ソニーの1インチCMOS搭載高性能フルHDハンディカム「CX900」を見てきましたが、まさに衝撃の連続でした。
CX900は、プロが仕事に使うほど細かい設定は出来ないものの、従来ならば40万円クラスのプロシューマ機でも買わないと得られなかった基本的な快適操作が、ちゃんと出来るようにあつらえられています。
まさに「これが欲しかったんだよ!!」というカメラに仕上げられていて、使っていてダンダンダンと胸が高鳴って来るレベル。
今までは、ここまでのハイレベルなカメラを使った後は必ず「はぁー・・・でも高すぎて買えんわ」という悲しみモードで撃墜されるパターンでしたが、HDVテープ時代のハンディカムよりちょっと安いくらいにおさまってくれてます。
いまだかつてない体験だわ!!
もうですね、ファインダーが素晴らしい。
というか、スマホやタブレットカメラが次々と高性能化して来て、そんな中であえてビデオカメラを買うって言ったらやっぱりファインダーの魅力もデカいと思う。
しかも、有機ELファインダーですよ!もう言うことなしです。
1インチの巨大センサー搭載ではあるものの、29mmの広角をキープし、最広角においては手ぶれ補正も結構効いている印象。
空間光学手ぶれ補正程の威力は無いものの、まぁ、しゃあない。
ただ、このカメラを見ると、ビデオカメラ業界どんだけ回り道したんだよという何とも言えない手遅れ感みたいなものも感じてしまうのも事実。
待ち焦がれ、理想としていた「パナソニックNV-DJ100路線」がようやく復活してみれば、時代はもう変わっていたみたいな手遅れ感。
いや、本当の意味での手遅れではないんですが、なんか軽くそんな印象があるんですよね。
ただ、どうあれこのカメラを作り出せたソニーには、今こそこの言葉を謹んで贈らせて頂きたい。
「ソニーよ、お前こそがカメラのナンバーワンだ!!」