2009年9月30日水曜日

デジタルカメラマガジン特別編集「EOS 7Dのすべて」を買いました!




デジタルカメラマガジン特別編集「EOS 7Dのすべて」という本を買いました!
親しい人に本屋さんから買って来てもらったんですが、午前中のうちに売り切れ寸前だったみたいです。

EOS 7Dのライバルは、もはや同じ価格帯のカメラには存在しないため、純粋なプロ機の最高峰EOS 1Dがガチンコで比較対象となっているのが、震えるくらいスゴイです。

今回の「EOS 7Dのすべて」は、あまりにも大量に投入された最新の技術の解説を押さえるだけで大騒ぎで、期待したほどには実写の分析や検証にページが使われてはおりませんでしたが、それでも新しい情報がかなり判明しました。

■大暴れするイメージモンスター■

精密な露出制御、ホワイトバランスの正確さは、数多いEOSの美点の中でも特に華と言えるものです。
これらは、EOS KISS X2でも十分に味わえるものでしたが、EOS 7Dともなると、もはや手のつけようもないくらい進化しており、完成したと言っても良いレベルのようです。
とにかく、新型のAFシステムや、色を識別する「iFCL測光センサー」は、初物なのにもかかわらず、効果は満点のようですね。

気になる1800万画素は、立体感のある描写力として生きており、「大判カメラにあこがれた画質」とまで賞賛されていました
ただし、JPEGでの撮影では、EOS 7D本来のパフォーマンスは出ないようになっていますね。
勝手にかかるノイズリダクションなど、意図しない画質劣化に悩む局面君もあり、EOS 7Dは面倒くさがらずに、きっちりとRAWで撮影して現像するのが基本のようです。

ノイズに関しては、まだ何も考えずに超高感度モードを使えるほどではないけれど、それでも、現在の技術レベルでは最高なのは間違いないようです。

かようにノイズばかり言われていますが、EOS 7Dの高ISO感度は、ISO 1万2800という超高感度ですらも色が崩れないなどの美点が揃っており、ポートレイトなどでは無理がありましょうけれど、なかなか使える手ごたえがあります。

大仕事をやり抜いてくれたキヤノン開発陣へのインタビューでは、「画素数を下げて、画質を向上するというアプローチはなかったのか」という問いに対して、「1800万画素にアップしても、画質もISO感度も向上するセンサーが作れたから採用した」といった趣旨の、これ以上ないストレートで分かりやすい回答が得られていました。

実際に、EF 300mm F4L IS USMレンズにてマカオのナイター競馬をISO 6400で撮影した見開きの写真があるのですが、その「うまくいってる度」には脱帽です。

ちなみに、EF 300mm F4L IS USMレンズは、いつ見ても美しいですねぇ。このレンズをデザインしたデザイナーさんには尊敬の念を抱きますね。
このレンズ、私としては、この世の全てのレンズの中で最も美しいと思っています。ずっと長い間欲しいレンズのトップなんですよねー・・・。EOS 7D本体とほぼ同等の価格で買える300mm単焦点!

EOS 7D発売日正式決定!デジタルカメラマガジン編集「EOS 7Dのすべて」も本日発売!

全てのプロ機の頂点に君臨するスーパーカメラ「EOS 1D」シリーズは別格として、キヤノン稀代の名機となるのは間違いない「EOS 7D」。

いよいよ発売日が10月2日に正式決定しました。結局、発表当初の通りで安心しました(私は買えませんが)。

それにつけても、EOS 7Dは、ガチンコでプロカメラマンが大きく評価してますね。
私がEOS 20Dを購入した時は、まだまだ中級機がプロの使用に耐えるとは思われていない時代で、ようやくEOS 20Dくらいの能力があれば、サブとして何とか・・・というイマイチあいまいな評価でした。
これが、EOS 7Dはガチでプロがメインに出来るって評価があちこちで上がっているので、感慨深いところ。

私も仙台のキヤノンで実機に触れましたが、ボディの貫禄以外は、まるでEOS 1Dシリーズに触れているかのような感覚でしたから、なるほど・・・と言えます。

2009年9月29日火曜日

EOS 7Dのスポット1点AFの威力

EOS 7Dの新型AFのスゴさって、静物や風景撮影にも大きなメリットがあります。

過去の記事でも書かせて頂きましたが、それはスポット1点AFの存在によるものです。

EOS 7Dは、ファインダーに見え味を阻害しない透過液晶が仕込まれており、測距ポイントの枠が太い液晶表示になります。
スポット1点AFにすると、そのポイント枠表示が小さいものに変わり、精密に「ここにピントを当てろ」と指示出来るようになるわけです。

