最近、Xperia 1 IIを音楽プレイヤーとして大ブレークさせたのが、ソニーのスタンダード・ワイヤレス・ヘッドホンの「WH-CH520」です。
高音質モデルではないにも関わらず、優しく綺麗に広がるヒーリング・サウンドが私の心をとらえて離しません!!
そんな、スタンダード・ワイヤレス・ヘッドホンが好きになったのなら、ハイエンドのWH-1000XM4や、WH-1000XM5を欲しくなるのだろう、と思われるでしょう。
しかし、WH-CH520の音の気に入りの源泉は何なのか?という点ですが、音の広がりにあるわけです。
これは、ソニーが意図したかしないかは分からないですが、大きな「音漏れ」が奏功してる可能性があります。
WH-CH520は開放型のヘッドホンではないのですが、オンイヤーと言って、耳を包み込まずに上に乗るタイプのためか、電車の中で使う気になれないくらい大きな音漏れがあります。
これがデメリットではなく、音がふわっと広がるメリットに転じているのではないかと...
ハイエンドのワイヤレスだと、ノイズキャンセルを売り物にしているため、ガチガチに密閉されてしまう。
それはそれで良いものの、WH-CH520の進化系というよりは別物になるのかなぁと。
長くなりましたが、その流れで、一番の製品を考えると「HDR-MV1」なんですよね。
HDR-MV1は、既に音質で大絶賛を受けているヘッドホンです。
その特徴は、「背面開放型」と言って、音漏れも何も、音をヘッドホンの外に積極的に逃がす事により物凄い音の広がりを目指した製品。
WH-CH520の究極系とも言えそうです。
しかも、ワイヤレスではなくて、4.4mmバランス接続も可能な有線(!!!!!)なので、音質は根底から違います。
一体、どれほど凄まじいのか、武者震いが止まりません。
値段は約6万円もするのですが、リスニング用ハイエンドが25万円くらいするので、それに比べたら良心価格が過ぎるほど。
ちなみに、これは、プロ用のヘッドホンになります。
プロ用の「スタジオ・モニター・ヘッドホン」という分野でありまして、その特徴は、プロが仕事で大消耗するため、補修部品がスクラムを組んでしっかりしている事。
長く使う事を考えると安心感は大きいし、割安なのではないかとさえ思えます。
すぐ買わない理由としては、1年くらい待っている「WF-1000XM5」という、ハイエンドワイヤレスイヤホンの発表が近いため。
昨今の値上げ地獄により、WF-1000XM5もかなり高いと予想されるため、判断の時間を入れています。
ただ、いずれにしろ、今年は何らかソニーのオーディオ製品を買いたいです、というか、買います。