↑体が押されるくらいの横風と雨なのですが、アイ4WDの運転感覚は平常時と大きく変わらず全く不安がありませんでした。
いやもうびっくり。
どのくらいの風かというと、発進して、まだ低速の20km/hや30km/h走行時点でも、強風によって(ガラコでコーティングしている)フロントガラスの雨粒が一瞬にしてプワッと消し飛んでしまうくらいの状況。
アイはまったくビクともしません・・・!!
アイ4WDの安心感がスゲー
↑フロントガラスの雨粒が一瞬にして消え去るほどの風!!このくらいの風ともなると、13万キロ乗った経験のMRのアイを思うと、MRでは結構ステアリングがとられそうになっていましたね。
しかし、アイ4WDはホントに驚くほど何ともありません。
えーっっ、こんな安定してんの!?まじで・・・!?
4WDの安心感で精神的にもラクラクなんですが、フロントエンジン車には及ばないまでも、ドンと安定した走りに思わず瞠目してしまいます。
4WDシステムが発動する、発動しないの前に、地面ギリギリ低い位置に設置されたフロントデフやプロペラシャフトがアイの重心をぐっと下げ、安定性を格段に高めているというのもかなり効果大なのだと思われます。
言ってしまえば、最高速では、軽くてメカの抵抗も少ないMRの方の勝ちだし、運転の楽しさも挙動が尖鋭なMRの方が勝ると思いますが、こうして重心がぐっと低くて安定しているのを体感すると、アイ本来の設計は、この4WDなんだろうなぁと思わされますね。
今まで何千キロか運転してて思うのが、平和なドライ路面の状態では、アイ4WDボディはオーバースペック気味かも知れないですね。
もともと三菱が目指していた「全車アイベースの展開」が実現できていたら、どこかの段階で100馬力程度の1000ccエンジン搭載機が出てきて、そのパワーぶちかましを受け止めるので、ちょうど釣り合うくらいだったかも知れないです。
魅力あるミッドシップ4WDの挙動!!
↑アイ4WDは、悪天候、悪条件の中でその頭角を現します。ミッドシップの走りの楽しさを最大限に生かすため、アイの4WDは、何もなければ、ピュアな後輪駆動すなわちミッドシップエンジン・リアドライブ=MRで運用されます。
そして、必要に応じて前輪に駆動力を配分するというシステム。
常時4WDより悪路走破性は弱く、生活4WDなどと言われる方式ですが、MRによる走りの楽しさが魅力のアイの、そのMRの部分を失わないベスト・オブ・ベスト方式だと断言します。
そして、MRのアイであれば、このまま後ろからクルマを押して押して押して、そのまんま押しっぱなし。
アイの4WDは、MRの楽しさを享受しておいて、フロントが怪しくなると、まさに都合の良い所で前輪に駆動力が配分されて、フロントが踏ん張ったり前に引っ張ってくれて4WDの安心感も享受できるマジ都合の良いクルマ状態になれます!!
駆動力は後輪が強いまま、フロントも引っ張ってくれるこの感覚は、4WDでも2WDもない、アイ独特のフィーリングという感じですね。
インジケーター等で、4WDがどれくらい作動したか?表示するような仕組みがあれば面白かったかも知れないですね。
アイは普段はおしとやかな大和撫子ですが、乗れば乗るほどさらに惚れ直しますね。