実機で試した限り、本当にピンポイントでピシピシとピントを当てられるんで、MFの出番が大幅に減るんじゃないかなと思いました。

しかも、カスタムファンクションでしかるべく設定しておけば、マルチコントローラー(小型ジョイスティック)で、測距ポイントを直接19点からグリグリ動かして選択出来るんで、すこぶる快適ですね。

しかし、EOS 7Dって、東京とかじゃもう16万円とかになってるんですよね。
これだけのカメラだと、プレミアム・グレードになるのが普通で、値段だって、安くとも25万円とかがプライス設定の相場じゃないかなと思います。

それが、完全にハイアマチュア機の普及価格で設定されて来たわけですから、そのインパクトには怖いものがあります。

これからの一眼レフの性能基準って、EOS 7Dになると思うのです。
ハードルが上がり過ぎて、ちょっとこれからどうなるのか、って心配になりますね。

ただ、技術の停滞は無いか。
キヤノンだけでも、今後は、EOS 7Dすらも大幅に越えるはずの純粋なプロ機、EOS 1D Mark4(予定)が登場します。
それに、まだ見ぬ最終兵器?EOS 3Dも出るかも知れないし・・・

「写真で賞を取ったら、なぜかEOS 7Dが買えなくなった」の巻


EOS 7Dの実機には、良い意味でマイッタ。

随分長い時間がかかりましたが、ついにAPS-Cの一眼レフカメラの最終完成形が登場したという感じですもんねぇ・・・。

ますますぞっこん。
特に、ライブビューいらないんじゃないの、と思えるくらいの高い完成度を持つファインダーと、強力無比な新型オートフォーカスシステム。

EOS 20Dのマイナーチェンジばっかり繰り返していたキヤノンの開発陣にはヤキモキした事もありましたが、最終的にこんな素晴らしいカメラを生み出してくれたわけで、尊敬しちゃいます・・・。

・・・なんですが、前回の記事でも書かせて頂いた通り、EOS 7Dを体験したその日、偶然にも、あるコンテストで風景写真部門の最優秀賞をとる事が出来たのですが、そのせいでEOS 7Dが買えなくなってしまいました。買えるように努力中ですが、やっぱり難しいです。

流れをまとめると、以下のようになっています。こういうとんでもない流れを、ネットでは「超展開」と言うらしいのですが、まさに超展開です。

(1)EOS 7Dとは無関係に、ある写真展に写真を応募する。

(2)EOS 7Dが発表。欲しくなって家族に購入相談(お金払うのは私ですが)。

(3)写真展で写真が入選したら買っても良いという許可が下りる(ハードル高すぎ)。

(4)と思ったら写真が入選したのでEOS 7D買って良いという許可が出る(やったぁぁ)。

(5)別なコンテストで、写真が二枚賞を取る。一枚は入選。もう一枚は風景写真で最優秀賞。
どちらもEOS KISS X2での撮影。

(6)EOS KISS X2で賞が取れるなら、EOS 7Dはお金のムダだから買う必要なしと家族の態度急変

(7)EOS 7D購入許可が撤回される

まぁ、お金を払うのは私だからムリヤリ買う事は出来るんですが、やっぱり家族に納得してもらって買いたんで、今回の超展開にはガックリ・・・。

しかし、EOS KISS X2で賞を取れるからって・・・。ハッキリ言って、写真の賞とカメラって何の関係もないですよね。はぁぁ・・・
EOS 7Dで写真撮りたいっ!!てだけで、難しい理屈はないんですよ。

まぁ、気を取り直して、EOS 20Dにシグマ30mm F1.4 EX DC HSMレンズを装着して撮影した朝食パンの写真を掲載させて頂きます。マニュアルモードでの撮影。絞り開放F/1.4です。
実は、ちょっとピントが甘いです。EOS 20Dのオートフォーカスでピピッとやったもんなんで。
でもEOS 20Dの中央部一点は、昔のカメラにしては結構良い方だと思います。光源感知機能を持ち、スペック的には上回るはずのEOS KISS X2よりも良好な印象。
それでもF/1.4でピントを厳密に合わせるなら、ライブビューもしくは、EOS 7Dの持つ最高クラスファインダーが必要かなぁと。

それはともかくとして、広角30mmの開放F/1.4の独特のボケ方って、ちょっとなんなんだって感じですよね。被写体と距離をあけているのに、ブワッとボケる。この感覚が、大口径広角レンズの醍醐味です。

はぁ・・・。うーん。それにつけてもこのレンズ、EOS 7Dで使ってみたかったなぁ・・・。
しかし、EOS 7D買うために、ゲームとか全部キャンセルしてたんで、気が抜けちゃったなぁ。

