2012年1月4日水曜日

かなり実用性が上がってきたPSVITA


今回の記事では、PSVITA(プレイステーション ヴィータ)の実用性について書かせて頂きたいと思います。
ヴィータは、もちろん次世代の能力を持った超高性能携帯ゲーム機ではありますが、そればっかりではなく、まだ現段階では未成熟とは言うものの、ゲーム機を再定義するほどのソニー独自マルチタスクOS(Free BSDベース=このブログではヴィータOSと呼称しています)を背骨として通した、かなり実用性のある情報端末としても活躍が期待出来ます。

特に、内蔵カメラによる写真メモを活用したツイッターは、PSストアからDL可能な「LiveTweet」というアプリの使い勝手の良さと相まって、既に完全な実用レベル。

私は、ちょっとしたお出かけ程度なら、android端末のICONIA TAB A100すらも持たずにヴィータだけでも行けると感じられるようになって来ました。
ツイッターと並んで気になるのがメール。もちろんヴィータにはメーラーなんてありませんが、まだアプリが全然揃っていない今、実用性の心臓部となるのはやはりブラウザ。
現時点では、まだヴィータの超高性能を生かしきれていないJavaScript処理の遅さ等、プログラミングに改善の余地あれど、ウィルコムW-ZERO3のように、ユーザー側からのアプローチで何とでもなるのが高機能端末の良さ。

ブラウザからGmailを使うだけでなく、「常時簡易HTML表示」(Gmail内部の機能)にしてしまえば、現段階のヴィータ・ブラウザでも割合さくさくとメールを扱えます。そう、ちゃんと実用的と呼べるほどに。
ちなみに、簡易HTML表示していないと、速度が遅かったりするだけでなく、連絡先がスクロールしなかったりしますよね。右側に謎のスクロールバーは表示されても動かせないという方もいらっしゃるでしょう。実は、これ、LRキーを同時に押しながら指でスクロールさせる事が可能です。
なぜか急にハードウェアキー操作が混入して来るので、私も最初は全然気づきませんでした・・・。

さてさて、メールはもう安心。となると、やはり気になるのが「メモ」ですね。
言うまでもなく、まだヴィータにはメモアプリもテキストエディタもありません。というか現時点では「LiveTweet(ツイッター)」「ニコニコ(ネット動画視聴)」「ウケトルネ(PS3との地デジ連携)」の3アプリしかありませんね・・・。

しかし、ここで使って欲しいのが、いわゆるクラウド(ファイルを端末じゃなくてネットに保存するサービスの最近の呼び方)のメモ「Evernote(エバーノート)」です。
このEvernote、PCからアカウントを作る必要はあれども、一旦アカウント作ってしまえばこっちのもんで、アプリが無くともWebから利用が可能となっています。

ただヴィータのブラウザは未成熟。またしても現時点ではタイトルまでは入力可能でも、本文入力で頼みの綱のソフトキーボードが出てこないために入力不可能。
そこで、Gmailの出番です。

Evernoteは、嬉しい事にメールからでもメモが書けるんですよ。アカウントを取得した時に教えられるメールアドレス宛に送信するだけで、Evernoteにファイリングされるんです。
「件名」の末尾に#記号を付けると、それがタグとなって、分類も思いのままです(既存のタグじゃないといけないけれど)。

閲覧は、Evernoteのホーム画面で行います。ここで制限がまたひとつ。本文が表示されません。あちゃー、どうもヴィータ・ブラウザはEvernoteの本文部分が入力も表示もだめっぽい??

でもでも、プレビュー部分には本文が表示されます。ツイッターのように短いとはいえそんな長文メモは書かないと割り切れば、なかなか悪くないのではないかと思えますね。

ヴィータは、何度もブログに書いていますが、現時点ではまだまだ未成熟です。
ですが、どんなものでも何でもかんでも全て揃ったものなんて珍しいし、まずやってみる事でしょうね。
私がヴィータを好きになっているから、どうしてもヴィータで色々やりたいんだ!!という欲求に突き動かされているのも、もちろん大きいです。

そう、色々ヴィータでやりたいんだ!!
アプリの整備やOS,ブラウザのアップグレードはもう平身低頭でソニーにお願いするしかありません。その価値のあるヴィータ。本当に期待の塊ですよ。