ついに、体験版をやって惚れたニーアオートマタを購入させて頂きました。
久しぶりのブルーレイディスク版という事もあるし、パッケージイラストがとても素晴らしいので、なんかコレクションアイテムとしても光っている感じ。
最近はホントDL版ばっかりだったんで、ディスク見ると新鮮な気持ちで、気力も向上するですね。
新型PS4にスロットINすると、なんとインストール時間なしで、即ゲームが開始できます。
ただ、しばらくはグオオオーンと大きな読み込み音が響きますが、新型PS4は全体的に音がカッコ良いのでむしろ歓迎。
やがて静かになりますけれど。
いよいよヴィータでプレイ開始!!
ヴィータの有機ELに映し出されるPS4の圧倒的パワーによるゲーム画面!!
ところで、この広い世界でも、徹頭徹尾、ヴィータだけでプレイしているユーザーさんって、私以外にどれだけいらっしゃるんだろう。
実は沢山いらっしゃると嬉しいんだけど・・・まぁ、開発者さんにとってもこの展開は「ねぇだろ」って感じなのかな。
ニーアオートマタは、世界観も素晴らしいです。
遠い未来、人類は、既に「機械生命体」との戦いに敗北しており月に逃亡。
地球には人類が存在しないのですが、機械生命体は、人類を迫害する手を全くゆるめておらず、どんどん殺人兵器を生産しまくり。
これはイカンわ!!と、その兵器の生産を妨害するために決死の覚悟で送り込まれたのが主人公「トゥービー(2B)」たち戦闘用アンドロイド。
強力な武装の戦闘機で地球に降下するものの、すっかりバレバレ。
本当は強いであろう戦闘アンドロイドたちが、戦闘機に乗ったまま、対空砲火でまるでシャボン玉みたいにポンポン撃墜されて死んでゆく苛烈なオープニングです。
オープニングストーリーは、体験版の内容そのままになってますが、地球降下作戦のところは体験版では描写されていないのですよね。
製品版では、そこが描かれているため、トゥービーが半死半生でたった一人地球にたどり着いたこの瞬間には、もうすっかり感情移入できてしまってます。
たった一人で進もうとするトゥービーですが、サポートとして、命がけでナインエス(9S)という情報収集タイプのアンドロイドがついてくれます。
体験版では、初見ではあまりに爽やかな青年過ぎて「あやしい!」と思ったナインエスですが、本当に命がけでトゥービーをサポートしてくれるのがもう分かっているので、この時点でちょっと涙が出そう。
そのトゥービーですが、体験版と同じく、彼女を殺そうと徹底的な攻撃が加えられます。
使い捨ての扱いで送り込まれているトゥービーには、ナインエスとの短い邂逅以外には希望はなく、胸がつぶれそうになるくらい可哀そう。
プレイステーションには数多くの良質な作品がありますが、自分が操作する主人公に対して、ここまで心配で、かわいそうで、応援しながらプレイする・・・ってキャラはなかったように思います。
オープニングストーリーは、体験版そのままですが、生きる道もなく、戻る道もなく、全てを捨てて強大な敵に立ち向かうトゥービー・・・とにかく何もかもが美しいのです。
これだけでストーリーが完結しても良いくらい。
拍手喝さいです。
ちなみにヴィータでプレイする時は、絶対にキーコンフィグでキー割り当てを変更した方が良いです。
よく使う、回避とダッシュですが、これは初期状態だと背面タッチパネルに割り当てされています。
練習すれば何とかならなくも無いですが、根本的な問題として、操作可能であったとしても全然楽しくも気持ち良くもないので、ハードウェアのL1キーに割り当てしました。
これで、まるでイース8みたいに、トゥービーを自由自在に気持ち良くコントロールできるようになりました!!
キーコンフィグは、ヴィータでプレイする時の生命線ですね。
その代わり、物を拾うとかのアクションは背面タッチに移しましたけど、そこはしゃあない。
トゥービーの決死の戦いと、ナインエスとの短い邂逅、そして最期。
圧巻のストーリーに、心の中でスタンディングオベーションです。
そしてここから、ニーアオートマタの製品版の物語が幕を開けます。
あの壮絶な展開からどうやって話が続くのか?! それはもう納得の理由があるんで、そこはまぁお楽しみに!!
モノトーンで描かれる、地球上空に設置された「バンカー」
ニーアオートマタは、音楽が極めて素晴らしく、ヒーリング効果さえもありそう。
心を癒す音楽の中、妙に清潔感があって、平和なバンカー。
そこが逆に不吉な空気を感じさせるわけですが、あのオープニングストーリーの展開からここに持ってくるとは・・・。
全体的に、作者は、全体を見渡して全てをコントロールしている感じ。
トゥービーが所属するのは「ヨルハ」という戦闘部隊。
ヨルハの司令官から、地球の調査を命じられてしまうトゥービー。
あんだけの目にあわせておいて、また行けってか。
このあたり、戦闘用アンドロイドの悲哀がにじみます。
廃墟となった地球に降り立つトゥービーと、正式にサポートとなったナインエス。
ゲーム画面なのに、あらゆるシーンがまるでイメージボードみたいに美しく絵になります。
地上はオープンワールドになっており、ゲームそっちのけで観光旅行(?)も可能。
ザ・ラスト・オブ・アスか、ICOかという勢いにびっくりしてしまった。
あの苛烈極まりないオープニングストーリーから一転して、心地よい音楽と共に、地球の美しい風景(廃墟だけど)をまったり見物できる展開へ。
でも、ところどころ不吉な兆候もあって、先がワクワクです。
いつでもどこでも、ヴィータでプレイできるので、嬉しくてヴィータをさらに磨きまくってます。
スーパーロボット大戦V、イース8(難易度ナイトメアで3周目)とも一緒にプレイしてるんですが、本当に今が個人的にゲーム黄金時代ですね。
(追記)
ニーアオートマタですが、ヴィータからのリモートプレイで全てやり切りました。
プラチナトロフィーも獲得してます。
逆に、PS4直接の方が難しくなってしまった!!