なんと、愛車のアイちゃんですが、山の上にある駐車場に停めていたら大雪でドアまで埋まってしまいました。
(職場の敷地が広大で、研究所そばの駐車場が山の上まで使っているため)
山の上から下まで、数百メートルもあるわけなのですが、山の上の駐車場はこんな大雪の日には誰も使わず、私だけだったんですね。
だから、除雪もされてなくて、アイちゃんのいる場所から、その数百メートルの道が大量の雪で埋まっていたのです。
雪が強まったあたりで、アイちゃんを移動させとけば良かったんですが、仕事のプログラム開発がややピンチで、途中では行けなかった。
仕事何とか終わって、アイちゃんの所に行けたのが真夜中。
アイちゃん雪で埋まってて、一応、エンジンかけて、トランスミッションを2速に入れて、慎重に発進してみたものの・・・。
雪の圧倒的な体積に押し戻されて、全然進めない。
雪を掘っれば、少しは出るものの、出口まで数百メートルその雪に埋まってるから、絶望しかない。
警備員さんに言って、もう、職場に泊めてもらうしかない!!
そう思って相談に行くと、除雪の見込みは当分ないから、泊まっても朝に帰れるわけでもないのが判明。
警備員さんとも話あって、除雪用のすごいスコップを貸すから、自力で掘って脱出してみ!!となりました。
ここからは、まさに死闘。
肺炎になるんじゃねーかってくらいの中、100m近く(体感)雪をかき、アイちゃんを少しづつ前に進めました。
もう、雪いらない。
しかし、東北の、おいしくて豊かな水は、この大量の雪によるところも多いし・・・ってそんな悠長な。
アイちゃん、すごいです。
経路がヘアピンカーブの場所では、もう、アクセルターンかましまくり状態。
「おお!? ミッドシップエンジン・リアドライブってのは、そうそう、こうだよなぁ・・・。いやいやいや、今はそんな場合じゃないし」
100mくらい進んだ地点では、もう全身バキバキのぐろぐろで、体調もそろそろやばい。
もうだめじゃあ・・・警備員さんに言って職場に泊めてもらうしか・・・と思って、一応、スコップを近くの雪に刺して、ちょっと最後の確認のつもりでアイちゃんを発進させてみたのです。
ところが、さぁ、来た!!
だめじゃあ、という気持ちが伝わったのか、それとも下り坂のおかげか、アイちゃん突如としてパジェロミニみたいに、ラッセル車みたい、ボボボボボと雪をかきわけで前に突き進みだしました。
「えーーーー!! 行けるのーーーー!!」
そのまま、ギリギリの走りで除雪された道路まで一気に脱出!!
うぉぉ、アイちゃんすげーーーーーーー。
しかし、スコップ山の上に刺したまんまやんけ。
雪の中、スコップを歩いて取りに戻る私。
体力消耗大。
警備員さんに何回もお礼を言って、いよいよ帰宅。
帰りの雪道も怖かったけど、アイちゃんは、スリリングではあるけど挙動が自然で運転楽しいってのが、これまたコメントに困るくらいやっかい。
それに、雪道より何より、膨大な体積に阻まれて先に進めない恐怖に比べたら全然まし。
半分埋まるって恐怖を、アイちゃんにさせてしまった・・・すまぬ。
で、職場に泊まる覚悟から一転、なんとか家にたどり着いたけど、車庫が埋まっててアイちゃん家に入れないっす。
さらに一時間以上の雪かきして、全身もうバキバキです。
雪の本番は2月なのに、1月にこれか・・・。
雪もういらないです。
しかし本当に無くなると、色々困るんだろうし、どう折り合いつけましょうね・・・