さすがにXepria 10 IIIより高額で、購入するためのハードルはより高くなってしまうのですが、その中身を見ていくうちに、これは無理をしてでも買わなければいけないのではないか?と真顔にさせられました。
日の丸スマホが進むべき道をハッキリと示した、ソニー驚異の職人技に惚れ惚れします。
美術館展示クラスのスタイリング
Xperia 1 IIIは、あの究極美と思うZ Ultraにもひけをとらない、大きく言えば「美術館展示クラス」のスタイリングに思えます。
↑Xperia Z Ultraが既に板1枚タイプデバイスの究極形態となっているため、それに追いつき追い越すためにはどうすれば良いのか? 誰も出せなかった答えを、他ならないソニー自身が導き出して来た、そんな感じです。
強靭なガラス素材をベースにして、曇りガラス状の「フロスト」加工を施し、それを際立たせるために、デザインの主張を後ろに控えさせる。
Z Ultraがそうであるように、何年経過しても良い、今だけではない、後世の人たちに残すための製品...その覚悟を受け取りました。
個人的にはフロストパープルが欲しいけど、SIMフリー版には出なさそうなので、買うのはフロストブラックになるであろうか?
初のカメラ専用機リプレース機
個人的にカメラ専用機の時代は完全に終わりました。
とある女性にレンズが怖いのでスマホにしてと頼まれたので、もうアカン。
そんな悩みの所に、本気でスマホをカメラ化しようとしているソニーが来た!!
とは言え、今までの全てのスマホは、カメラ専用機とは一線を引いた「スマホはスマホだよーーん」というのんびりしたものでした。
↑スマホは永久にカメラ専用機の二番手、おまけ、サブカメラ、そんなポジジョンで良いのかそんなポジション欲しくない、求めるのはメインカメラ。
来たぞ初のカメラ専用機リプレース・スマホ。
ソニーがついに、初めて、カメラ専用機と同等のポジションとして開発したのが本機カメラとしての「Xperia 1 III」です。
この機体が登場したその日、スマホではなく、カメラというカテゴリーにXperia 1 IIIという名が刻まれるのだ!!
カメラ用のアプリですが、従来のスマホ用カメラアプリは廃止!!
本格の「フォトグラフィーPRO」に切り替わります。
↑スマホが本格カメラになれなかった最大の原因、妥協したレンズと妥協したセンサーは、全てリセットされ、カメラ専用機に匹敵する部材に切り替わります。
レンズ交換式カメラに準じたレンズ構成で、フルサイズ換算で16mm、24mm、70mm、105mmの4焦点切り替え式。
特に70mmと105mmを1レンズ1センサーでカバーする新規開発の機構が大注目。
ズームレンズではなく、焦点距離の可変機構のみを応用した、2焦点切り替えです。
これにより、70mmと105mmに徹底したチューニングをかけられるのが強み。
この発想は、空想としてはあったのでしょうが、本当に形にして来るソニーは凄い。
誰かが作ったものをお金で買ってきて数の暴力で史上席捲というのが当たり前の世の中になってますが、独自開発のもので突破する姿は胸が熱くなります。
Xperia 1 IIIはとても短い記事では語りつくせないので、また別の記事で書かせて頂きたいと思います。