2016年11月19日土曜日

ついに、あのEOS 80Dをシッカリ見て来ました

PowerShot G5Xあれば、他のカメラはいらないかも・・・などと思いつつも、それはそれとして、キヤノン渾身のカメラ、「EOS 80D」を購入前提の目線でシッカリと見て来ました。

その前に、個人的に最高の一眼レフカメラ、いや、カメラの中で最高だと思うのが、EOS KISS X7。

岩石っぽい一眼レフの中にあって、まさに美しく咲き誇る可憐な一輪の花。

いつもEOS KISS X7よりでかいカメラには興味なくなったとか言ってた私。

何の心境の変化があって、X7以外の、大きな一眼レフを見る気になったのか??

そうなんです・・・どうもこの小さな一眼レフというのは、アメリカで売れないみたいで、アメーリカで売れないからという明快な理由でもって、もう後継機は作られないっぽい空気が濃くなって来ました。

EOS KISS X7が最高だけど、今後、どうせ体が大きい一眼レフしか無くなるのなら、追い込まれてしぶしぶというのよりも、こっちから積極的に魅力を探してやろうという気になったわけです。


しぶしぶではなく、積極的に、このカメラなら良い!!素晴らしい!!と言えるカメラ。

そんなの、あるの?

あったんですEOS 80D

プロとか上級機とか肩肘張ったラインではなく、中級機が良いなぁと探したらその中級機に決定版がありました。

キヤノンの中級機というと、突然「EOS 7D」というバケモノみたいに凄いカメラが登場して来ました。

EOS 7Dって、キヤノンは商売上、なぜか中級機という位置づけにしているけれど、間違いなく上級機。

となると、中級機としては、このEOS 80Dこそが本筋というわけです。


EOS 80Dは、正直、かなりハードルを上げた心境で操作してみましたが、結論から言うと、エクセレント!! 点数なんかつけるのはおこがましいけど、これに百点満点をつけないのはありえないくらい素晴らしい。

まず、細かい性能を抜きにして、自分にこのカメラが合うのか!?というフィーリングの問題ですが、「おおっ!!」と声に出して言ってしまうくらいばっちりでした。

もっとハードルを上げるため、隣にあったプロフェッショナル機のEOS 7D Mark2という超大物といちいち比較してなお、百点満点と言える出来。

EOS 7D Mark2を、少し荒くしたようなフィーリングは、めちゃくちゃ好みです。

具体的には、EOS 7D Mark2なら、音だけで振動などは伝わらない感じですが、シャッターボタンにほんのかすかに鼓動が伝わって来る80Dは生きてるみたいで好み。


ファインダーも見え味が、ベリーグッドです。

EOS 7D Mark2と比較すると、やや小さいのですが、この「やや」が絶妙で、写真の構図がパッと脳みそに入る速度が80Dの方が速い感じ。
それでいて、広さも確保している、まさに絶妙。

キヤノンAPS-Cセンサー、倍率0.95倍おそるべし。

EOS KISS X7は、0.87倍で、それを純正マグニファイアで強化して見え味はともかく1.04倍にしてますが、ちょっとだけ広すぎる部分があって、0.95倍は申し分がありません。

あと、ボタンやダイヤルが至りれつくせりで配備されている上に、そこがばっちりな上で、EOS KISS X7で威力炸裂のタッチパネルも完備。

どっちか選べじゃなく、どっちもたっぷり持って行けという福の神の笑顔。

EOS 80Dは、扱い的には地味らしいですが、全体的に、EOS 20D以来、キヤノンの中級を革新した機体という感じがします。


モードダイヤルも、昔の中級機って、これ買うような層は使わねーのでは??という、マクロモードやらスポーツモードやら、オートモードが一等地を占拠してて微妙でしたが、それらが全部撤去されて、ついにカスタムモード(Cモード)が二つも搭載されたのは感涙。

EOSムービーと写真を交互に撮るとかの時は、このCモード無いと大変どこじゃないんで、ありがたや、ありがたやーと拝みたいです。

ロック機構は、もう標準なのかな・・・。


EF 50mm F1.8 STMレンズを装着して、納得行くまで使ってみましたが、まさに「これは買いだ!!」と思えるカメラ。

確かにEOS KISS X7と比べると相当にデカいのですが、デザインは、KISS X7やEOS 7Dのような、流体型EOSに寄せてあって好み。

一眼レフって、岩石っぽいのを抜きにしても、威圧的なデザインが引っ掛かるんですが、新世代のEOSは優しいルックスが魅力。

ボディも、ガラス繊維入りの樹脂ボディで、軽量化の努力をかなりやっててそこも好印象。

EOS 80D・・・良いカメラだ!!