2009年9月27日日曜日

EOS 7Dの実機体験の日、偶然にも同じ日に写真で賞をとる事が出来ました













すでに速報版で仙台のEOS 7D実機体験記を書かせて頂きましたが・・・
[速報版1はこちら]
[速報版2はこちら]

私事で恐縮なのですが、偶然にも、同じ日、写真で賞をとることが出来ました。

大手の新聞社系写真クラブ内のコンテストで、一枚は入選。写真クラブだけに達人が多く、その中で入選はこれだけでも大喜びしたいのですが・・・

もう一枚は、自分でも手が震えたのですが、風景写真部門で最優秀賞をいただく事が出来ました。

この場をお借りして、関係者の皆様には深く御礼申し上げます。

さて、EOS 7Dの実機体験ですが、速報版で書かせて頂いた通りですので、今回の記事では、会場の写真を主に掲載させて頂きます。
ちなみに、EF 50mm F1.4 USMレンズとEOS 7Dが一緒に写っている写真ですが、レンズは私のです。会場では、固定された巨大な超望遠Lレンズ以外は、全てEF 100mm F2.8L IS USMレンズと、キットのEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMの二本のみ。連写もこの二本だけで体験せよって事で、キヤノンのこれら二本のレンズに賭ける意気込みと自信がヒシヒシと感じられました。

会場のキヤノンのスタッフの方にも、お礼を言ってきたのですが、EOS 7Dは本当に傑作機です。

デザインや質感も、これ以上良いカメラが造れるものか?というくらい素晴らしいです。
とにかく、EOS 1Dと同等のペンタプリズムを使用したファインなファインダーなど、ピントにまつわる性能が飛躍的に進化しているんです。

写真にとってピントは命ってくらい大切です。
特にコンテストでは、ピントが来てない写真は、何をどう表現しようとも、よっぽどの強い意図が無い限り、審査員の方はハジきます

その点、EOS 7Dは、マニュアルフォーカス並みの驚くべき精度を見た「スポット1点AF」があるので、とにかく安心感がありますね。
EOS KISS X2よりも、よりピントに関して安定した写真が撮れるのは間違いないところ。

それと、EOS 7Dの全カメラの中で最高美と思える液晶モニタで確認しただけですが、ISO 6400がガンガン使えそうなんです。APS-Cで1800万画素だから画素ピッチが狭いからどーのこーのという問題は、キッチリ写真が撮れたのでもうどうでもいい問題です。

シャッター速度をグングンと速くしていけるので、多少暗めのレンズでも、屋内のスポーツ撮影に使っていけるのではないかと思います。とにかくEOS 7Dは頼もしい。

それと、速報版でも書かせて頂きましたが、シャッター音が素晴らしい。
「バシャ!」っていう、羽根のような音!
まさにシャッター音らしいシャッター音を、ようやくキヤノンのハイアマチュア機で聞くことが出来ましたね。これは文句ないです。個人的にはEOS KISS X2の、余韻のある、フィルム調の「キャシューッ」という音と双璧です。キヤノンやってくれた!!

レンズも文句なし。
EF 100mm F2.8L IS USMレンズは、マクロレンズなのになぜか秒8コマの超連写に追従出来る、すさまじいオートフォーカス性能やら、防塵防滴構造を持っているので、もはや他の会社のマクロレンズでは太刀打ちが出来ない製品に仕上がってます(画質だけなら、タムロン90mmも負けないでしょうが)。

EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMは、これ一本で何でもしなくちゃならない、って場合は死角の無いレンズですね。まだEFレンズが一本も無いってEOS初参入の方は、なんだかんだ言わないで素直にこのレンズのキットを買うのがオススメです。
明るさとか気にする気持ちは分かりますが、純正はEOS自慢のオートフォーカスが間違いのない快適さです。ズームレンズは純正にしといた方がいいかなぁと思います。

しかし・・・個人的な話で恐縮ですが、一つ問題発生です。

風景写真で最優秀賞をいただいた写真は、EOS KISS X2で撮影しているんです。
家族に伝えたら、「ほらみたことか。あんたはEOS KISSでちゃんと撮れるんだから、EOS 7Dとかお金かける必要は無いでしょ。買う必要なし!!!」と、突然の購入中止の流れに。

ハァァァァァァァァァァァ!!!??? エーーーー!!!??? ア゛ーーーーーー!!!???
なにその超展開。普通は、お祝いにEOS 7D本体と合わせてEF 100mm F2.8L IS USMレンズもセットで買っていいって(払うのは私なんですし)流れになるもんじゃないのかと。

いや、EOS KISS X2があれば十分ですよ。これは間違いないです。
良いカメラです。何の不満もありません。

あ、だからダメなのか。

(おまけです)

