昨日、三菱ディーラーさんで愛車のアイのタイヤを夏用に交換して頂き、オイル交換をして頂いたのですが・・・なんと帰りが本格的な降雪になってしまいました!!
いやー完璧に油断していました。
夏タイヤ交換後すぐに帰宅出来ていれば問題にはならなかったのですが、その後、人の買い物につきあって夜中までかかったのが運の尽き。
↑最初は「おっ、雪っぽくなって来たねぇ」とか甘く考えていたのですが、日が落ちると本降りの雪に!!
しかし、連れがどうしても買い物に行きたいという事で、買い物を中止して帰るという説得に応じてくれず、雪が降る中、長時間真っ暗になるまで粘ることに。
確かにですね、季節的には地熱が高いため、大通りは積雪には至らず・・・なのですが、そうはいかないのがお店の駐車場や、クルマ通りの少ない路地。
みるみるうちに積雪し出しました。
・・・免許取り立ての頃に「特に」辛酸を舐めた夏タイヤによる雪道走行、これをしないように、長年、タイヤ交換のタイミングは慎重になってたんですが、今年に限って、2019年に限っては、もう完全にミスった!!
↑写真は、雨になって雪が溶けかけた時に撮影したものですが、昨夜は完全に真っ白な積雪路面!!
大通りから外れると、ずらーーーっと積雪路面が続いていたのです。
ただでさえ、雪道に弱いミッドシップエンジン・リアドライブマシンのアイなのに、夏タイヤでまさかまさかの雪道走行をせざるを得ない状態に・・・!!
湾岸ミッドナイトでもないのに、直線でクルマが前に滑る感覚という死の危険。
私のアイは生粋の後輪駆動車なので、直線でリアタイヤが空転して滑るのがはっきりとわかります。
この状態で少しでもクルマの挙動が乱れたらアウトなので、素早く4ATのギアを3速に落とし、低速走行。
2速と3速をコンコンと切り替えつつ、雪道を夏タイヤで走行して行きました。
のん気な話で恐縮ですが、アイのゲート式ATシフトチェンジは、フィーリングが快適で5MTに近い楽しさがある見事な設計なのが毎回、恐怖一辺倒でなく、複雑な気持ちになるところ。
100%完全に雪に埋まった細くて長い路地(登り坂あり)は、2速キープで10km/h程度かそれ以下で走行。
一定の速度と姿勢さえ保てば何とかなると思っていたのですが、それは正しくて、なんとか無事に帰りつきました。
心拍数が上がり、心臓の音がドコドコ耳に響いて来くとかって、仕事でプログラムをバグらせた時と、今回くらいですかね。
もっとあったかも知れないけど、それはまた別の話で・・・。
↑アイって、4ATのファミリーカーの体裁なんですが、10年前とかそんくらいのラグジュアリースポーティーカーとかより、かなりレーシングカーとかピュアスポーツカーに近い本性を持っています。
これは、クルマ好きや車に知悉した人ほど、はっきり分かると思います。
ただ、ことさら言わないだけで。
雪道だと、その本性がはっきり出てくるので、こういう怖さが通常のクルマの何割も増す(車体の動きや危険度を敏感にドライバーに伝えてしまう)のと、あと怖くてヤバイのに楽しさが来てしまう複雑さがあって、まことにやっかいな(良い意味が強めで)クルマではあります。
アイは、あらゆる国産車の中でも、良くも悪くもその特殊性が突き抜けたマシンなので、絶対に万人受けはしないです。
絶対に万人受けしないマニアックカーなのに、大衆ファミリーカーとして売ろうとした三菱の度胸も今さらすげぇなぁと。
アイは本当の意味で「ベストワンではないがオンリーワン」を形にしたクルマなのです。