2009年6月13日土曜日

サクラ大戦1&2購入記念。ドリームキャストの話。





ネットで注文したPSP「サクラ大戦1&2」が自宅に届いていました。
その記念として、私がこのゲームを最初にプレイしたゲーム機、セガ「ドリームキャスト」(略称はドリキャスなので、以降はドリキャス)の話を書かせていただきたいと思います。

私のドリキャスは、初代バージョン。なつかしの湯川専務のパッケージ版です。
手に取ってみると、やっぱりいいですねぇ・・・ドリキャス。コンパクトなサイズと直線と曲線を生かしたデザインは色あせないものがあり、未だにかなりのお気に入りです。
というか、歴代ゲーム機の中では、PSPとPS3に次いで好きなゲーム機なんです。

このドリキャス、当時としては驚異的な性能を持っており、特にPS2に先んじてVGA表示を標準として取り入れた高度なグラフィックスは、映すテレビを特に選ばないという意味において、今のハイビジョンよりも分かりやすくて訴求力があったと思います。

今や、テレビゲーム機はPS3にまで進化し、グラフィックスやサウンドの表現力に事実上限界が消えうせ、あとは作る人間の限界によって結果が左右される、という状況まで到達している感があります。
最初にその世界の到来を予感させたのが、他ならないこのドリームキャストだったように思います。

性能そのものも高いのですが、モデムとはいえゲーム機として初のネットワーク接続機能を備え、さらに、コントローラーには「ビジュアルメモリ」という、単体でも簡易型携帯ゲーム機として動作するモジュールを装着するなど、野心的な機能も続々と搭載されていました。
どんなゲームが出来上がるんだろう?というワクワク感は筆舌に尽くしがたいものがありましたね。

肝心のゲームですが、個人的には大満足するタイトルが多かったです。

エターナルアルカディア■
数あるRPGの中でも最もお気に入りの一本
よくある主人公が周りに流されるパターンではなく、まっすぐで強い心を持った主人公「ヴァイス」が、数々の苦難の前に、ともすればネガティヴな心境に陥りがちになる周囲の人々を支え、前進する希望と勇気を与えてゆくという感じで、こういう作りが出来るものなのか、と製作スタッフの手腕に感激させられたものです。空を海に見立てる世界観も素晴らしく・・・やばい、書いていて胸が高鳴ってきた!
この前、PSPで遊んだ「ゼノギアス」に抜かれるまでは、私のRPG歴代最長プレイ時間記録(200時間)のゲームでもありました。
PSPで出たら100%買い
ます。

バイオハザード/コードベロニカ
今やPS2用ゲームになってますけど、ドリームキャストのオリジナルなんです。しかも、初代版は、登場キャラクターの顔が俳優のキアヌ・リーブスとレオナルド・ディカプリオそんまんま! もちろんPS2版では関係ない顔に修正されてました・・・。
ゾンビの表現もそうなんですが、ドリキャスの持つ「何でも表現できちゃう」高度なグラフィックス性能がだんだんと諸刃の剣になってきて、クリエイターには「あえて描かないように考える」部分が必要になって来た時代でもあったかなと思います。

■サクラ大戦■
後から今回購入したPSP版の記事を書かせていただくつもりですので、内容が被るかも知れません。
サクラ大戦は、元々はセガのゲーム機「サターン」で作られたゲームです。
その面白さ、評判は聞いていたのですが、いかんせんハードウェアを持っていなかったのでプレイできず。ドリキャス版発売によってようやく手に出来ました。
テレビコマーシャルで流れた主題歌の衝撃は忘れられません。
ヒロインの真宮寺さくらの出身地が、私の地元の仙台というのもツボ。
今や、楽天イーグルスやベガルタ仙台、武将ブームによる伊達政宗人気などで、仙台は押しも押されもしない全国区に躍り出てくれましたが、当時はまだまだ関東で知り合った方から「へぇ仙台ってどこ?」って聞かれる事もあった時代・・・。まさに選んでくれてありがとう!という感覚でしたね。

■シーマン■
マイクで画面の中のキャラクターと会話が可能という、最初に聞いた時は「そんなマネが今の技術で可能なのか!」と思うしか無かったくらい、実に画期的なゲーム。
と、同時に、色々なクリエイターが「ドリキャス」の高性能を活用し、率先してアピールしようとした熱気ある時代でした。
今で言えば、本当にスーパーコンピュータとしても利用されているPS3が、肝心のゲームにおいては、フルハイビジョン映像を見せる以外にいまいちその絶大なパワーをアピールし切れていないのとは正反対かも知れませんね。
ただ、シーマンには、二重三重にひねり過ぎたと感じる難点もあり、非常にクセのありすぎるキャラクター、リアルタイムでシビアな時間間隔をものともせずに世話をしないとシーマンがすぐに死んでしまうという、社会人お断りな側面があって、最後の最後でゲームとしての敷居を高くしてしまったのが謎でした。

他にも色々ありますが、この辺で。