2016年9月19日月曜日

超無謀!!PowerShot G5Xで、広瀬川灯篭流し花火を「オール手持ち」で撮ってみました

今回の記事では、仙台の「広瀬川灯篭流し花火」を、PowerShot G5Xにて、無謀にも「手持ち」で撮影してみました。

家族優先で歩いたら、とても三脚なんか立てる場所ではなくて、手持ちでの撮影に切り替えました。

三脚でスローシャッターを切り、流麗に流れる火花を撮る・・・という事は出来ませんが、ブレブレの手持ちなりに全力で頑張ってみました。


まずは、会場の雰囲気から。

ISO感度250、絞りF/2、シャッター速度1/8秒。

ここで気が付いたのですが、PowerShot G5Xは、スマホよりも、遥かに場所をとらない、どんな混雑でも迷惑にならない超省スペースカメラ!!なんです。

スマホって、本体がどんなに薄くて小さくともあんまり関係なく、液晶見るのに腕をある程度伸ばさないといけないから、へたすると大型一眼レフよりも実質のスペースを食ってしまう!!

液晶の光も漏れてうるさいし。

PowerShot G5Xは、ただでさえ小さいのに、EVFに接眼して顔に本体をべったりくっつけておけるので、実質は機材無しでただ肉眼で鑑賞してるくらいのスペースしかとらない。

どんなに混雑してても、機材が全く邪魔にならない、ウェアラブル級だったりするんですね。


メーン会場の広瀬川の河川敷を橋の上から。

ISO感度250、絞りF/4、シャッター速度0.6秒。

PowerShot G5Xの、強力無比な手振れ補正装置ISが頼もしいです。

ただ、さすがに花火にはどうか、不安いっぱい。


花火打ち上げが近くなって来た橋の上。

ISO感度は800、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

カメラの設定をガラガラ変えて撮ってますが、こういう時は、一眼レフに完全匹敵するマニュアル撮影の操作性を誇るPowerShot G5Xの威力を感じますね。

ただ、手持ちの花火撮影は、ブレを恐れてシャッター速度速くしてしまうと、味気ない単なる点々が写るだけの写真になるし、シャッター速度遅くすると、汚いブレになるし、どーすりゃいいんだ、試行錯誤で突入。


人生で初めて、オール手持ち&本気の花火撮影の開始(いつもは手持ちの時は何枚か撮影してやめてた)です。

限界までPowerShot G5Xを顔面に貼り付けて安定させ、筋力の限界でカメラをホールド。

ISO感度200、シャッター速度1/6秒、絞りF/3.2。

汚いブレからはどうしてもにげられないけど、シャッター速度速くしてしまうと、味気ない光の点々だけになるし、G5Xの操作性の良さを幸いに、試行錯誤でカメラの設定を激しく変えつつ撮りつづます。


ISO感度200、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒です。


ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒です。

親指AFにしてて良かった。

オール・コントラスト方式のAFは、派手な光を放つ花火には、なかなか合わない事があるので、毎回ピントから合わせてたらアウトだった。

親指AFは、ピント合わせとシャッターを切る動作を独立させられるので、花火大会では必須かも知れない。


ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

花火って、あまりの美しさに心が動いて、気が付かないうちに体も動き、ズルッとぶれる事があるのが分かりましたる

ここら辺は、修行すれば何とかなるんだろうけど、花火に感動してるとなかなか静止し続けるのは難しい。

人の心とブレが連動するとか、実際にやってみないと分からない人生の経験値。


ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

PowerShot G5Xのマニュアルモードは、本当に快適で、設定を一眼レフ同様に鬼のように変えながらアップテンポで撮っていける。

このカメラ、すげぇぇぇぇ。

手持ちの花火だけど、何とかギリギリで色も良い感じでつくかな。

シャッター速度速いと、完全な光量不足で、味気なく暗い点々がちょぼちょぼ・・・というのが怖い所だったんで、これくらいならなんとか、かんとか・・・。


ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

試行錯誤してたけど、だんだん、設定が固まってきたかな!

