発揮出来るグッドCPUとなっているのは各種レビューから明らか。
あの強大なプレイステーション5(PS5)が採用して話題となった、液体金属も使用されていて、さすがはROGだ!!と言ったところでもある。
とにかくやはり高性能CPUと言ったらCore i7だし、過熱パワーダウンとは無縁の冷却構造があるので頼もしい。
世代的には第11世代...インテル驚異の技術力で生み出された「アルダーレイク・第12世代」のノートPC版が来年登場し猛威を振るうのは確定してますが、11世代でも御の字です。
↑ROG Zephyrus M16で気になっているのが、普通、第11世代Core i7搭載となると、ペアで話題にならないといけない「強力内蔵GPU Iris Xe」があるのに、これっぽっちも話題に出ない、無いも同然の扱いをされている事です。
それはなぜか、Iris Xeを話題にする必要が一切ない、超強力GPUが別途搭載されているからで、それはRTX 3000シリーズです!!
これは、あの強大なプレイステーション5(PS5)と戦うために作られたようなGPUなので、ハンパな強さではありません。
それを活かせるのかという問題はありますが...。
メリットとしては、超高速GDDR-6ビデオメモリが別途あり、貴重な16GBのメインRAMを圧迫しなくなる事。
ベースグレードのRTX3050Tiで4GB、PS5を超えるパワーのRTX3060では6GBものビデオ専用メモリが使えます。
PS5と同等以上のゲームをバリバリやるぞ!!と燃えるなら、RTX3060だと余裕が大きいから数年に渡って楽が出来そうです...が値段は高いので悩む所。
ストレージがいわゆる魔法のストレージ
さて、ストレージですが、今やもうSSDは当たり前田亜季。
どれだけ速いSSDなのか?という点にのみフォーカスされています。
↑ROGは、ベースグレードでも、Gen.3 x4のSSDを搭載しています。
高性能モバイルPCだと、Gen.3 x2くらいなので、x4というのは爽快です。
ちなみに、RTX3060搭載モデルともなると、あの魔法のSSDと騒がれているPS5と同じGen.4 x4の魔法のSSDを普通にしれっと搭載しちゃってます。
しかも、PS5のカタログスペックよりも爆速の7GB/秒程度のシーケンシャルリード(実測値)。
Gen.4 x4 SSDの構成は値段も高いので、RTX3060モデルは、実売で言うとPS5一台分くらいは高くなっています...。
冷静に考えると、Gen.3 x4でも問題なく超高速なので、さらなる限界突破をしたいのか、しなくていいのか、高度な判断が求められます。
据え置きのサウンドマシンにもなりそう!!
また注目は音楽性能です。
個人的にはAmazon Music HDの神がかりと、ソニーオーディオ製品の快進撃により、もう音楽の無い生活は考えられなくなりました。
ROGはさすがそのあたりも手抜かりがなく、非常に優れたオーディオマシンともなるようです!!
↑もともと、ASUSというメーカーは、たとえ3万円台の良心価格PCにしても音楽性能を極限まで追求しようとするくらい、音楽には力を入れているメーカーなので、その熱意がROGでも花となっています。
なんとまさかの6スピーカー。
ステレオ2スピーカーではありません...6スピーカー搭載です!!
クルマかよ!!
また、ここまで来たら当たり前田亜季の3.5mmオーディオジャックも安心の搭載。
Ultra HDの音楽を一刻も早く鳴らしてみてぇ!!
ただまぁ普段は有線・無線イヤホンですが...。
一家に一台は欲しいフル装備インターフェース
最近、ZenBook 13 OLEDをグランドマザーPCにするのを断念したわけですが、その理由の一つは「インターフェースがフル装備ではない」点です。
やはり一家に一台はフル装備が欲しい。
デスクトップPCならば安心なんだけど、頻発する災害を考えると、持って逃げられない機材は導入する気が起きずにNG。
↑そこでROG Zephyrus M16の出番が来たぜ!!
まさにフル装備。
有線LANはルーターの設定などに使う時があるので、無いと相当つらい。
HDMI、type-A、サンダーボルト4対応のtype-C、そしてmicro SDXCカードも使用可能と抜かりなし。
3.5mmオーディオジャックとmicro SDXCは、搭載してない機種が増えてますが、ROGはフル装備!!
この安心感よ。
ここで安心感を得ておけば、今後、モバイルのSurface Goシリーズの増強などもさらにしやすいというもの。
美しいボディラインとモバイルを捨ててないサイズ
ここまで来たら書類カバンみたいなPCなのだから、モバイルは無理かな??と思わせられるのですが、なんと軽さ2.0kg。
ギリギリですがモバイルする野望を捨てきれない絶妙な所ですな。
↑まだ実機が見られておらず、まぁもう仙台では無理かな?と諦めている所ですが、ボディラインもかなり美しい。
YouTubeの動画が大変参考になっているのですが、昔の高性能ノートPCよりは軽くて小さいのでは?
実は私は、もう低性能過ぎて使ってはいないですが、30万円以上したソニーVAIOのPentium 4 M初搭載モデルを持っているのです。
あれと比べたらモバイルPCと言えるくらい小さい気はする。
Pentium 4 M懐かしいですね...。
高かったけどもちろん1コア1スレッドです(そうなんよ! Celeron N4020の2コア2スレッドをバカにする人いるけど、驚異のダブル・コアよ?!すげーわ!!←急に)
質感とかはどうしても実物見ないと何とも...という所はありますが、ROGを信じる!!