今回の記事は、Windows7より強化された、Windows8 consumer previewのファイルコピー機能等について書かせて頂きたいと思います。
その前に、自作PCとLOOX U/G90まわりの話についてちょっとだけ書かせて頂きたいです。どうかご容赦下さい。
寒い東北とは言え春が近いはず・・・なのにまさかの積雪。相変わらずの節電・節約で冷蔵庫状態になっている自室で、自作PCにインストールされたWindows8は快調に走り続けています。
体が冷えたら、LOOX U/G90をひょいと掴んで布団の中に入り、ゆるゆると暖まりながらLOOX U/G90のWindows7で勉強したり作業したり。
すっかり暖まれば布団を抜け出して自作PC(名前はAir-Rosa[エアローザ])の前に座り、Windows8 CPを使う。
こんな動きをするのは結構楽しいもんですね。
ちなみにLOOX U/G90は指2本で挟んで持てるくらいのスーパーモバイルPC。これを作ってくれた富士通開発チームの皆さんマジありがとうです。
さて、肝心のWindows8 CPのファイル処理の話ですね。
まずはファイルコピーですが、実のところ、普通にローカルドライブ内で1個づつコピーとかしている分には、全くWindows7との違いが見受けられません。
アレッ、かなり強化されているとかいう話だったけど、コンシューマプレビュー版だから無しなのかな?などと一瞬思ってしまう程です。
しかし、大き目のファイルを複数個作ってSkyDriveにコピーしてみると、進捗ダイアログに一時停止ボタンが出現するんですねコレ。
押下してみると、ちゃんと止まってくれた。これかなりエクセレントなんじゃないでしょうか?
しかも詳細でグラフが表示されるんですね。ビックリ。
時間のかかるファイルコピーを始めた後で、「アレッ、やって良かったんだっけ?」という迷いが出たりするのが人間なんで、キャンセルで台無しにせず、一旦止めて再確認出来る余裕を与えてくれるWindows8の機能は、確かに有用なのではないでしょうか。
最初のNTFSを作ったゲイリー木村さんもうなづく出来じゃないかな。
進捗グラフなんかいらないよ!と思う事もありましょうが、処理速度が激しく低下するならともかく、そうでないならありがたい。
SkyDrive等のオンラインストレージとの大容量ファイルのやり取りなんかは、長い旅(ファイル処理時間)に出る事が頻繁にあると思うんです。
進捗を丁寧に知らせてくれるのは、精神衛生上も良かろうという感じです。
特に、Gladinet cloud desktopがあれば、SkyDriveを普通のネットワークドライブとしてマウントして、バンバン活用出来てしまうわけですから、そういう局面に自ら踏み込む場面も多くなるだろうし、Windows8 CPは頼もしいぞと感じますね。
もちろん、このグラフは削除でも機能してくれます。
こうしてみると、もちろん細かなバグはこれから先遭遇しまくるんでしょうけど、Windows8 CPは、実験的に公開されたコンシューマプレビュー版とは言え、他のOSであれば堂々と製品版として振る舞ってもおかしくない出来になっているんじゃないかなと思いますね。
むしろ、Windows8製品版の発売がずっと先になったとしても、このCP版を使っていれば大丈夫なんじゃないか?と思えるレベル。もっとも、タッチパネル周りは全然試せてないのでそっちの方で辛い部分が出ているのかも知れませんが・・・。
処理速度に関しては、私の自作PCにおいてはの話ですが、長年使い続けてきたWindows XP Professional製品版と比較しても、今回のWindows8 consumer previewが劣るように感じた事は全然無いです。
マイクロソフトは新OSが出るたびに「パーツを買わせよう」という業界と結託したかのように重たいOSを出しまくるのが通例でしたが、いよいよ時代が変わったなぁと実感しますね。