ブレがあって、火花が太いけど、そこはしゃあない・・・というか、PowerShot G5Xを顔面に張り付けたまま、「うわーーきれいだーー」とか、連れに「キレイだよねー!!」とか呼びかけたりしてたんで、しゃべった時に、顔面のG5Xが微妙に動いてブレてる部分も色々あるのに気が付いた。

もうそれこそ、しゃあない。

無言で花火撮るのは無理!!


ISO感度をより低くしてみたらどうか?という色気が出て、ISO感度160、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

設定を迅速に変えられるPowerShot G5X、マニュアル撮影がとてつもなく楽しいぞ。


ISO感度160、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

有機ELファインダーは、露出や構図はバッチリ確認できるけど、さすがにブレてるかどうかまでは確認できないので(当たりまえ)、撮影中は正直ずっと不安だったりしました。

シャッター速度速くすると、ブレはいいんだけど、折角の写真機なのに、ビデオカメラの静止画切り出しの花火みたいになっちゃうのも悲しいし、このまま行ったれ!!という感じ。


もう、現場では、全くどう撮れているか分からないため、今後のためにISO感度を色々変えてみる。

ISO感度500、絞りF/3.2、シャッター速度1/8秒。

でも、こんくらい撮れたらいいかもしんない!?


ISO感度を、ついに平常時の125まで落としてみました!!

その代わり、シャッター速度は1/6秒。

絞りはF/3.2で安定。

ブレはあるけど、その代わり、手持ちで一番辛い「せっかくの花火なのに、色が全然乗っていないっす・・・」という問題は回避できたと思います。


さすがにずっとISO感度125というのも怖いので、ISO感度250。

1インチセンサー+キヤノンDiGiCの威力だと、ISO感度250までは、一眼レフに劣らない高い表現能力を持っている印象なので、250までは臆することなく使って行きたいです。

比べる相手がAPS-Cセンサーという大物なので、かなりハードル高くしてますが・・・。

シャッター速度は1/6秒。

G5X、このカメラすげぇな!!

手持ちで、これだけ色を乗せてくれたら、涙ちょちょちょー、御の字だと思っています。


逆にこれは手持ちじゃないと撮れないのではないか?と思います。

星々の煌き、みたいな感じは、尾を引きすぎるスローシャッターでは、通り過ぎてしまう。

ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/6秒。

だいたい、設定をどうすれば良いか固まったと思う。


ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/6秒。

1/6秒だと、1/8秒よりも、ブレに弱くなるものの、色がより華やかになってくれる気がする。

どっちを取るか、そこはなかなか迷うところ。

現場ではどう写っているのかまるで分からないわけで、今後がもし自分にあれば、この経験を生かしたいです。


ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/6秒で安定。

「うわー、きれいーーーー!!」とか声あげながら撮影してたんで、顔面に張り付けたPowerShot G5Xも動いてブレてる、という可能性は全く考えられなかった!!

でも、花火撮影で、無言でシーーーンてなりながらシャッター切るのって、無理。


いよいよクライマックス!!

PowerShot G5Xがさらに大好きになった!! ISO感度250、絞りF/3.2、シャッター速度1/6秒。

この設定がベストだったかな!!

手持ちで、なんとか行けた・・・と思うのだけれど。

今回は、機材が、ほぼ100%周りの人さまの迷惑にならなかった事(カメラを顔面に張り付けてるので、スペースは人体分のみ)が大きい。

花火撮影は、三脚がつきもので、どう人さまの迷惑にならないか悩むところだけど、今回ばかりは、ごく自然に溶け込めて嬉しさ爆発。

PowerShot G5Xって、一眼レフのEOS KISS X7と比べて、シャッター切った後の物足りなさがあるって色々言ってきたけど、それはそれとして厳然としてあるけれど、カメラに対する好き度数がもう地面が鳴るくらい高まりました。


花火大会終了後の帰り道の写真。

PowerShot G5X、大混雑の中でも機材が人さまに全く迷惑にならず(撮り方にもよる)、しかも写真の画質に妥協がない。

なんという、未来の夢カメラっぷり!!

G5Xありがとう!!キヤノン、このカメラ作ってくれてありがとう!!