2016年5月1日日曜日

どんどん活躍度が上がるPowerShot SX710HS

EOS KISS X7やPowerShot G5Xなど、良いカメラがどんどん出て嬉しさいっぱいですが、もしもカメラMVPを決めるとなると、もしかするとそれらを差し置いてこれかも知れない。

それがポケットカメラのPowerShot SX710 HSです!!

このカメラがスゲェナァと思うのは、長く笑顔で使えている点。

普通、こういうポケット、スマホとかのモバイル内蔵カメラとかって、最初は小さくて便利で良いように思うけど、画質や使い勝手が気に食わず、いつの間にか使わなくなってしまった・・・というのが個人的には王道パターンでした・・・が、このカメラは使うほどに良さが分かり、使用率では断トツにナンバーワンを驀進してます。


やっぱり、スマホと同じくらいの感覚で持ち歩ける小ささというのはありますが、その上で、画質、とにかく色に納得感があってどんどん使いたくなるし、驚異の光学30倍ズームは、「単にズーム倍率が極端なキワモノ」なんかでは決してなく、自由自在に画角を操れる魔術師のようなカメラとして大活躍。

あと何といっても、Made in Japanなのに実売価格がとても安い!!


PowerShot SX710 HSは、キヤノンの誇る映像エンジンDiGiC-6と、レンズが本当にすごい。

たとえば、この美しいピンクのハナミズキですが、すんげぇ遠い場所に咲いてて本来なら花だけを撮影するなんて無理。

でも、まるで目の前に咲いているかのように引き寄せて撮れるだけでなく、ピンクと緑のみずみずしさを現場の感動そのままに再現してくれる。

モバイルカメラは、解像度うんぬんの以前に、色が致命的に気に食わないというのがいつものパターンでしたが、このカメラはその欠点がない。

それどころか、へたすると、色においては、EOS KISS X7よりも良い場面もあって、思わず立ちすくんでしまう事まであります。


仙台市地下鉄東西線を、外から、車窓から撮影してみました。

1/2.3インチセンサーなので、暗い場所には弱いのですが、それでもこれだけ撮れれば十分かなぁと。

だいたい、今の時代の要求が厳しすぎるんじゃないかなと。


仙台の三神峯という所で、珍しい緑の桜を撮影してみましたが、ホント色が素晴らしい。

まさにこんな感じという現場で味わった「緑」をそのまま再現してくれる。

ポケットからささっと取り出してパっと撮るポケカメなのに、ここまでやれるんだなぁと。

ちなみに、フルオートではなくて、日本語で画質を指示できる「ライブモード」を使っています。

ライブモードはもうこのカメラを語る上で外せない極上のモードです。


うおおおー柴っ子ちゃんがいました。

動く所は、スポーツモードで、動きの緩やかな所はライブモードで。

こういう時は、光学30倍ズームレンズの威力がしこたま発揮されますね。

万人におすすめ出来るカメラって難しいんですが、PowerShot SX710 HSは、ホントおすすめ。

安くて良いカメラというのは、このカメラのためにあるような言葉。

ただ、注意点が二つあるんです。

一つ目は、自慢の超高倍率レンズですが、異物を巻き込んでしまうとレンズエラーになって撮れなくなってしまう事。

異物や雨水とか、弱い。

こんだけ薄いボディに、光学30倍ズーム搭載というのは、構造上も余裕が無いのですね。

それと、画質ですが、よくある「等倍鑑賞」はいけません。

このカメラは、1画素あたりの画質は悪く、それを2000万画素という数量でもって補う設計になっています。

1画素の画質を上げれば、昔のように600万画素でも十分という時代も来るのですが、そういう時代になってないのでこっちも慣れないといかんですね。