今回の記事では、快晴のセルコホームズーパラダイスをPowerShot G5Xで撮影してみましたので、その写真を掲載させて頂きたいと思います。
ズーパラダイスは今年初めてとなるのですが、いつも重く大きな一眼レフをメインにするところを、軽量小型のPowerShot G5Xだけではどうか?と思い小さなG5Xのみで撮ってみました。
通路をのしのしと移動して行くサイ!!
いきなり動体撮影でしたが、G5Xは、画質面ではもう一眼レフに匹敵する良さなのでばっちり。
ただ、単純なコントラスト方式AFなので、コントラストがはっきりしない被写体にはピントが合わない/合いにくいという、ウデどうこうじゃない構造的弱みがあり、納品の義務があるプロは使うとマズイだろうな、というところはありますね。
青空のもと、サイとカバがいる風景。
こういう風景写真は、G5Xの大得意なシーン。
フラミンゴの羽と落ち葉がなかなか綺麗な池。
フラミンゴのエサ皿に飛んでくるスズメ。
動体撮影ですが、G5Xは、シャッターを切ると1秒近くEVFがブラックアウトするため、EOS 7Dなどと違って「シャッターを切った瞬間の被写体を見ながら撮る」という事が出来ません。
シャッターを切る度に、ごく短時間とは言え、目隠しされる感じになるので、風景写真では何の問題もないものの動体撮影では「7D基準」で向き合ってしまったりするとややストレスになるかな?
牧歌的なレスポンスのG5X、これは個性なんだと思いつつ撮るのがよろしかろうと思います。
キリンとシマウマ。
大勢のお客様の中から撮る・・・とかいう場面になると、PowerShot G5Xの「邪魔にならない美点」は無類の強さですね。
小さくて薄いカメラを顔面にくっつける形になるので、占有するスペースは、手を伸ばさないといけないスマホなんかと比べると、うまくすると半分どころか1/3くらいで、カメラなしのスペースに近い時もありますね。
花も綺麗!!
難しい光線状態のシロクマもG5Xはばっちり。
ハイライトのダイナミックレンジはややAPS-Cより弱いかな?と思うのですが、十分です。
ここはいつも大混雑なのですが、混んでいる所のG5Xの身軽さは本当にありがたい。
レッサーパンダ!!
これはG5Xだと結構大変でした。
御覧いただけると分かるのですが、レッサーパンダよりも、背景のコントラストがハッキリしているため、G5XのAFはあっという間に背景に引っ張られてしまいます。
レッサーパンダからAFがスポっと外れて延々と背景に合い続けしかも回復しない・・・。
単純なコントラスト方式なので、確かに正しく素直な挙動で、逆に予想しやすく分かりやすいという強みもあります。
ただ、歩き回るレッサーパンダを良い構図で撮るチャンスは短く、こういう場合は、盤石のスーパーカメラであるEOS 7Dが恋しくなりますね。
EOS 7Dは本当に凄いカメラなんだなぁと。
ただ、撮ってしまえばG5Xも十分に凄い!!
ボール遊びするくまちゃんと、さわやかな青空で、また会いましょう!!