2010年2月26日金曜日

EOS KISS X4の実機レポート(1)外観や使ってみての感想




ついにEOS KISS X4が発売されましたね。さっそく、お店に出かけて色々見てきました・・・が、仕事を全身全霊かけて通常の二倍近い鬼ペースで終わらせた(夕方に心臓に痛みを感じて怖かった)ものの、ぎりぎり閉店間際の到着がやっとでしたから、かなり駆け足になってしまいました。

■ ぼっこりとしていて、クルマの内装みたいな質感 ■

EOS KISS X4は、想像していたよりもデザインが素晴らしく、まーるく、ぼっこりとしたスタイリング。
つや消し加工された表面とあいまって、カメラというよりは、どことなく、クルマの内装を彷彿とさせる質感ですね。
ミニEOS 7Dというのは、大げさではないかも。
ただ、質感がここまで立派になると、手触りがプラスチックというのは相当な違和感
もはや、550グラムくらいになっても良いから、金属ボディにしてしまっても良いかも。
これは、けなしているわけではなくて、最大級の賛辞と受け取って欲しいです。
デザインは100点満点。これ以上のデザインのコンパクト一眼レフが作れるのか?というところまで来ています。

■レスポンスは十分■

EOS 7Dのようなパワフルさ、高速さはありませんが、オールマイティに使える十分なレスポンスを感じました。
EOS KISS Xシリーズは、個人的にシャッター音が最高なので、あのシャッター音の余韻があると、今くらいのレスポンスでもいいかって思えます。
EOS 7DやEOS 1Dは、高速で理想に近いけど、その分、一枚一枚が「バッ」という感じで終わってしまうんですよね。もちろん、そのサバサバした感じの方が良いという時もありますが。
X2より、X4が若干キビキビしているかな。

■ 液晶モニタは、もはや観賞用のフォトフレーム■

背面の液晶モニタは、3:2のワイドだけあって、かなり大きく見えるだけでなくて、コンパクトなEOS KISS X4のデザインにピッタリとはまっていますね。

表示の品質は、もはや、単なるモニタという枠を超えてます。ほとんどフォトフレームのレベルですよ。これは・・・えらいこっちゃ。
ライブビューで使うと、拡大モードに切り替えなくとも、ピントが分かる(ような気がする)ほどの精細感

■ EOSムービーは、思ったよりもやっかい■

さて、EOS KISS X4は、写真機としてはもはや何も言うことの無いくらい完成しており、操作性などは特に今さら語る事は無いかなぁというところ。

問題は、EOSムービーです

液晶モニタを見ての撮影は、個人的には、巨大なケータイという感じで、あんまり面白くないなぁ・・・。これは想像よりも・・・きつい。
とにかく、撮影しにくくて苦しい。正直ここまで使いにくいとは思わなかった。
そもそも一眼レフのスタイルは無理やり過ぎるんですよね。

ここまで撮影しにくいと、やはりビデオカメラの代わりは無理かなという感じ。
ただ、画質が良いのは事実なので、徹底的に撮影の練習を積み、ある程度自由に扱えるように熟練したら世界が変わるかも。

逆に言えば、EOSムービーは、そこまでの覚悟がなければ、使いにくさのあまり、自然と使わなくなって放置の危険がありそうです。