かなり楽しみにしていたのですが、結論を言うと、個人的には、思ったよりは残念な出来。
まぁ、HDR-XR500Vの時のような、実機でも畳みかけるようなテンションアップ状態のカメラが珍しいだけで、あの夢よもう一度というのは過酷な願望ではありましょう。
■ファインダーが劣化・・・■
HDR-XR500Vと比べると、ファインダーが劣化しているのがまず残念。
実際の見え具合、ファインダー液晶の表示品質が、かなり悪い。
もちろん、HDR-XR500Vだって、SD解像度時代のスペックだし自慢できる性能ではありませんが、最新のHDR-XR550VとCX550Vは、解像度がどうこう言う前のレベルで、とにかくギザギザ感、いわゆるジャギーが強い。
さらに、文字もちらつく感じで、正直、利用したくないと思わされる出来。個体差かと思って、展示されているカメラ全てを見ましたが同じ。何か設定なんでしょうか・・・。
厳しい事ばかり書いてすみません。広角レンズは文句なしに気持ち良いです。
ワイドコンバーター無しで、これだけ広いとなると、それだけで買いという場合もあるのではないでしょうか。
マニュアルによる絞りは、最広角29.8mmで、F/1.8からF/9.6まで変化可能でした。
F/1.8だと、広角であっても、美しい背景のボケが任意で楽しめました(液晶モニタ上での確認)。
デザインは完全に個人の好みですが、HDR-XR500Vの上部の微妙な傾斜に感心していたので、なんだか良くも悪くも普通なフォルムになった今回は、決して悪くは無い、悪くは無いのですが、まぁそこそこかなぁと。ただ、レンズ周りは、フラッシュの取り付け位置や形状など洗練された感があって、独特の良さも生み出しております。
■全体的には、問題なく買いのカメラ!!■
個人的には、買う気は消滅してしまったものの、あくまでも個人的にです。
全般的に見たらこのカメラは十分に買いのカメラだと思います。
広角レンズはとにもかくにも、予想通り絶対的アドバンテージ。
これからもこのブログに書かせて頂くと思いますが、パナソニックのプラズマテレビ「ビエラTH-P37X1」に映したHDR-XR500Vの映像の美しさ/安定度はずば抜けたものがありました。
つまり、このHDR-XR500Vの映像が、スペック上素直に継承されており、さらにプラス要素、極めつけの広角レンズでハイビジョンに広大な情景を描けるHDR-XR550/HDR-CX550Vは、これぞハイビジョンカメラという代名詞になるでしょうね。