過去の記事でも書かせて頂きましたが、それはスポット1点AFの存在によるものです。
EOS 7Dは、ファインダーに見え味を阻害しない透過液晶が仕込まれており、測距ポイントの枠が太い液晶表示になります。
スポット1点AFにすると、そのポイント枠表示が小さいものに変わり、精密に「ここにピントを当てろ」と指示出来るようになるわけです。
実機で試した限り、本当にピンポイントでピシピシとピントを当てられるんで、MFの出番が大幅に減るんじゃないかなと思いました。
しかも、カスタムファンクションでしかるべく設定しておけば、マルチコントローラー(小型ジョイスティック)で、測距ポイントを直接19点からグリグリ動かして選択出来るんで、すこぶる快適ですね。
しかし、EOS 7Dって、東京とかじゃもう16万円とかになってるんですよね。
これだけのカメラだと、プレミアム・グレードになるのが普通で、値段だって、安くとも25万円とかがプライス設定の相場じゃないかなと思います。
それが、完全にハイアマチュア機の普及価格で設定されて来たわけですから、そのインパクトには怖いものがあります。
これからの一眼レフの性能基準って、EOS 7Dになると思うのです。
ハードルが上がり過ぎて、ちょっとこれからどうなるのか、って心配になりますね。
ただ、技術の停滞は無いか。
キヤノンだけでも、今後は、EOS 7Dすらも大幅に越えるはずの純粋なプロ機、EOS 1D Mark4(予定)が登場します。
それに、まだ見ぬ最終兵器?EOS 3Dも出るかも知れないし・・・