毎日ちょこちょこ時間を見つけては進めている、ヴィータさん版「ファイナルファンタジーX (FFX) HDリマスター」ですが、段々とヒートアップして来ました。
やっぱり、ヴィータさん、PSVITA大したヤツだ!!
FFX日記とまではいかないのですが、色々感動している勢いで「ここがイイ」って記事を書かせて頂きたいと思います。
■小さな驚きのある世界
でかい船の動力源が、なんと鳥のチョコボだった!! しかもこれが普通で、驚く主人公が逆に笑われているという世界。
古くはスター・ウォーズとかもそうですが、名作と呼ばれる作品は、単に話が面白いたけでなく、こういう小さな驚きを具体的に描いて見せてくれるというのが重要だった気がする。
■シンの絶対的な強さの描写が見事!!
このファイナルファンタジーXは、主人公たちが倒そうとしている敵「シン」の強さがちょっとやそっとのシロモンじゃなく、しかも、ただメッセージとして"強いんだ"って言われるだけではなくて、ヴィータさんの処理能力を存分に使って、具体的にハッキリと、強さや怖さを見せられるのが圧巻。
主人公達が乗る船ですが、かなり大きなステージなんです。
その大きさを描写した後に、その船を服についた小さなチリくらい軽く引きずり回すシン(身体のほんの一部だけ)登場!!
毎度ですが、シンは勝手に絡んでくる(!!)主人公たちなんか、弱すぎていちいち相手しないです。
なんかシンに近寄ると、まるで人間の髪の毛からフケが出るようにシンの体から細胞のカスみたいなのが落ちてくるんですが、それと戦うので精一杯という世界!!
主人公が戦っているさなか、シンは主人公たちを気にする事なく、気ままに海を泳いでいるという、この無視されっぷりがたまりません!!
それにつけてもヴィータのグラフィックス処理能力スゲェ~!!
巨大な船が、シンにひきずられるさまを、滑らかに克明に描画出来るモバイルゲーム機とかって、マジあるんだなぁ・・・。
しかもこれでフルパワーを活かす設計ではないとかって、どうなっとんじゃー。
たまにゲームにグラフィックは需要ではないという話を聞くけれど、まぁ確かにそういう時もあるんだろうけれど、少なくともこの作品においてはヴィータのハイパワーな処理能力は必要だったと思います。
迫り来るシンの、本当に呼吸が荒くなるくらいの怖さ。
ちょっと本来の意味で「ヤバイ」と言えます。
遺跡とかも雰囲気タップリ
ゲームの定番ステージと言えば「遺跡」ですが、ヴィータの場合は、空間の広さとか厳粛感みたいなものまで描画してくれます。
キャラクターが沢山出てきてもビクともしないのが、やはり頼もしいですねー。
炎の描写とかも、完璧ではないにしても、手のひらモバイル機でここまでやるかってくらいのものはありますね!!
■人物の描写も美しい!!
最初からヴィータのフルパワー設計ではないものの、キャラクターの描画にもかなり気合が入っています。
これは、ルールー。
物理攻撃が効ききにくい敵を強力な黒魔法であっさりぶっとばしてくれる、非常に頼れるキャラクターですが、ここまで丁寧な描画で滑らかに動くのは感心させられます。
むぅ。これが今のモバイル機か・・・やっぱ、すげ・・・
滑らかな顔立ちとかをキッチリ細かく描画してルールー。
■圧巻の異界送り
ゲームの中で、これほどまでに神秘的なシーンを見た事はなかったかも知れない!!
心から引き込まれるのが異界送りのシーン。
PS2版発売当時、個人的にはそれまで多少なりとも甘くみていたFFXが、一転して最高傑作になって行くきっかけのシーンでした。
シンの圧倒的かつ極悪な来襲シーンと、神秘的な異界送りを見た後では、ユウナのように「私、シンを倒します。必ず倒します」って気持ちになれます。
やはりゲームっていいなぁ・・・。