おまけと言っては何ですが、キヤノンのビルに隣接する匂当台公園で撮影した写真を二枚掲載させて頂きます。もちろんEOS 7Dではなくて、EOS KISS X2での撮影です。まだEOS 7Dは試作機なので、本当の実力が出ていないため、写真データは持ち出し禁止なのです。

全てマニュアルモードで撮影。噴水はEF 50mm F1.4 USMレンズ。植え込みの中の撮影は、EF 20mm F2.8 USMレンズの絞り開放F/2.8での撮影です。

超高性能なEOS 7Dを体験した後だと、確かにEOS KISS X2はシンプルだなぁと思いますが、小さくて軽くて全然不満を感じないカメラ。

EOS 7Dはキヤノンが打ち出すAPS-Cハイエンド傑作機として貫禄ありますが、やっぱりEOS KISS X2も傑作機なのだなぁと実感。

速報版「EF 100mm F2.8L IS USMとEOS 7Dの超連写」

EOS 7Dの実機で、AIサーボによる連写体験をしてみました。

レンズは何とマクロのEF 100mm F2.8L IS USMです。

EF 24-70mm F2.8L USMならいざ知らず、マクロなのに、バッチリ秒8コマの連写についていけるんですよ。
何だ、このレンズは。

キヤノンも、色々なレンズを用意してるかと思えば、本当にこのマクロと、EF-S 15-85mmのみ!
連写もこの二本だけでデモしようというのですから、えらい自信だ。
そして、それに応えるレンズの実力!

19点のフル追尾だと、ちょっとエリアが広過ぎて不安なんで、ゾーンAFに切り替えて、AFフレームの面積を中央に集中させます。

シャカシャカ走っている列車模型の先頭にゾーンAFフレームを合わせて、いざ秒8コマの連写っ。

ババババババと、まるで1Dのような、でもちょっと良い意味で控えめなサウンドが響き、笑っちゃうくらいにAFが列車に食らいつきます。

EOS KISS X2では、さすがに、さすがにーい、不可能な感覚です、これ。

AFの敏感度や、アルゴリズムは調整可能なんで、自分に合うようにしとくのが前提条件ですが、これもうスポーツのプロが使っていいのでは。

マクロ100mmでやれてるのも、キヤノンの最新AFのスゴさを感じますが。

速報版「EOS 7D」実機体験しました。間違い無く傑作機!

本日、EOS 7Dの実機を体験しました。
速報版です。

結論から言うと、間違い無く傑作カメラ。
想像よりも、一歩も二歩も上を行っていました。

■高級機なオートフォーカス■

19点も良いですが、1点スポットAFに感動です。
自分が当てたい位置に、精密にフォーカスがビシビシと当てられるんですよ。
なんだ、これは。
マニュアルフォーカスが真っ青ですよ。
EF 100mm F2.8L IS USMなら、マクロ撮影の常識を覆して、AF任せで撮影出来たりしますね。
キヤノン、おそるべし。

■素晴らしいシャッター音■

シャッター音は、余韻を残すEOS KISS X2とは違いますが、高速、高級機にふさわしいものでした。

今までのキヤノンなら、バヨーンとか、カチャとか、およそカメラの音としては厳しいと言わざるを得ず、1Dか、EOS KISSかの両極端になっていました。

しかし、EOS 7Dは違う。
バシャ!という、羽根のような音。
音は軽く、嫌味が無い、現代的な一眼レフの音といった感じです。

個人的にはEOS KISS X2のキャシューというフィルム調の音が一番好きですが、7Dは間違い無く同率で一番か、僅差で二番です。

シャッター音で心配している方は、大丈夫と太鼓判押します。
もっとド派手にチューニング出来たんでしょう。そこを抑えるのが、キヤノンらしさと思います。うん、ベスト・ジョブ。

■はえーーー秒8コマ■

秒8コマは、速いのなんの。
ミラーやシャッターユニットが、スペックの割には静かなので、機関砲みたいではありませんが、あるがままの性能を提示している感じ。カメラマンに媚びるような、押しつけがましい演出をしないのが良いです。

全体的にEOS 7Dは、素材が本物という感じですよ。

■EF 100mm F2.8L IS USM■

このレンズとEOS 7Dのペアは無敵では。

マクロといいつつ、普通に高速AFの100mm望遠レンズとして快適だし、F2.8で暗いと感じたら、ISO 6400にしちゃえばいいんです。

これはコンパクト望遠レンズ欲しい方も無視出来ないかも。

■ファインダーすっげー■

ファインダーはやっぱり素晴らしい。
デカイ。
これ以上デカイと、逆に隅々まで見るのに眼球の移動が大きくなるから迷惑なレベル。
もう、完成形で良いのではないでしょうか。

