今回の記事では、クリスマスイブの仙台の街をEOS 7D Mark2で持って撮ってみました。
撮影メインの日ではなかったのですが、EOS 7D Mark2は言う程はデカくなく、シャッター音も静かなため連れにもカメラが邪魔にされる事なくまったりと過ごす事が出来ました。
クリスマスイブというとカラフルなイメージですが、ここはあえてモノクロのスナップで行ってみました。
人さまが幸せそうにしているのはホッとするものです。
EOS 7D Mark2は、言ったらそりゃそうだろうけれど、視野率100%ファインダーによる確実なフレーミングと、浮き浮きするテンポ良さを併せ持つカメラだから、町歩きスナップにも最適。
日中スナップの醍醐味、強い日差しの作り出す陰影がモノクロ撮影の意欲を高めてくれます。
モノクロ撮影は、とにかく好き嫌いがハッキリと割れてしまうのが泣き所。
色々な方に写真を見て頂いて意見を頂戴するのですが、モノクロというだけで全般受け付けないという方もおられるし、カラーよりモノクロが好きという方もおられるし、何をどうしても100%全て満足というものは無いなぁという事を思い知る毎日です。
個人的にディズニーランドより大好きなケーキ屋さんのクリスマスバージョン。
クリスマスは色々な場所で普段と違う細かいイベントが起きてくれるのが楽しい。
冬の陽ざしは実はかなり陰影が強く、夏のように陽炎が起きにくいので実はスナップ撮影に印象的な風景が多い。
やはり一枚は撮っておきたい、クリスマスの文字入りの何か。
クリスマスイブの仙台の街並みです。
ここからの撮影は、一眼レフに入門した2005年のEOS 20D以来何回も来ているのですが、やはりEOS 7D Mark2の2020万画素APS-Cセンサーは断トツで画質がいい。
私の最終目的地はA4サイズのプリントなのですが、デジタル補正感が抑え込まれた余裕のある画なのでプリント時立体感も好ましいです。
日中の陽ざしを少しでも表現したくて、ちょっとハイキーに撮影してますが、EOS 7D Mark2は本当にイメージ通りに撮れます。
ここからの景色の特徴は、町並みを一望出来るだけでなく、なかなか遠近感ある構図が得られる事です。
手前のビルに自分が居るビルの影が落ちてくれて、変化もついて嬉しい。
やはり風景だけも良いけれど、窓からの眺めだと分かる構図でも撮っておきたい。
意外と・・・展望台や窓からの眺めって、眺めそのものより、その前段階の窓が目に入った時のインパクトが大きかったりするもんです。
新幹線が上から見える風景!
やっぱり新幹線が風景に入って来るのは、変な言い草になりますが・・・お得感があるかなぁと。
静音モードで撮影してますが、(連写ではない)アップテンポで何枚撮影しても全く息切れしないのもEOS 7D Mark2の良さの一つ。
レスポンスも大変良く、ずっと静音のままで通してもいいかなと思えます。
EOS KISS X7の静音モードも大変気に入っていますが、やはりレスポンス面ではギリギリだったりするので余裕ある7Dはまぶしい。
新幹線を真上から撮れました。
あの巨大な新幹線も、高層ビルの上からだとかなり細く見えますね。
流線形のボディと、初音ミクみたいなエメラルドグリーン基調のカラーリングもやっぱイイ。
屋根が歴史を刻み込んでいるのも分かる感じですね。
仙台市地下鉄、真っ暗なトンネルから駅構内に突入してくる列車を撮影。
ここでは、EOS 7D Mark2の驚異の連写能力を見たくて、ノーマルモードにして連写してみました。
ただしISO感度は、RAWで常用最高感度の1万6000(!!!)に設定しているので1枚あたり容量が激増しバッファメモリは20枚ちょいで切れます(良好条件では31枚)。
連写速度は、EOS-iTRをONにしているので、最高速度からは若干落ちて秒9.5コマ。
測距点エリアは、21点ゾーンにしましたが、後から考えてみれば被写体は高速とは言え一直線に来るわけだから1点AFで良かったかも。
それはともかく、いよいよ連写してみましたが、一眼レフの秒9.5コマというのはもはや人智を超えちゃった感の圧倒的なスピード。
キヤノン機は、EF-Sレンズ後端がミラーボックス内部に突出する構造のため、ミラーも後退しながらアップダウンしないとならない高難易度設計。
それなのに、人の認識を超える超速度で動作した上に音も静か!!
言ってしまったら普及価格よりちょっと高いくらいのコストでこれを作ってしまうのか!!日本の、キヤノンの技術力はやはり途轍もない。
ちなみに、秒9.5コマってのはあの新幹線の全速力と戦うレベルなので、速いと言っても地下鉄にはオーバースペック。
連写の超高速っぷりを前には、地下鉄すらスピードが相対的に遅すぎ、遠いうちにバッファメモリを使い切り、速度の遅いメモリカード(暫定的に入れている633倍速SDカード)への書き出し息継ぎが一瞬始まり、そのたった一瞬で地下鉄の先頭車両は過ぎてしまいました。
もちろん、このあたりはカメラではなくて完全に私が悪い。
全く変なタイミングでフル連写するという経験不足っぷり。
EOS 7D Mark2は最優秀カメラなのに、使いこなせてなくて本当に申し訳ない事です。
しかし、真っ暗なトンネルを高速で突っ込んでくる地下鉄、しかもヘッドライト直撃というこれ以上あるのかという悪条件なのに、EOS 7D Mark2のAFはばっちりと食いついてくれます。
EOS-iTRは、とても強い光源が画角内に入って来ると弱く、人間がウッ眩しい!!と感じるように認識力を下げてしまう特性があるらしいですが、それくらいでようやく普通のカメラくらいになる程度で、全然問題無い感じ。
また、ISO感度1万6000という冗談みたいな高感度でもシッカリとディテールが出ているのも驚きです。
さすがにこの段階においては輝度ノイズリダクションはカットせずにかけていますが、ディテールを残せているのは素直に凄い。
ただ、このあたりを高画質のまま常用しないとならないカメラマンとなれば、否応なしに(APS-Cセンサー800万画素相当前後で済む)広い画素ピッチのフルサイズセンサー機にした方が良いでしょうけど、うーむ、7D Mark2の2020万画素も、想像を超える驚異的な頑張りを見せてくれますね。
25日のクリスマスもEOS 7D Mark2を持って連れと色々巡って来る予定なので、機会あらばまた記事を書かせて頂きたいと思います。