今回の記事では、EOS KISS X7+EF 20mm F2.8 USMレンズでもって、雨上がりの朝、仙台の町歩き写真を撮ってみましたので、それを掲載させて頂きます。
EF 20mm F2.8 USMは、フィルム時代の設計の古い超広角レンズなのですが、それが今の時代に奥の深い味として魅力をドンドン増しておりまして、今やフィルム時代設計は逆にアドバンテージとして胸に迫ってきます。
開放F/2.8のこの独特な陽炎の如きボケ味。
ボケに関しては、スマホ時代到来で、どんどん電子的加工が当たり前の時代になると思うんですが、これからの時代は、計算では出せないガラスを通った光の味、個体差も含めた収差こそが、電子加工に対抗して最重要な魅力になって来るんじゃないか??などと思ったり。
フィルム時代の、いかにも光がガラスを通過して来る趣のある質感、今こそ魅力大爆発という感じですね。
最新デジタルはデジタルの良さが、フィルム時代はその良さが、良い事の方向が異なるだけでどっちも高い価値があると思います。
EF 20mm F2.8 USMは、狙ってゴースト(光の玉)を画角に入れられるので、作画の味付けに積極的に使いたいですね。
ちなみに、手をかざしてハレ切りするだけで、場合にもよるのですが、概ね簡単にゴーストは消せます。
クルマの通過時の一瞬も、EOS KISS X7なら「ここだ!」というポイントでばっちり撮れるのが嬉しいところ。
何十万円もする、最新システム搭載のカメラならともかく、東京だったら3万円くらいで買えてしまうカメラが、もうこれ以上の性能は必要ないと思わせてくれるのが嬉しい。
それが日本的でありますね。
安くて凄い、でも高くて凄いのも別にあるでよ、という懐の深さが日本。
雨上がりの朝にしか撮れない、路面のオイル虹。
なんかこう、ひところの写真撮りたい欲が薄まってダメダメな時期から完全に脱却、どんどんカメラ持ち歩いて撮りたい日々が続きます。
カメラはEOS KISS X7やPowerShot G5Xのような小さくて素晴らしいカメラがあるお陰、あとは、やはり「フォトカノKiss」という素晴らしい写真撮影ゲームがあったお陰かなぁと。
これからもどんどん写真撮って生きたいですね。