2012年3月25日日曜日

PSVITA(ヴィータ)を、情報端末として強化する話

今回の記事は、PSVITA(プレイステーションヴィータ)を情報端末としてさらに強化する話(いや、もしかするとロケット点火かも!)について書かせて頂きたいと思います。

ヴィータは、ゲーム機としてはともかく、情報端末としては基礎的なアプリが無くてイマイチなのが正直な現状です。
メモも取れない、電卓もない、月のカレンダー一覧すら無い。
でも、お出掛けした先でヴィータをどうしても情報端末として活用しなければならない局面に遭遇してしまいまして、追い込まれて思い付いたのがコレです。ヴィータのブラウザからiGoogleのガジェットを呼び出して、これをヴィータのアプリとする解決方法です。

言ったら実にシンプルな解決方法なんですが、今まで頭が回らなかったのです。本当に申し訳ありません。

■ついにヴィータでメモが取れるようになった!!■

すると、今まで個人的にめちゃくちゃ渇望していた、ヴィータによるメモ取りが実にアッサリ(!!)実現出来てしまいました。
おおお・・・そう、これ、「孤独のグルメ」という漫画風に言えば「こういうので良いんだよ!」という感じです。
ヴィータのソフトキーボードは、既にツイッターアプリで大活躍していますが、そのポテンシャルがついにメモでも生きる日が来たわけです。
まぁ、ヴィータOSのホーム画面に表示したり通知したりは出来ないから、備忘録としては弱いかも知れないですが。
とにかく、ようやく待望のヴィータ・メモ帳ですよ。素直に嬉しい。

■ヴィータがストップウォッチになる!!■

メモばかりではありません。ヴィータがストップウォッチにもなります!!
機能はシンプルですが、ヴィータはフルタッチでしか使えないから、むしろその方が良いかも知れません。最先端のゲームをドライブするための強力なCPUが幸いしてか、正直言って処理能力が低いヴィータ・ブラウザを間に挟んでいても、カウントがガタついたりせずにキッチリ使えます。

■ヴィータがカウントダウンタイマーになる!!■

このストップウォッチですが、設定で「カウントダウンタイマー」にもなります。iGoogleに2個貼り付けて、片方をカウントダウンタイマーとして使います。
今回、どうしても必要だった機能というのは実はコレなんです。
もうバッチリでしたよ。カウントダウン時間を3つまでプリセットしておけて、プリセット番号をタッチすればその時間をカウントダウンしてくれます。
時間が来たら、自分で設定したメッセージを表示出来ます。メロディーを流す事は出来ないので画面を確認する必要がありますが、それはまぁしょうがない。実際に大助かりでしたもの、ありがてぇーっ。

■ヴィータが電卓になる!!■

情報端末どころか昔からの携帯電話にも普通にあるのに、ヴィータには全然無かった「電卓」もようやっとOKですよー。
ソニーの開発者は「電卓なんかどっかにあるだろ?」と考えているんでしょうけど、それを言い出したらアウトって言うか、情報端末も何も話をするステージにさえ立てないわけで・・・。電卓が使えてこんなにホッとする端末なんてこの世でヴィータだけなんじゃあるまいか????
21世紀の最新鋭端末で、こんなに電卓がありがたいとはっ!!

■ヴィータでもようやく「月単位」カレンダーが見られる!!■

今日の日付はスタート画面(ロック画面)で確認出来るんですけど、普通の月のカレンダー形式とか表示出来ないんですよね。そのせいで、家族がヴィータをボロクソ言い出した事があって、焦りました。ホーム画面の壁紙にカレンダーの壁紙を貼ることで気持ちを鎮めてもらいましたが、ようやっとこれでOKかぁ。


■ヴィータで翻訳しよう■

翻訳とかになると、androidなんかは、もうとっくに音声で入力した言葉を翻訳するとか・・・ヴィータが石器時代なくらい遥か遠い未来に行ってしまっているけれど・・・それ言ってもしゃあない。とにかく翻訳も出来るのです。


■ヴィータの文字入力の注意点■

ヴィータのブラウザは、まだまだ未成熟。それゆえのバグか仕様か分からないですが、ブラウザの途中のテキストボックスに文字入力しようとすると、フォーカスはそこに当たっているものの、表示がページのトップに勝手にぶっ飛んでしまいます。
画面をフリックして入力位置に戻す手間が発生するのが残念な点。
ヴィータのブラウザは、開発者自身が「色々やべぇのヨ」と知っているはずなので、待てば改良版を出してくれるはず。その時を楽しみに待ちましょう。


■iGoogleの全体画面■

今回の話の基幹となるiGoogle。その全体をヴィータ・ブラウザで表示したところです。
私はPCでもandroidでも何でも、ブラウザのホームページはiGoogleにしています。
iGoogleは、複数のページ(タブ)を作れるので、「アプリ」というタブを作ってそこにヴィータでの利用を想定したガジェットを並べておいて、ここをヴィータ・ブラウザのブックマークに登録しているわけです。

まぁ、ネットに接続出来ないと何も出来ないという欠点は残存するものの、それはもうしゃあない。ソニーの開発現場は、もう目が回る忙しさなんだろうし、自分で出来る事はやっとかないと不幸になるべくして不幸になるだけだもんさ。これに限らず何事もそうだし。
さてさて、iGoogleの設定やアプリ(ガジェット)の追加はもちろんヴィータからもOKですが、クリエイト系の作業となれば、Windowsにかなうものはありません。
というわけで、外での更新はLOOX U/G90の出番です。「アプリ」タブをLOOX U/G90のChromeブラウザで表示した画面が上記です。
もちろん、Windows8 consumer preview (Windows8 CP) + Chromeブラウザからでも、iGoogleはキッチリ編集出来ます。
Windows8での作業風景も掲載させて頂きますね。

それにしても、なんかこう、情報端末だけを考えてしまうと・・・行き着く先はWindows7かWindows8搭載のPDAマシンになっちゃうんで・・・複雑な心境でもありますね。