2013年8月17日土曜日

正統派の立派ペン「ぺんてるランスロット5シリーズ・油性ボールペン・ブラック」

今回の記事では、ぺんてるの高級ライン筆記具"ランスロット"シリーズの中でも、最高級に位置づけられる油性ボールペン「ぺんてるランスロット5シリーズ・油性ボールペン・ブラック」について書かせて頂きたいと思います。


ランスロット5シリーズは、かつて最上位だった"8シリーズ"が廃番になったため、シリーズの最上位となっており、化粧箱もそれに相応しい見栄えがするものとなっています。


この「ランスロット5シリーズ・油性ボールペン・ブラック」は、万年筆ルックのふくよか貫禄フォルムに、艶黒軸とゴールドトリムを取り合わせた、まさに正統派の立派ペンに仕上げられております。

ただし、新進気鋭の「シルバーリーフ」シリーズと違って、小さな擦り傷を自己修復してしまう「セルフリカバー(セルフリカバリー)コーティング」までは、施されておりません。



ゴールド仕上げのクリップや中間リングは、確かに正統派らしい貫禄を強く押し出してはいるものの、決してクドかったり脂ぎったりしておらず、パリッとした存在感を放っています。


のびのびとした口金(ノーズコーン)は、一歩間違えるとわざとらしかったり安っぽくなったりするゴールド仕上げを、実にうまく味方につけています。

ペン先の繰り出しは、中間リングからペンを右回転させて行います。

回転の感触は、適度に重みがあり、回転の最終段階、ペン先が固定される寸前には「グイッ」という手応えのある感触が筆記者に伝えられ、メカニズム面からも、「今まさにハイグレードなボールペンを使っているんだなぁ」という実感を味わう事が出来ます。



油性リフィルは、パーカーやファーバーカステル、カランダッシュあたりと比べてしまうと、確かに安定しているけれども高級ボールペンとしてはアッサリしてるかな?という物足りなさがあるのは否めません。

しかし、使い心地はハイグレードそのもの。

ごんごんに太く、滑りとは完全に無縁の粘り気がある軸は、握り心地も存在感も抜群。

式典など衆目が集まる中でも、全く気後れせずに取り出す事が出来るペンでありましょう。