2019年2月1日金曜日

PS5は、初期PS3かMSXのようなホビーマシンとして立って欲しい

いよいよソニーの最新世代ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」の発表が近いとされています。

ただ、PS4が個人的に大きく期待外れのゲーム機になってしまったので、果たしてどうなるのか不安。

今のところ、購入するつもりは無いのですが、こうだったらいいなという話を書かせて頂きたいと思います。


■大きく期待外れのPS4

いきなり刺激的な見出しですが、正直、PS4がここまで(個人的に)期待外れで終わるとは思っていませんでした。

ヴィータとペアで初めて次世代ゲーム機として見えていただけで、そのヴィータをソニーが露骨に切った途端に魅力はなくなりました。

まず、PS4は決して、クリエイティブな側面を持った、かつての初期PS3、X68000やMSXのような「ホビーマシン」ではなく、ひたすらゲームを再生する事に特化した、ソニーのためだけのゲーム家電になってしまいました。

かつて、ソニーはKUTARAGI元社長さんの元でゲーム機を再定義しようと劇進していた時期があったため、その落差が寂しいものです。


■PS5はホビーマシンを目指して欲しい

PS5は、AMDが発表予定の超高性能APU「第三世代RYZEN (Zen2)」を搭載する事が確実視されています。

インテルのCoreシリーズを遥かに超えるとさえ言われる大物ですが、値段はかなり高くなりそうです。

さらに、PS4は、強化タイプの「PS4 Pro」を挟んでいるため、PS4 Proと比較すると、今までのような飛躍的な性能アップは難しい可能性も取沙汰されています。

PS4 Proのような、ただのスペック数字を高めただけのゲーム再生機だと、値段が相対的に安くなる(安くせざるを得ない)PS4 Proで十分、という流れが出てくるかも知れません。

ここは、そうではなく、初期PS3、X68000、MSXのようなホビーマシン路線に戻して欲しい。

そうなると、性能が飛躍的に向上できなくとも、出来る事が明快に多くなるために、買う理由も大きく広がります。

2020年からは、学校でも本格的なプログラミング教育がスタートします。

もしホビーマシン路線に戻るなら、子供が親にPS5を買ってもらう理由として、勉強やプログラミングに使える!というのは果てしもなく大きい。

今のPS4は、遊ぶしか出来ないため、子供が親にねだるには相当ハードルの高い存在になっているんじゃないかな。

いつの時代も、「ゲームしたいから高いマシン買って」なんて無理筋です。

昔の話から行くと、ゲームウォッチは「時計になる!これがあれば高い時計いらないからお得!」というプレゼンで親の稟議承認をもらう感じだったろうし、ファミコンは? そう、ファミリーベーシックでプログラム出来るから!ただ遊ぶやつじゃないから! その次のPCエンジンは?PCと連携出来るから(という宣伝していた・・・)だし、MSXなんかもろにクリエイティブで夢が広がったものです。

自分で買うのだって、ただ遊んでそれで終わりというのはなかなか敷居が高い時代。

遊ぶだけのやつは、正直、もう無理がある気がするのです。

PS5は、こういうように買う理由を広げて欲しい。

あと、値段は上げては絶対にだめ。

最先端のコンピューターとしても使えるなら納得するけど、そうでないならいけない。


■ホビーマシンになれないならZen2は逆に辛い

もしPS5がホビーマシンになれないなら、第三世代RYZEN(Zen2)の搭載なんかは、逆につらい。

あれほどの(まだ発売されてないけど評判が過去最高レベルに凄い)APUを搭載していながら、ユーザーは何も操作できず、開発者だけがそのパワーを喜ぶしかないなんて!

逆に精神的には大きな打撃です。

ハードを叩かせろとはもちろん言わないです。

簡略化されたScratchのようなプログラミング環境で良いので、最初から、なんとなーくでいいから!! RYZENをユーザーが色々と操作している気になれる何かが欲しい。

ユーザーはただ見ているだけ、開発者はRYZEN楽しむでは、あんまりや!!