今回の記事では、汎用のエアコンリモコン「ELPAエアコンリモコン RC-34AC」を使ってみましたので、その話を書かせて頂きたいと思います。
東日本大震災以来、私の自室のエアコンは節電のために封印し今も続行しているのですが、家族のエアコンは生かしています。
そのエアコンのリモコンなんですが、経年劣化なんでしょうか、ボタンを押下しても1回では反応せず、何回もトライしてようやく「ピッ」と反応する状態になってしまいました。
日立純正のリモコンを買うのが筋なのですが、ものは試しで、値段が実売1280円と劇的に安い、ELPAの汎用リモコンをまずは使ってみることにしました。
ちなみに、対象となるエアコンの型番は、日立のRAS-2510LXという、製造年が2000年のモデルです・・・って、もう17年も経つのか、さすが日本製だ、何ともねぇぜ!! (リモコン以外)
というか、17年間も経過してようやくリモコンの調子が悪くなる程度で済む日本の家電は、言うまでもなく世界一ですな。
世界よ、これが日本の家電だ!!(急に思い出したように)
ともあれ、この盤石感は、日本に住んでないと分からないところなのが世界の残念な所。
それはそれとして、汎用リモコンの話ですな。
機能的には、さすがにエアコン固有の便利機能類はあきらめるしかない。
運転の開始・停止、運転切替、風向き、風量、温度といった基本機能しかコントロールできないのは、汎用品なのでしょうがないところ。
ELPA RC-34ACは、液晶部にバックライトが内蔵されているのが嬉しいところ。
厳しいのが、初期設定がややこしい。
この手の製品にありがちなんですが、[運転/停止]ボタンを押しながら、[運転切替]ボタンを押すと、設定モードに入る・・・というのは良いとして、その後が問題です。
メーカーコードを入力するだけ・・・と思いきや、メーカーコードを入力する前にひと手間あるのです。
メーカーコードの前に、日立だったら、運転切替ボタンを押して「暖房」にしてからじゃないとコード設定が有効にならない!!
むおっ、暖房とか冷房といった言葉を、本質と違う用途に用いるのは、仕様的にちょっと微妙かも。
ちなみに、たとえばダイキンだと「冷房」にしないとコード設定が有効にならない、東芝や富士通ゼネラルだと「除湿」、三菱だと「自動」・・・と、メーカー毎にコード設定を有効にするためのモードが異なるのですが、理解できてしまえば何て事はないのですが、こういうのって直感的じゃないので、コード番号だけで何とかして欲しかったところ。
仕事でプログラムの設計開発してるけど、ちょっとだけ、仕事で仕様書を読み解いているような気分になってしまったとです・・・
結局、家族のエアコンは、「暖房」のコード33でうまく動作しました。
同じ日立でも、複数のコード番号があるんで、これは自分の家のエアコンに適合するまで番号変えて試す・・・みたいな作業が必要なのかな。
エアコンの動作は、スムーズに出来てバッチリです!!
ただ、夏は「涼快」モードが家族愛用モードなんだけれど、それがないので、ずっとこのリモコンで行けるかどうかはまだ分からないところですね。