実は今日、新しいカメラの導入を考えて仙台の街に出てみました。
雨の日だったのだけど、いつも持ち歩いているPowerShot G5Xは、その雨の日にしか現れない街の表情を写真に収める事が出来て嬉しかった。
新しいカメラを考えていたけど、PowerShot G5Xがあれば、別に他はいらないのでは?という、想定外の方向に行ってしまった。
雨の中、雨宿り場所を探してフリーダムに動き回る猫を撮影。
カメラは、細かい性能なんか考えず、好きに使えば良い・・・と言うが、動体だけはそうもいかない。
G5Xは、高精細な有機ELファインダーに像を表示し、写真も処理しなければならないため、シャッターを切った後にコンピュータの処理時間が発生し、動く猫がその後どうなったのかをすぐに知る事が出来ない。
このあたりのフィーリングは、一眼レフとは断崖絶壁で隔てられており、美しいフィーリングには春まだ遠いミラーレスカメラの弱みを思い知らさせる点だったりします。
雨のでしか撮れない、仙台駅前の交差点の表情。
カメラはいかに高性能であろうとも、持っていなければ無力、というのは言うまでもない当たりまえの話。
G5Xは、小さいからいつでも持ち歩ける・・・だけではなく、とにかく造りが職人技で、良い意味で優れたアクセサリーとしても持ち歩きたくなる逸品。
見た目だけでなく、カメラとして極めて大切な操作性もぬかりなく、一眼レフと同等。
こういう、良い点の積み上げがG5Xは分厚い。
雨の日だけど、PowerShot G5Xは、傘を片手に気軽に持ち歩けるので、雨に反射した風景が美しく「あっ、これは良いな」と感じた構図をぱっと写真に収める事が出来る。
極上のフィーリングの前面垂直配置メイン電子ダイヤル、片手操作でもラクラクの背面サブ電子ダイヤルのコンビネーションで、マニュアル撮影も笑顔です。
クリスマスが近づき、華やぐ街のショーウィンドウもG5Xはふわりと撮れる。
機材あっての写真だから、写真撮る時はやっぱり機材にも思いを馳せるのだけど、G5Xは、ホント、小さくて操作性も良いという点においてデジタルカメラの夢を叶えた機種だと思う。
これ以上になると、機能や画質うんぬんではなく、フィーリングの話になって行くため、そこからは満を持してEOS KISS X7などの一眼レフの出番だろうと思う。
寒い雨の日、道端で雨に打たれる落ち葉に哀愁を感じてシャッターを切る。
他人から見たらバカみたいだろうけど、こういうセンチメンタルな気持ちになれるのも、町歩きの醍醐味だったりする。
ちなみに、普段はG5Xの液晶は裏返しにして、フィルムカメラみたいな感覚で使っているけれど、バリアングル液晶はいざという時にあると助かる。
良い意味で家庭用のFAXみたいなものかなぁと。
暮れ行く町の中、人知れず雨に打たれる小さな紅葉。
カメラをいつでも持ち歩けるからこそ、こういう風景も写真におさめておく事が出来る、そう思うと、G5Xがとても愛おしい。
写真って本当に良いものですね。
ただ、やはり、それを生み出すカメラも大切で、傷とかつけないように宝物のように扱っていけたらと思います。