それまでは完全にノーマークだったものの、店頭で見たら「何だこの良いペンは!」って一目惚れしてしまうパターンってのがありますが、今回記事を書かせて頂きますペンは、まさにそのパターンにジャストフィットしたものです。
そのペンとは、「パイロット・スリープラスワンエグゼクト(3+1 EXECT)・BKHE-5SR-BGY・ブラック&グレー」であります。
BKHE-5SR-BGYは、パイロット社の高級ライン筆記具としては、個人的に初購入となるペンでもあります。
パイロット社の高級ライン用筆記具用の外箱って、メタリックベージュなんですね!!
内箱は樹脂製のペンケースとなっており、実用性もありそうです。
ペンケースを開けると、いよいよBKHE-5SR-BGYの姿が!!
ペンケース裏蓋に輝く、金バックの「PILOT」社名ロゴも気分を高揚させてくれる良い演出ですね!!
高級万年筆を彷彿とさせる太軸に、一目惚れの源泉の一つとなった大理石柄が広がり、配置が絶妙なゴールドトリム・・・全てのバランスが見事にとれている!!と唸らせられるペンであります。
大理石柄ですが、やや緑の要素も含んだ感じで、金属質な輝きを発しています。
天冠部分も、丸みと滑らかさを重視したフォルムのクリップも、ほどよい緊張感や高い品質感が溢れていますね。
ペン先の繰り出しは、振り子方式になっています。
出したい色や、シャープメカ(0.5mm)のマークを上に向けて、ペンを中間リング部分からノックする「軸ノック」方式と組み合わせています。
ラミー2000・4色ボールペンもそうですが、高級ラインの多色ボールペン(多機能ペン)は、振り子方式の採用ケースがぼちぼち見られますね。
振り子方式は、廉価クラスのペンではなかなか見られない方式でもあるし、やはり高級ペンでないと作りにくい方式なのかな。
ペン先を繰り出す時は実にスムーズ。
日本製の、しかも高級多機能ペンなのだから、メカニズム的に万全なのは言ったら当たり前の世界なのかも知れませんが、やはり嬉しいものです。
ペン先の収納は、中間リングからペン軸を回転させると、フックが外れたような感じでバネの力が働きパチッと戻ります。
この方式、実用性は確かに高いのですが、いわゆる「パッチン音」がしてしまうため、それが嫌な場合は手で支えて音を抑制するのが良かろうと思います。
さすがに、書き味は素晴らしく、性能面で失点などありません。
シャープペンシル(0.5mm)も、芯先がしっかりホールドされています。
何よりも便利なのは、赤・青・黒の3色油性ボールペンが使える点。
安定したパイロット社の油性インキを、3色パッパッパと素早く切り替えて使えるのは、仕事にもプライベートにも強烈な魅力です。
エグゼクトにはさらに4色ボールペンのバージョンもあるので、多色の高級ペンが欲しいなぁと思えば、これからも選択肢は前途洋々でありますな!!