今回の記事では、docomoのガラケー「富士通F-01Eのカメラ」について書かせて頂きたいと思います。
もともと、カメラとしてはあんまり使用しておらず、最近になって、大ファンのゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」とメールで連携が可能だから、という理由で一気に使う回数が増えた「富士通F-01E」のカメラ。
しかし、それがきっかけで、純粋にカメラとして見ても相当高い実力がある事が実感出来ています。
やはりとてつもなく大きいのが、とにかく色が安定している点です。
富士通の映像エンジン「ミルビュー・モバイル」がよっぽど優秀なのか、もちろん、完璧なものはありませんが、このカメラなら信頼出来る、と思えるくらいの所には来ていると思えます。
1300万画素だからどうこうじゃなくて、この色の良さが何よりも嬉しい。
というより、色が信頼できないカメラは、緊急時でも無い限りは使わなくなるのですよね・・・
仙台空港に用事があって出かけた時に撮影した写真ですが、良い意味でそつなく撮りたいものが撮れており、これならば、旅行の撮影なんかでも通用するかもと思わされます。
ただし、いかんせん電話であるため、撮影してて楽しいという所までは行けておらず、たとえばPowerShot SX710 HSがあるならばそっちを優先で使いたい、というのは否めないところではありますね。
しかし、撮影してて楽しいかどうかは別にしても、富士通の映像エンジン「ミルビュー・モバイル」は素晴らしい仕事をこなしてくれます。
激しい明暗差を吸収してくれる「HDR撮影」は相当びっくりする出来栄え。
完全な逆光で、普通に撮ったら手前の七夕飾りがズンと黒くなってしまうシーンですが、「えっ」と声が出てしまうくらいぱあっと均一に撮れています。
色も、健康的にハツラツとして出ていますね。
HDR撮影の威力は本当に大したもんで、逆光が全く怖くない。
コントラストが異様に低くなったり、動く被写体には弱いというのはありますが、それを差し引いても使う理由になります。
それと、いわゆるメモ的な記録写真もこのF-01Eは優れています。
家の周りの木を伐採した時の写真ですが、F-01Eは、完全防水のガラケーなので、土やおがくずで汚れた耐油手袋をしたままでも、問題なくシャッターが切れます。
さらに、背景のぼけもなかなかのもの。
レンズではなくて、CPUでリアルタイム処理するわけです。
もちろん、それなりの処理時間は要求されてしまいますが、背景のぼけをプロセッサが作るというのはおそらく将来は主流になると思われます。
スマホには小さいセンサーしか搭載出来ないので、そこを打破する原動力の一つとなるでしょうね。
■キヤノンPowerShot SX710 HSの写真
参考までに、今や私が大いに信頼するカメラとなった、キヤノンPowerShot SX710 HSによる、真夏の坪沼(など)の風景写真です。
光学的には、さすがに富士通F-01Eが及ばない点はあれども、どっちも別にもうデカいカメラはいらないよなぁ・・・と言わせるだけのものはある気がします。
ポケットカメラでここまで撮れるというのは、良い時代になったなぁとしみじみしてしまいますね。