2016年を振り返ると、携帯型プレイステーションである「ヴィータ(PS Vita)」が、個人的にすべてのゲームの歴史を塗り替えてしまった年でした。
元々からしてヴィータのファンな私ですが、2016年はもう、ヴィータじゃないとゲームしたくない!!くらいにレベルアップしてしまったですね。
作ったソニーはもう明らかにやる気が無いわけですが、ソニーがどうかなんてもう関係なくなっちゃいました。
2016年は、長年、個人的に史上ナンバーワンゲームは「ICO」で不動だったんですが、まさかの王座交代がありました。
プレイ時間は(放置込み)で4168時間!!の「シェルノサージュオフライン」というゲームです。
ICOに失礼のないよう、4000時間オーバーまで行ってもまだ揺らぐことがなければナンバーワンにしようと思ったら、ついに来てしまいました。
誤解しないで欲しいのは、このゲームのメインキャラクター「イオン」さんを贔屓して最高評価をしている・・・そんなものではないです。
むしろ、このイオンさんは、プレイヤーに媚びない恐るべき度胸で作られたキャラクター。
今の画一的な流れになった時代に、逆に鋭く挑戦して来る存在と言えます。
シェルノサージュオフラインは、これは実際にずっとプレイしないと、何が良いと言われても分からないゲームかなと思います。
ある要素だけなら、単独で上回るゲームは数多い・・・でも、全てが集まった時に全てを超える・・・日本が最も苦手とする「謎パワー」の結晶体です。
ただ一言だけ、このゲームは、生きたゲーム界の伝説になったと言い切れます。
専用でずっと起動しておくためのヴィータを与え、プレイ時間4000時間オーバー。
ここまでやって、逆にこの「伝説」以外の称号はあり得ないかも知れない。
実は、このシェルノサージュオフラインがベースとなったRPGが発売されています!!
その名は「アルノサージュPlus」
私も既に購入済で、いつでも起動できる状態にあるのですが・・・。
あまりにも楽しみ過ぎて、度が過ぎるあまり、怖くて起動できずにいるゲームです。
どれくらい楽しみかというと、あのファイナルファンタジー15も、あの国民的ゲームドラゴンクエスト11も、全く何の興味も湧かないレベル。
こんなに楽しみに感じたRPGは生まれて初めてで、ここまでのゲームは個人的には二度と無いでしょうね。
さっさとプレイしろよ・・・としか言いようがないでしょうが、この楽しみが過ぎて怖くて起動出来ない、異様なまでの体験はそんな簡単に済まないです。
それと、RPGでは、個人的に長年トップワンだった「ファイナルファンタジー10」がついに王座を明け渡しました。
アーシャのアトリエPlusと、シャリーのアトリエPlusの二本です。
世界観、キャラクター、音楽、ゲームの面白さ、全ての要素において何の引っ掛かりもないというミラクル。
もちろんFF10も最高のRPGの一本に変わりはないですが、良いもののさらに良いものが出て来たというのは嬉しい。
それと、アクションRPGでは、今はまだプレイ中ですが、ドラゴンクエストヒーローズを超えてナンバーワンになる可能性があるのが「イース8」。
このゲームは半端じゃない。
ちなみに、セーブデータが途中で破損してしまって、オンラインにバックアップしていた4ヶ月前のデータにロールバックしてやり直したのですが、あまりの面白さに全くやめようとかいう気がおきず、年末年始、いろいろやりながらも4ヶ月分をリカバリーしました。
それくらい面白い。
ロードが発生する位置を可視化する、ロード中はプレイのヒントを表示する、キャラクターの操作は、まるでプロ用の一眼レフカメラみたいに快適至極。
プレイヤーに対する配慮も親切丁寧で、ゲームを作る人すべてがイース8を手本にして欲しいくらいの傑作。
まだ途中なのですが、クリアした時にまた大きなうねりが来そうです。
それと、ドラゴンクエストの歴史を一から作り直したと言える「ドラゴンクエストビルダーズ」や、「オーディンスフィア/レイヴスラシル」など、一本で他のゲームが束になってもかなわない超絶キラークラスが、プレイ中断中になってます。
ヴィータはそこまでのとんでもないソフトラインナップになってるわけです。
私はテレビゲーム黎明期からずっとゲームしてますが、その歴史を全部無しにして、1からヴィータでスタートしても良いと思えています。
そんくらいこのゲーム機大好きです!!
それと、私が色々あって、カメラや写真への気持ちが薄まってしまった時期に、一気に回復に導いてくれた「フォトカノKiss」という特別の中の特別のゲームがあるのですが、それの後継作品「レコラヴ」も出て来てくれました。
まだプレイが途中なので、最終的にどうかは言えないのですが、これも大変な良作です。
私は写真やカメラを続けていますが、最も大きな影響を与えてくれたのは、有名カメラマンさんとか、何かの作品ではなく、角川ゲームス「フォトカノKiss」と胸を張って言えます。
真摯な姿勢で作られ取捨選択のセンスに煌きを感じた最高の作品。
その後継作品まであるヴィータ・・・。
どれだけこのゲーム機に助けられたことか。
ゲームを作ってくれている全ての人たちに感謝したい。
それと、ソニーはもう携帯用プレイステーションの後継機を作らないかも知れないけど、もしヴィータ(携帯用プレイステーション)が終わる事があれば、私もついに長年やっていたゲームをやめたいと思います。
最高に好きなゲーム機で最後を飾れる・・・これはとても幸せな事であろうと思います。