15mmでもピントの山が見えましたよ。
うわぁぁー。すげーー。
皆さん、時代はここまで来たんですよ。

■欠点は?■

40万、50万のカメラ、EOS 1Dシリーズとしてなら、まぁ重箱の隅的にチクチク言えるでしょうが、18万円前後でこれだけのカメラが出る事自体、エクセレント。

ただ、いまさらコンパクトフラッシュかよ、ってのは言いたいです。
SDカードに切り替えても良かったのでは。

それくらいですね。

■写真機として完成した■

あ、動画は見ませんでした。
写真機として、ガチンコで素晴らしい。
動画に頼る事は全くありません。

動画も良いんで、さらなるプラスアルファってわけですが、これは後々の楽しみにしときましょうか。

EOS 7Dは、最高のカメラです。

2009年9月26日土曜日

映画「ファーストフードネイション」観ました

格安ハンバーガー販売の裏で、労働者がいかに虐げられているかを告発する問題作。

これは、子供が見たら、ショックでハンバーガーどころか肉全部食べなくなるだろうから、親がDVD借りてきて、食育のつもりでいきなり見せるのはデンジャラスかも。

ただ、コストダウンの陰で労働者がボロクソに使われていたり、食べるために牛を解体する作業は、やっぱり作業者にも過酷な仕事だったり、そういうのは、そりゃあ想像はしてましたが、克明に見せ付けられる映像の力ってのを感じます。

ただ、告発系映画としては、たとえば「ブラッドダイヤモンド」では、紛争地域のダイヤを買わないようにしようという明確な訴えがありましたが、こちらはどうしたらいいのか。

ホラー映画「呪怨」最新シリーズを一気に観ました

ジャパニーズホラーの金字塔にして、マンネリ化も王道の「呪怨」シリーズ。
気がつけば、全シリーズを鑑賞してました。

今回は、日米の新作三本を一気に観てみました。

「ハリウッド版呪怨3」
前作の呪怨パンデミックが、実はシリーズ屈指の恐怖度だったのです。
今回もかなり期待してましたが、ぶっちゃけ全然怖くない・・・

パンデミックで出てきた、カヤコの過去も、話を広げると見せかけて、ザコとしか言いようが無い新キャラ登場なだけの劣化っぷり。

カヤコも変な動きしてるだけで、ただのモンスター。こりゃ、悪い意味でアメリカンホラーです・・・

決してつまらなくは無いんですが、じぇんじぇん怖くないのが致命傷。

「呪怨/白い老女」
「呪怨/黒い少女」
日本版の新作2本は、さすがにずば抜けた陰惨なムードなので、嫌ぁーな気分にさせられますね。
どちらも新しい要素を取り入れており、白塗りが襲ってくるマンネリを受け入れれば怖さも満足クラスか。

特に黒い少女は、除霊という、一歩間違うと、単なるうざいシーンに落ちる難しいテーマを、短時間で恐怖に変える見事な手腕。

襲ってくるのが白塗りのカヤコから離れ、新しいモノなのも必見。

人気が出れば新しい展開が開けるか。

EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISで撮影するコスモス






前回の記事では、実はキヤノン屈指の名レンズ「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」について書かせて頂きました。今回の記事では、実際にこのレンズをEOS KISS X2に装着して撮影した写真を掲載させて頂きます。

撮影は、例によって全てマニュアルモードでの撮影です。

このレンズは、前回の記事で書かせて頂いたように、単焦点レンズに匹敵する近接撮影能力を誇っています。最短撮影距離25cmが生み出す表現力は、多種多様なキヤノンズームレンズ群の中にあっても、かなり上位に位置するのではないでしょうか。

私は単焦点レンズが好きで、単焦点レンズばかり使いますけれど、ズームレンズが必要になる場合もあります。このレンズと出会ってからというもの、かなり助けられています。コンパクトなので、とにかく何も考えないでバッグに常備しておける頼もしい存在なのです。

それと、ぼけ味の良さも特筆モノではないでしょうか。
このレンズは、絞り羽根の枚数こそ6枚ですが、円形絞りを採用しています。そのため、絞りを絞り込んでも、ぼけ味が自然で美しいのです。

実は私はこのレンズを2本持っています

実はキヤノン屈指の名レンズ!EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS




今回の記事では、キヤノンのEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISレンズについて書かせて頂きたいと思います。次回の記事では、実際に撮影した写真を掲載させて頂きたいと思います。

さて、カメラ本体との廉価なセット販売によって、残念ながらかなり低く見られる事がある「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」レンズですが、実のところキヤノン屈指の名レンズだったりするのをご存知でしょうか。

