ペン立てやショーケースの中で輝くペン達を見ると、美術館をめぐって芸術品に接するのと全く同じ気分になれますね。
キャノンのEFレンズカタログや、ソニーのハンディカムカタログと同じくらいドッキドキしますねぇ・・・!!
しかしウォーターマンはさすが"おフランス"のオーラ立ち上り状態ですな!?
「プルシャン・ブルー」は、青に鈍い重みがあって、はつらつと輝く貴金属フィニッシュ(元素45 Rhロジウム)ともお似合いです。
「ダーク・ブラック」は、なんじゃこりゃあ～ってくらい丁寧な表面仕上げがブラック軸に施され、クリップや中間リング、ノーズコーンが、ガンメタル・コーティングされているんですね。
多分、ブラック部分はマット仕上げにした方が"高級品のセオリー"にマッチするんでしょうが、とにかく、艶ブラックの仕上げの丁寧さに酔いしれて欲しい逸品。
今回一番驚いたのが「ボルドー」ですね!!
セオリーだと、ここは赤とゴールドの組み合わせではないか?と一瞬思うのですが、なんと、ガンメタルコーテイングとワインレッドの組み合わせ。
これは珍しいだけでなく、"内に秘めた情熱"を見事に表現した傑作ではないかと嬉しくなってしまいました。
しかも、シャーボXプレミアムは、多機能ペンとしての内部メカニズムも世界トップクラスの性能。
高級万年筆にも負けない存在感と、最高レベルのメカニズム・・・年1ペースで買いたいくらいですね。
カタログに載っているのだけど、生産完了品らしいって話を聞きましたが、再生産されたのかな・・・。
だとしたら本当にありがたいのだけれど・・・!!
それにしても、このペンの全体を包み込む螺旋彫刻はどうでしょう。
まさにフランスに期待する芸術品という感じですね。
このプレシャスBTは、何とニッケル・パラジウムと、ルテニウムという、複合の貴金属仕上げを受けたまさにプレシャスメタル・ペンになっているのですよ!!すげぇ!!
デラックス・メタルCTです。
プレシャスBTは螺旋彫刻でしたが、こちらはどうやったら出来るんだ!?と仰天するような、波打ち模様彫刻です。
書類に書き込みする時に、サッと取り出すボールペンがこれだったら!?
書き足りん!! (たりーん←反響)もう何枚でも書類来いやぁ!!って言える精神状態にアップグレードですよ!!
職人さんの手作業による緑縞の造り込みは、第一級の美術価値を秘めていますし、スリム・小型タイプのペンというのがこれまた素敵。
個人的に手にジャストフィットする、「パーカー・ジョッター」や、「シェーファー・センチネル」にも通じるフォルムというのも、安心感が高いです。
問題はペンシルとボールペンどっちにすれば(高過ぎて両方は絶対ムリ)という一点だけっっ
多機能ペンというと、日本の高度な技術力が欲しいところですが、なんと内部メカニズムは日本製とのことで、安心度さらにアップ状態。
ただ、多少内部メカが粗くとも、ウィルソン4色ボールペン(イタリア)みたいに、便利で華やかなペンというのは使用頻度も高くなり愛着も湧くものです。
ソネット・マルチファンクションペンは、日本が得意とする極細ボディラインの多機能ペンのパーカー版という事だけでも、欲しい気持ちが高まるばかりです。
それと、写真はありませんが、心を揺さぶられた素晴らしいペンが沢山ありました。
「パイロット社のスリープラスワンエグゼクト(BKHE-5SR-BGY)」です。
美しいモザイク柄と、万年筆ルックの多機能ペン。
定価10500円のBKH-1000R-BGYもあるのですが、5250円のBKHE-5SR-BGYの方を手にとって感動。
私なりに表現すると、まさに直球というか、清く正しい高級品らしい姿をした高級ペンでありましょう。
モザイク柄、マーブル柄というのは、引き込まれるような素晴らしい仕上げのペンが多い印象です。
でも、まさか細身多機能ペンでは、さすがにそこまでのペンは無いのではないか??と思ったら、ありました。
「プラチナ万年筆 ダブルアクションR3 スリム ブラックマーブル MWBS-2000」です。
お値段も手頃で、しかもちょうど欲しかったマーブル柄+ゴールドトリム。
この世は素晴らしいペンで溢れている!!
