何やら、芯が折れないシャープペンシルの開発競争が始まっているみたいで、私も以前、ぺんてる社の「ORENZ(オレンズ)」で0.2mmなのに折れない感動を味わいました。
しかし、そのオレンズにいつの間にかハイグレード版が登場してて、あわてて購入させて頂きました。
私のは「オレンズ XPP1002G-Zシルバー」です。
これが、オレンズXPP1002G-Zシルバー。
どこがハイグレードかというと、メタルグリップ搭載で高級感を増しており、日本の「高性能シャープペンシル」の一つの目安となる大激戦区、定価1000円クラスに堂々の殴り込みをかけています。
ちなみに0.3mm版もあるのですが、オレンズと言えば、普通の方式では怖くて使えない超極細0.2mmかなと思って、0.2mm替え芯と一緒に購入させて頂きました。
オレンズは、とにかく新構造なので、パッケージの説明書はしばらく捨てずにとっておいた方がいいかも知れないです。
普通の文具コーナーでさらっと売ってますが、こういう日常的なところにこそ超絶技術が投入されているのが日本のとてつもない凄さの一つですね。
「芯を出さないで使うこと!!」オレンズの注意書きが、ペン軸にべた貼りされてます。
気持ちは分かるが、せっかくのハイグレード品なのに、これじゃあ台無しだー。
いや、注意書き貼りたい気持ちは分かるので、文句とか言うのもちょっと申し訳ないのですが。
オレンズXPP1002G-Zは、グリップは金属だけど、ペン軸は樹脂なので、シールを剥がすのに爪を立てるのも不安・・・というわけで、爪をティッシュペーパーでカバーしてあげると本体に傷つけなくて済みます。
新製品らしく、シールは糊の跡が残らずに綺麗にはがれました。
ものによっては、バーコードとかのシール剥がしたら糊が盛大に残って、えらい撤去作業に四苦八苦するのもあるんでなかなかびびります。
おお、本体はさすがにハイグレード感がありますね。
1000円クラスのシャープペンシルは、ものすごい優秀な製品が各社気合い入れて投入してるんですが、ニュー・スター誕生という感じ。
今回は金属感を追求するためにシルバーにしましたが、ブラック軸や、ネイビー軸など、色々なカラーがあるのでコレクションするのも楽しいかも知れませんね。
オレンズのアイデンティティーとも言えるのが、このペン先、リード・スリーブ。
説明書にもありますが、オレンズの芯が折れない仕組みは、芯が完全にリードスリーブの中に隠れるため。
常に金属の筒であるリードスリーブに支えられているため、芯は折れないという、聞いてしまえば単純明快だけれど、作るのは難しいというタイプの高度技術。
コンピュータとかそういうのばかり目立つけど、日本の真の凄さはこういう部分の積み重ねであると思う。
リードスリーブと、減っていく芯が微妙なバランスで競い、芯が見えないのにどんどん文字が書けて行くさまは衝撃的であります。
0.2mmという、普通だったらもう芯が折れまくりなんじゃないか?という細さでも、全く折れないです。
そりゃ、あえて折る努力を必死にしたら折れる事もあるだろうけど、そういうのはなしで。
ただ、独特の癖もあります。
たとえば、筆圧が強いと、芯は確かに折れないけど、芯の先っぽが微妙にちょっとだけ砕けたり(そりゃしょうがない)、タイミングや角度によっては、芯よりもリードスリープの金属筒の方が先に紙に接地して軽くガリッと不快な削り感がある時もあったりする。
でも、それが何だ。
0.2mmなのに折れずにどんどん書ける感動はでかいぞーーーー!!
ちなみに0.3mm版もあるので、0.3mmが好きなのに折れるから泣いている人は大逆襲のボーナスチャーーーーンス!!
いくぜ極細シャープペンシルぅぅぅぅー!!
ちなみに、予備の芯が2本も本体内部に入っているのに、振っても音がしない。
軽くて細いから音がしない!!
実際に見てみると、この細さ、どうですか!
1本に見えるのですが、2本なんです。
0.2mmおそるべしーーー。
こうすると、2本なのが分かります。
この細い、細い芯で、折れずに書けるって奇跡。
ぺんてる社の技術すげーーー。
こういう身近なところに、超技術が結集してて普通に使える日本すごすぎてもう大変じゃあああああああ。