重さはわずか200g。単焦点レンズでの撮影の時でも、もしもの場合に備えて躊躇せずにバッグに入れておく事が出来る、極めてコンパクトなズームレンズです。

この軽快な機動力に加えて、描写は全体的に極めて良好
歪曲収差は大きめなものの、広角18mmはキリッとシャープな描写が得られ、まるで18mm F3.5の単焦点のような感覚で使用する事も可能です。

円形絞りを採用しているので、絞りを絞り込んでも、背景のボケ味は素直。とても廉価なズームレンズとは思えないくらい良好なのです。

しかも、このコンパクトボディにして、最新型の手ぶれ補正装置を組み込んでいます。
手ぶれ補正効果は最大で4段分。

さらに、このレンズの真骨頂は、単焦点レンズに匹敵する最短撮影距離25cmの表現力です。キヤノンのズームレンズとしては最強の近接撮影能力を持っているのです。

正直、特に明快な目的もなく高額で巨大なズームレンズを買うくらいならば、ズームは全てこのレンズに任せてしまって、後は単焦点レンズを使うのが良いのではないか・・・なんて思えてしまいます。

このレンズ、ボディが小さいのですけれど、同じく小さいボディのEOS KISS X2と組み合わせると相対的に大きく見えて外観の押しも強く見えます。

EOS KISS X2は、小さい巨人と言える、実に実に素晴らしいカメラですが、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISは、ズームレンズのベストパートナーかも知れません。

さらに、私が購入した時は、MADE IN JAPANでした。
やっぱり何につけ日本製というのは最高のステータスだし、妙に嬉しいものですよね。

シグマ28-200mmレンズで撮ったコスモス




リーズナブル(当時の新品実売価格が1万5000円くらい)で軽量コンパクトな高倍率ズーム、
シグマ28-200mm F3.5-5.6レンズで撮影した、角田市のコスモスです。

このレンズは、球面収差が前面に出てくるので、本当にフワッとした描写です。

でも、これは決して悪い事ではなくて、フィルムカメラのようなノスタルジックな感じがかなり好みです。

デジタル時代のレンズって、ゾリゾリのガチガチにシャープネス高くないとダメみたいに言われますが、それはそれで一見識であるものの、意外とフンワリ系レンズの方が、写真プリントした時に好ましかったりするんですよねぇ・・・。

今回は、レンズをEOS KISS X2に装着し、撮影は全てマニュアルモードでの撮影です。
絞りは全てF/5.6に設定しています。

このレンズの広角端である28mmは、APS-Cカメラにとってはジャストな画角かなと思います。とにかくマッタリとした誇張の無い描写になるので、好ましく思います。今回の撮影でも使っています。

でも、28mmと言っても、キヤノン純正単焦点レンズのEF 28mm F2.8と違って、高倍率ズームの宿命か・・・被写体にあまり近寄れない(最短撮影距離48cm)のが、やや物足りない点かも。

ぼけ味は、なんか予想よりもずっと良いのでビックリしますよね。
絞り羽根が8枚もあるから、ってのも好結果につながっているのかな。

2009年9月25日金曜日

手作りブルーベリーパン

手作りパンに、ブルーベリーを入れてみました。

レーズンよりも柔らかいのか、パンの生地が全体的に黒っぽく色づいて、ブルーベリーはかなり小さくなってしまいます。
でも、ちゃんと風味が付いていて、ブルーベリーパンおいしい!

レーズンより倍くらいお値段が高いんですが、おすすめです。

2009年9月23日水曜日

安くて便利な高倍率レンズ、シグマ28-200mm F3.5-5.6




私が初めて一眼レフカメラを買った時に、親しい人から記念にプレゼントされたズームレンズがあります。
それが、シグマの「28-200mm F3.5-5.6」レンズです。
正式名称は、「シグマ COMPACT HYPERZOOM 28-200mm F3.5-5.6 ASPHERICAL MACRO」という冗談みたいに長いものとなっています。

このレンズ、ふっと気が付くと、私が所有しているレンズの中で、たった一本だけの「フルサイズ対応」標準ズームレンズになっています。他は一切持ってません。

世の中を見ると、今や標準ズームとしては、さまざまな高性能品が出ているし、特にAPS-C専用のものは品種の多さたるやお祭り状態と言える揃いっぷり。でも、思えば、個人的には、EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMとこのレンズの二本あるから、新しいのは必要ないか、って今日まで来ています。

■キヤノンに怒られそうなデザイン■

デザイン的には、シグマが意識してやってるのかどうかは分かりませんが、あたかもキヤノンLレンズに見せかけるかのように入れられた赤リングって、どうなんだろう・・・と、思わなくは無いですが、全体的には、なかなかメカニカルな外装でまとめられているかなぁ。個人的には、結構カッコイイって思っていますね。

