いよいよ春・・・と見せかけて、朝晩、まだまだクルマのルーフが薄く凍結するくらいの寒さが続く仙台ですが、愛車のアイの夏準備を始めました。
↑いまにも雨が降り出しそうな空模様なのですが、まずは、アイの下回りを洗浄しました。
地面にシートを敷いて長時間寝転ぶ必要があるため、肌寒い今の季節がベストですね。
夏になると蟻と蚊との壮絶なバトルが勃発します・・・。
↑アイのボンネットの中も掃除しました。
アイは、非常に希少なミッドシップエンジンマシンですが、ボンネットの中は結構いっぱいでいわゆる荷室にはなりません。
コンデンサー、ラジエーター、バッテリーがありますので・・・。
しかし、フロントにエンジンが無いアイは、確かにファミリーカーではありますが、スポーツカー顔負けの思いっ切った設計がなされています。
フロントサスペンションの角度、フレーム構造、よくぞこのクルマを作ってくれたと何度でも思ってしまいますね。
アイの開発者の方々は誇りに生きて欲しい。
ただ、本当に贅沢を言うならば、4ATのみというのだけがアイの心残り。
5MT搭載のスポーツ特化グレードがあれば、まさに100点満点ピタピタ行ったクルマでしたね。
↑アイのエンジンフードは、車内にあります。
ただ、初期状態だと、とにかくネジがきつく締められているので、開けるのをあきらめている方がいらっしゃるかも知れません。
もしそうなら、ペンチでつかむと、パキッと驚くほど軽くネジを緩める事が出来ます。
アイのエンジン、3B20 MIVECターボは、日本車では本当に希有な、ミッドシップ専用開発エンジン(当時)という、歴史的に見てもすさまじい存在なので是非一度はその姿を見て欲しいです。
↑アイの自慢の3B20 MIVECターボエンジンです。
アルミ製エンジンブロックは、45度傾斜させて後部座席の下に潜り込ませる事により、ミッドシップエンジンマシンでありながらも十分な荷室と後部座席を確保しています。
正直、レーシングカー、スポーツカーのロジックで設計されたものすごいマシンがアイなのです。
生い立ち、設計、売り方、全てが伝説的なクルマだったりします。
三菱自動車だから無視されていますが、トヨタや欧州メーカーから出てきたら、今でも本で特集が組まれるに値するクルマだと断言しきれますね。
アイが大好きで大好きでしょうがないので、毎回、アイ好き好き記事に脱線してしまってすみません。
今回の趣旨って夏の準備でしたね。
もはやアイ好き好き記事で夏どうこう関係ないという。
↑夏タイヤを保管場所から出して、洗浄し、フッ素コートしました!!
ちなみに、アイの後輪は、なんと175/55 R15という普通車のサイズ。
4輪セットでは販売してないので、前後バラバラに買う感じですかね。
毎回思うのですが、よくこんなマニアックなクルマを主力ファミリーカーとして投入しようと思ったなぁと。
今の世の中は、コスト、儲けを冷酷なまでに要求して来るので、もう二度とアイのような冒険カーは誕生できないでしょうね。