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2010年2月8日月曜日
ソニーの新ハンディカム総合カタログを頂きました。そして、HDR-AX2000の実機を触っての感想。
今日、用事のついでにヨドバシカメラに立ち寄り、ソニーの新ハンディカム総合カタログが出ていたので一部頂きました。
さらに、なんと、ハイエンドハンディカムのHDR-AX2000の実機が操作可能な状態で展示してあったので、一も二も無く飛びついて色々と操作させて頂きました。
今回の記事は、カタログを読んでの雑感と、HDR-AX2000の感想について書かせて頂きたいと思います。
■あれっ、カタログでは意外とHDR-XR550VとCX550Vの扱いが小さめ■
総合カタログをざっと見ると、意外とハイエンド機種の扱いが小さめかなぁという印象。
もっとも、前世代のカタログは、裏面照射センサーなどの革新的な要素が、HDR-XR500Vシリーズが備えている新機能という形で紹介されていたため、自然とHDR-XR500Vシリーズが強烈に前面に出ておりましたけれど、今回は、それらの機能などが中堅機種、ものによってはコンパクト機種にまで広く採用されたため、相対的にハイエンド機が突出しなくなったんですね。
そうは言っても、HDR-XR550V/HDR-CX550Vが注目機能の塊である事には変わりはなく、レンズに関するトピックスだけでも、まるで一眼レフカメラに迫るほど。広角29.8mmの「G」ズームレンズは、非球面レンズ、特殊低分散レンズ、高屈折率(ED)レンズなどの、特殊硝材のレンズ部材をズラリと並べて構成されており、かつての、「ズーム倍率だけ考えとけ」的な投げやりな小型家庭用ビデオカメラレンズの世界から考えると、隔世の感があります。
気になっていたのが、もはやDVDには対応しない「24Mbpsの最高画質FXモード」の映像を人様にお配りする時にどうすりゃいいんだろう?という問題ですが、やっぱり配布目的ならば、ブルーレイディスクに焼くのが手っ取り早いかというところ。
■HDR-AX2000は、解像度がちょっと低いかなぁ・・・■
HDR-AX2000の実機を色々触ってみた感想ですが、当然のことながら機能や操作性は小型のハンディカムとは一線を画しており、マニュアルで追い込んだ撮影が必要ならば、これを選ぶしか無い・・・という月並みな想像で申し訳ないです。
ただ、画質面でちょっと引っかかる点がありました。
フルハイビジョンのAVCHD化されたハイエンドモデル!!という額面から勝手に割り出した期待をかけてしまうと、意外と解像力が低い映像かなぁと、やや厳しさを感じてしまいました。
いや、ダイナミックレンジの広さや、感度の高さなど、大型モデルならではの美点は重要なんで、決して致命的な欠点とかそういうものじゃないですけれど、HDR-AX2000は、テープ方式(HDV)のHDR-FX1000に引き続いて、まだ裏面照射センサーではないため、感度を稼ぐために1センサーあたりの画素数を有効112万画素に抑えているわけです。それがやっぱり厳しい原因なのかなぁ・・・。
3センサー方式ではあるのですが、これってあくまでも色やダイナミックレンジを広げる方面に寄与するメリットであろうし、解像度は、多センサーの補完が組まれていたとしても、やはり1センサーの112万画素が基礎だし、フルハイビジョン方式の207万画素を満たすのは辛いのかも。
あくまで私がそう感じたって事であって、決め付けではないです。すみません。