フルサイズ対応の高倍率ズームとしては、かなりコンパクトなのも見逃せないポイントか。
将来的に、仮に私がフルサイズのカメラを入手したとしたら、このレンズがいわゆるEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISのフルサイズ版の位置づけになってくれるかも。

■レンズ描写は「ふんわり」系■

レンズ描写的には、高倍率ズームという構造でもあり、かなりソフトな部類ですね。
良く言えば、デジタルでありながらフィルム調のやさしい描写を求める事が出来る・・・という感じでしょうか。
最短撮影距離は45cmなので、広角側はともかくとして、望遠側ではそれなりに被写体を大きく撮影する事も可能ですし、望遠側のぼけ味は、なかなか悪くないのです。

純正キヤノンEFレンズと比べてしまうと、ちょっと色合いに寂しさを感じるのと、やや立体感や艶の面で不足があるかなぁ・・・という気持ちはありますが、高倍率のしかもコンパクトズームレンズですから、どこまで求めるんだって話になっちゃいますね。

■実のところ数多いメリットとデメリット■

EOS 20Dとの組み合わせでは、個体差かも知れませんけれどって前置きした上で、時々、カメラの露出計と実際の露出が大きくズレるバグというか、相性の悪さが悩みのタネ。
このバグ(?)があるので、このレンズ一本だけでは出掛けるのが怖い気持ちがあります。

ピント精度に関しては、残念ながら、個体差かも知れませんが信用度はあんまり高いとは言えません。このあたり、EOS 5D Mark2や、EOS 7DのAFマイクロアジャストメント機能で調整が可能ならば化ける可能性はありますけれど。

ライブビューはバッテリーをみるみる消費しちゃうし、そもそも液晶見ながらの撮影は個人的にあんまり好みじゃないので、使わないで済むならそれが一番なんです・・・。

まぁこのあたりは、言っても詮無き事かな。シグマはシグマで、こいつは何しろ新品で実売1万5000円前後という良心価格(現在はコーティングの変更に伴う値上げにより、実売で4万円近いようです)なのが強い。

それに、高倍率ズームの良いところは、今さら何を当たり前な事を言っているだ?と怒られるでしょうけれど、レンズ交換しないで済む時間が長いゆえに、会社の芋煮会などのイベント撮影を頼まれた時、シャッターチャンスを逃すという致命的ミスが低減出来ること。これって大きいんですよね。
28-200mmくらいあると、画角のバリエーションも相当量つけられるし。

それと、キヤノンのEOSならば、極めて大きなきなメリットの一つ「ピクチャースタイル」という、フィルムを交換するかのように写真の質を変化させられる機能が実装されているため、このレンズの表現的な部分は、場合によってはですけれど、グンと伸ばせると思います。

2009年9月22日火曜日

生まれて初めて真夜中の蔵王のお釜をバルブ撮影してみました


生まれて初めて、真夜中の蔵王のお釜をバルブ撮影してみました。
友達と話が盛り上がって、クルマで真夜中の蔵王に登りました。

お釜の周辺は、もう自分の足元さえも見えない真の闇。想像よりもかなりの恐怖でした。
なにしろ蔵王ですから、そんじょそこらの夜道とは怖さのレベルがどんだけ違うのかってくらい怖い
何が出て来ても、全て納得するしかないくらいに怖い。

さらにカメラ。本当に闇なので、EOS KISS X2のファインダーをのぞいても、黒一色。なーーーーーーーんにも見えない・・・。とりあえずピント合わせどうしよう。フォーカスを、マニュアルでもってカンで合わせるしかない。レンズは、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISなのですが、ここまで暗いとF1.4のレンズでもファインダーは黒一色だったろうなぁと。

本気で光が無いので、シャッター速度30秒くらいじゃ、黒一色で何も写らないです。
しかも相当に寒い!! この寒さじゃ無理も無いのですが友達が早々に撤退してしまったので、一人残されて怖さが十割増し。
でも、とにかく、なんとかかんとか、友達のためにも一枚だけは撮影成功しなきゃ・・・と必死でした。

本当に一枚だけしか撮影出来なかったのですが、結果は、何とか。

焦点距離は18mm。シャッター速度は、私の今までのスローシャッター最長記録。583です。絞りはF/5.6。
肉眼でさえも真っ暗で何も見えない暗闇。でも、何度も来ている場所なので、構図もカンでもって当てる感じです。

しかし、目ですら闇で見えないってぇのに、EOS KISS X2ときたら、こんな小さな体でスゲェ頑張り・・・感動してしまいました。
いくら583秒もシャッターを開けっ放し(バルブ撮影)したとは言え、ここまで写るもんですか。
アレッ。EOS 7Dって、買わなくてもいいんじゃないか?(自問自答)

