2022年8月16日火曜日

(カメラ) EOS R10にいよいよEF 70-200mm F4L USMレンズを装着して朝の街歩き撮影

今年のお盆は、コロナ禍への対策として、友達に会うのも旅行に行くのも全キャンセルしましたが、その代わり、毎朝EOS R10を持って撮影に歩き回り、毎朝10キロメートルから20キロメートルを歩きまくる事になりました。

今回は、いよいよ白レンズ!!EOS R10にEF 70-200mm F4L USMレンズを装着してみました。


フィルム時代の名レンズだが、一眼レフよりミラーレスの方がより良い!!

このEF 70-200mm F4L USMは、フィルム時代の名レンズと呼ばれていますが、もともと、開放F/4は、高ISO感度を稼げないフィルム時代には不遇であり、常に「手ぶれ補正装置を付けろ」の大合唱だった事を覚えています。

高ISO感度が稼げるデジタル一眼レフで真価が発揮されたレンズなのですが、歴史はさらに今回爆発的に進んで、一眼レフよりも、最新のノンレフレックス型(ミラーレス)でこそ、このレンズの真価が発揮される!!と言えます!!


↑思えば、あまりの美しさ、そもそもプロ御用達であり、本来なら雲の上の存在である白Lレンズとしては、破格の良心価格と軽さを備えており、少なくとも私としては「これしか無い1本」となっていました。

圧倒的な美しさ、どれだけズームしても一切の全長変化の無い使いやすさ、手ぶれ補正は無いけれど、その代わりとして、余計な補正部分が存在しないために光が素直に入ってくる、そして今や高コストで採用例が減ってしまっている最高硝材「蛍石」が使われているゴージャスさ...なんという事でしょう!!


↑結論を言うと、EF 70-200mm F4L USMレンズは、一眼レフカメラよりも、最新のミラーレス、このEOS R10で今までスポイルされていた実力が完全に開放され、本当の姿になったと言って良いほどの勢いです。

一眼レフで残存していた微細なピンズレも、像面AFであるEOS R10であれば、全く問題ないです。

単焦点レンズに匹敵すると言われた高度な描写力が遺憾なく発揮されています。


ぶっとびの高画質!!

EOS R10は、EF 70-200mm F4L USMの画質を活かし切っていて、ぶっとびの高画質と言う感じです。


↑朝の町歩き撮影で、EOS R10とEF 70-200mm F4L USMレンズの実力を確認しましたが、本当に驚くしかない描写力です。

もちろん、RFレンズの方がより先進的な設計なのですが、EF 70-200mm F4L USMは、不満があるどころか「こんな高画質、高性能だったのか!!」と唖然とするほど高い実力を示してくれています。

AFの音は盛大だし、長いレンズであるため、マウント側に装備されている「コントロールリング」の操作には、若干の慣れが必要でしたが、そういうトピックスがあるよ、というだけです。

問題は何もなく、あまりの高画質と高性能っぷりに、まるで最新鋭のスーパーレンズを今日買ってきたと思えてしまうほど。


EOS R10が完全にプロ機の超性能

持ち歩くたびに思うのですが、とにかくEOS R10の性能が想像を絶する立派なものです。

耐久力とか、そういう点は弱いものの、性能においては完全にプロ機だと言い切れます。

↑EOS R10ですが、実際に使ってみると、あのEOS 7D Mark IIに匹敵する電撃的な反応速度を備えているのが分かります。

水の中で翼をバサバサさせる水鳥ですが、連写ではなくて1枚づつの撮影なのですが、撮影者が「ここだ!」というタイミングに対して、寸分のズレもなくジャストでシーンを捉えてくれます。

従来のノンレフレックス型(ミラーレス)だと、そういう論議する以前に、一眼レフに対して反応がダルだったため、そういう話は出来ないな、と切ってしまう感じでした。

しかし、EOS R10は、もう完全に一眼レフと同等として扱えて、その先の話がバンバン出来るんです!!

体の小さなカメラだから、メディアや業界は、いかにも初心者向けカメラとしてEOS R10をなめて来る事でしょうが、実際にEOS 7D Mark IIと比較する価値のあるカメラになってて、あまりのカメラ大事件の前に武者震いが凄い。


凄まじい秒15コマの爆裂連写と、化け物じみたスーパーAF

いつもは連写しない、連写しない、と言ってますが、それは1枚撮影でもEOS R10は卓越した性能を発揮するので、シャッター機構に負荷をかけなくて済むから安心!!という事で、決して連写を否定しているわけではありません。

今回、いよいよ1秒間15コマの爆裂連写をやってみました!!

カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカという凄まじい連写音と、適度なフィードバックがカメラボディに響き渡り、「おおおおおーーーーー」という見事さでした。


↑単純にメカシャッターを1秒間に15コマも開閉するだけでも大したものですが、それだけなら「速いねぇ」で終わりだと思います。

EOS R10の真価は、化け物じみたスーパーAFです。

EOS R10を「プロ機」だ「プロ機」だと私が絶賛する魅力は、性能の高さだけではなく、その性能を撮影者が素早く使いこなせるための使いやすさの磨き上げにこそあります。

風景用の1枚撮影から、ボタン一つで瞬時に動体撮影に切り替わり、しかも、撮影者が神経質に追尾するのではなく、まるでカメラが自律的、生きているように被写体を追尾してくれます!!

写真ではわからないと思いますが、EOS R10が、自動的に水鳥の瞳にピンポイントにAFを当てて、瞳が追尾できないと判断すると、自動的に水鳥の体を認識してAFフレームの形をフワッと変えて、徹底的に追尾してくれます。

映画「ターミネーター」のAIが、もうカメラに入っている、そんなSFの世界がすぐに体験出来てビビるどころじゃないです。


↑EOS R10のAFは、「EOS iTR AF X」システムという先進のシステムなのですが、くどいですが、化け物じみたスーパーAFで、喜びよりも、熟練のプロカメラマンをやすやすと超えてしまうような能力があるため、怖いというか、圧倒されて「あ、あ、あ...」となります。

センサーの読み出し速度や、バッテリーの都合から、(おそらく)映像エンジンDiGiC-Xプロセッサの処理速度がデチューンされていると思うのですが、その状態で、私は常に圧倒されています。

こんなカメラが誕生していたのかと思うと、厳粛な気持ちになりますね。

しかも、100万円もするようなプロ用カメラではなく、高性能を高らかに宣伝するフラッグシップでもない、普及用のカメラに、ここまでの能力が与えられた...これはまさに歴史の転換点だと思います。

ただ、EOS R10によって、カメラの常識がまるで変わってしまったので、今後のカメラがどうなるのか??行く末を見守りたい衝動にかられます!!!!