今回の記事では、真夏の「みちのく公園」を、EOS KISS X7と、PowerShot G5Xで撮影してみましたので、その写真を掲載させて頂きたいと思います。
■PowerShot G5X
緑鮮やかなコキア畑!!
秋になると紅葉するのですが、今はまだカンカンに暑い夏。
でも、東北の冬はとても厳しいので、夏の暑さは実は個人的には大好き。
小さなひまわりがポコポコっと咲いていてとても可愛い!!
コキアとひまわりの組み合わせで写真が撮れて結構嬉しい。
空が曇っているのがちょっと心残りだけれど、来てよかった。
EOS KISS X7と、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズです。
カメラ2台と言うと大げさに思えるのですが、EOS KISS X7と、PowerShot G5Xだと、その大げさ感は全然なくて、しかもガッチリ写真撮れて2倍嬉しい感じです。
■EOS KISS X7
入口のオブジェ越しに。
EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMで撮影。
焦点距離18mm。
入口のオブジェ全景。
EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズ、焦点距離10mm。
10mmはホント「これ以上いらねーーー」ってくらい広い画角で困惑する。
一歩間違うと、見ているだけで船酔いみたいになってしまう方もおられるので、超広角はこのあたりが限度でしょうか。
EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。
100mmは、より軽量なタムロンSP 90mm F/2.8 Diレンズに押されてあまり出番無いんですが、一度使うと、純正の超高精度、高速AF、とにかく快適度がハンパじゃなくて、「ええい、純正とは、やるものだな!!」と軽くガンダムっぽいセリフで感心させられることばかり。
EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。
絞りF/5.6。
このレンズの良い所は、描写がシャープネスばっかり言ってるガリガリな感じじゃなく、フィルム時代のテイストを残した優しい感じになる点。
キヤノンのレンズやカメラは、スペックの数字を追及するというより、昔ながらの写真の味を高める方向に熱意があって、スペック数字は単なる副産物でたまたま良いものが出てきた、という流れのような気がする。
EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。
100mmは、ほどよい画角で風景が切り取られて、写真を撮るのには一番燃える画角かも知れない。
EF 100mm F2.8L IS USMレンズで撮影。
やはり1枚は撮りたい、絞り開放F/2.8です。
ぼけ味はもう何の文句も無いですが、APS-Cは、とにかくセンサーが「こんなにデカくなくていいのに・・・」と言いたいくらい、異様なまでに大き過ぎて、その副産物としてやたらボケがデカいのが泣き所。
ぼけて欲しくない時の方が遥かに多いのですが、意図せずにバンバンボケまくるので、ピントが深い1/2.3インチセンサーの進化を心待ちにする気持ちも強いですね。
ただ、キヤノンのAPS-Cセンサーは、スペックの数字を超えた素晴らしい画質なので、決して手放せないものではあります。
EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影、焦点距離10mm。
ぐおお、10mm、画角が広すぎてクラクラしてしまう。
ここまで広い画角って必要あるのか、とか言っていると、とてもEF8-15mm F4L USMレンズとか買えないのでイカンイカン。
古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。
ISO感度400、焦点距離10mm、絞りF/5.6、シャッター速度1/13秒。
このレンズ、超広角なのに、手振れ補正装置ISが搭載されていて、薄暗い室内では大車輪の活躍を見せてくれます。
あの名玉EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMレンズは、レンズそのものは明るいものの、古民家くらいの暗い場所にはさすがに苦戦していたので、まさに最新世代レンズの面目躍如。
古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。
ISO感度400、焦点距離18mm、絞りF/5.6、シャッター速度は、手持ちの限界を超えている1/8秒。
1/8秒で安定した画が撮れるのは、撮影の広がりが明快にあって心がジーンとしてしまう。
古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。
ISO感度400、焦点距離18mm、絞りF/5.6、シャッター速度は、これも1/8秒。
古民家はかなり暗くて、ISO感度をガンガン上げないと対応出来なかったのですが、このレンズなら400あれば大丈夫。
スペックではF/4.5-5.6と暗いレンズの部類なんですが、実際は全く気にならないです。
EOS KISS X7が、もともと、軽量型としては相当に明るいファインダーを持っている、というプラス要素もあるけれど。
このレンズは、アドバンテージしか感じないです、正直。
古民家を、EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMレンズで撮影。
焦点距離12mm。
12mmも思い入れが深いです。
もともと、あの名玉EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMが登場する前は、12mmが花形だったと思うのですが、フルサイズ用だったから、例によってデカくて重くて・・・という定番の流れだったんですが、一夜にして常識が覆り、そして、APS-Cが「広角弱い」といううるっさい念仏から解放されて、ようやく自由を手にした瞬間だった気がします。
その新しい時代の境目にあったのが12mmで、今も色々思う所の深い画角ではあります。
古民家の黒電話。
これは、シャッター速度1/6秒。
ガッチリとホールドすると、1/6秒、1/4秒くらいまでは手持ちで安定する事が確かめられました。
キヤノンの手振れ補正装置ISは、スペックやベンチマークなんかどうでもよくて、現実にフィールドで実力を発揮するタイプですな。
長年培った制御の妙のような、職人技が生きている気がする。
古民家の足踏み式ミシン。
この部屋は、窓もない狭い部屋で、相当に暗い場所。
ISO感度3200、シャッター速度1/8秒です。
ISO感度6400や12800じゃないと厳しい所、3200で行けるのはまさに手振れ補正装置ISのパワー。
まさか、と思って、シャッター速度を1/2秒(!!!!)で撮影してみました。
さすがに、さすがに、等倍だと微細にブレてはいるんですが、いかんせん画素数が1800万画素もあるので、A4プリントでもギリギリ大丈夫な感じ。
ISO感度は100に設定しても大丈夫。
いや、これはもう、写真の撮り方が変わってしまうくらいのインパクトあります。
超広角で手振れ補正をバッチリ効かすって、どんだけ難易度高いか・・・。
しかも、このレンズ、言ったら「値段安い部類」のレンズなのに、Lレンズ並みの気合の入りよう。
キヤノンの開発者にはレベル9999くらいの勇者が何人もいると見た。
EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、安い・軽い・写りが良い・かっこ良い、という、良レンズ3原則+アルファを達成した、プラチナトロフィー受賞クラスのレンズですね。
高くて凄いもの、というのも良いけど、やはりこういうレンズを作ってもらえてこそ、メーカーへの好感度が高い上にさらに高まります。
こういうレンズにこそ、こういうレンズにこそ、カメラグランプリとかの最高金賞をやらないとイカンよ!!(イカン!!)
というか、もう今、受賞です。(確定処理)
古民家とPowerShot G5X。
こういう写真も気軽に手早く撮れるのが良いですねー。
G5Xと言えば、小さくて、めっちゃ凄いカメラ。
これから先の時代、PowerShot Gシリーズはますます重要になって来ると思う。