何しろ黒一色で何も見えない場所をカンで撮影してるので、もうピント精度がどうの、ノイズがどうの、構図がどうの言っている場合じゃない。
写ってくれているだけで、ありがとうって感じです・・・。

真夜中だから何か変わったモノが写るってわけでも無かったのですが、とにかく、真夜中の蔵王のお釜はこうなっていた!! というくらいで観ていただければと思います。怖かった・・・。

2009年9月21日月曜日

手作りの「ずんだ餅」








日曜日に「ずんだ餅」を作ってみました。
餅は、パナソニックのホームベーカリー「SD-BM102」による、もち米からの手作り。

「ずんだ」は、機械ではなくて、私が亡くなった祖母から受け継いだ技(?)、スリコギとすり鉢による手作業です。

■(1)枝豆をゆでて皮むき■

枝豆をゆでて、皮むきします。
枝豆の殻から豆を出すのは当たり前なんですが、取り出した豆に被っている薄い皮も一粒一粒地道にむいて行きます。
PSPで音楽を聴きながら時間を忘れてやってると、やがて目にも鮮やかな黄緑色の豆の山が出来上がります。

■(2)すりつぶし!!■

いよいよ、スリコギとすり鉢で豆をすりつぶします。
でも、いきなりやると、丸い豆がすり鉢の外に飛び出しまくるので、まずはスリコギである程度豆を潰してからです。

小さい頃に祖母に怒られながら鍛えられたスリコギの使い方は、今でも全く忘れてないもんですね。


■(3)砂糖の投入!!■

豆だけでは、ずっと明るい黄緑色のままです。「ずんだ」の深い緑色を出すには砂糖が必要です。
豆の分量にもよりますが、お茶碗一杯分くらいの豆であれば、目分量で大さじ3杯くらいの砂糖かな。
それと、みりんと塩も少々加えてみました。

さらに地道にスリコギですりつぶしていくと、粘りのある「ずんだ」の完成

■(4)めちゃおいしい「ずんだ餅」■

今回作った「ずんだ餅」は、家族に食べてもらいました。
私も食べましたが、我ながら、めちゃおいしい!!

亡くなった祖母の技が時を越えて生きているかのようで、目頭が熱くなってしまいました・・・。

キヤノンの名玉、EF 20mm F2.8 USM(2)






前回の記事に引き続き、個人的にもキヤノンの名玉だと思う超広角レンズ「EF 20mm F2.8 USM」の記事です。

このレンズは、設計が古くて決して完璧な描写ではありませんが、20mmで絞り開放F/2.8、最短撮影距離25cmという、超広角大口径レンズの味わい深い、個人的に素晴らしいと思うレンズです。

今回は、このレンズをEOS KISS X2に装着して撮影した、朝食の写真を掲載させて頂きたいと思います。
撮影は全てマニュアルモード。そして絞りは全て開放F/2.8です。

ちなみに、パンは私の手作りです。バターが高いので、バターの割合を減らしてその分をショートニングで埋めて焼いてみたのですが、どうも「しっとり」感がうまく出ないんですよね。

バターの力って大きいんだなぁ・・・とあらためて思います。

ショートニングはもちろん悪くありませんが、やはりバターを潤沢に使うべきかなぁ・・・。

(追記)EF 20mm F2.8 USMを使っていると、キヤノン純正レンズって、値段は高いし、その割合からすればスペックも地味な事が多いけれど、描写は味があるし、やはり使っていて気持ちが良いなぁ・・・と感心されられることばかり。純正EFレンズが色々と欲しくなってしまいますね。

一番欲しいのは、ずっと夢だったEF 24mm F1.4L USMの初代型です。今や徹底的な改良を加えられた、すさまじい高性能を誇る新型のII型が登場(新品で実売22万円くらい)して、初代型の中古価格がドドンと下落してくれました。
マップカメラで見たら、並品ですけれど8万円台で販売されており、思わず手が震えてしまいました。EOS 7Dボディが発売されなければ、迷わず買っていたかも。
EF 20mm F2.8 USMと同じく設計が古いため、色々と収差が発生するレンズですが、それが個性であり味になっていたりします。24mm F1.4の世界は、キヤノンEFレンズならではの世界でもあり、いつかは使いたいものです・・・。

広角レンズは、フルサイズのカメラで使うのが良いとされていますし、それを否定する気はありません。私もいずれEF 20mm F2.8 USMをフルサイズでも使いたいなぁと思っています。
が、APS-Cで育った私としては、20mmや24mm、28mmが、やたらめったら広角化せずに常用出来るAPS-Cがジャストって感じです。