2009年6月10日水曜日

眠りから覚めたソニー?リトルビッグプラネットPSPでも技術を見せる!






ついに、PS3が生んだ新世代アクションゲーム、「リトルビッグプラネット」PSP版の動画が公開されました。

実は、私はPS3の「リトルビッグプラネット」を持っているのですが、買った当時はPS3はLinuxパソコンとしての利用真っ盛りでして・・・で、買ったのに・・・まだ一度も起動してなかったんです。

ええー起動しないのに買うなよーと言われるでしょうが、このゲームは、ネット上での評判が極めて高く、それはもう単に面白いゲームという枠にはおさまらず、新しいゲームが生まれたという興奮が渦巻いておりまして、もう買うしかないなと。まぁ、買ったものの、当時はちょっとLinux上で個人的に勉強がてら開発中のプログラムが何本かあって、そっちにズルズル引っ張られてしまいました。

だから、PS3版を持っていながら、今回初公開されたPSP版の動画で初めてリトルビッグプラネットのスゴさに驚いてしまったという珍現象が起きています。

「うわっ。これ、普通に横スクロールアクションゲームとして面白そう!」
「リビッツが空を飛んでいる・・・。なに、このジェット噴射の自然な煙は!」
「物理演算しているというけど、なるほど、確かに物体の動きが本物らしい感じだぞ・・・」

PSP版は、もちろん、根源的な性能に開きのあるPS3と完全に同等とはいかない(まぁ、世界最高性能のゲーム機と互角だったら逆にホラーですが)とはいえ、全体の印象として再現性に色あせの無い、ハイレベルゾーンだなと。

先日公開された「グランツーリスモPSP」の動画もそうですが、ようやくソニーが眠りから覚めたという印象が強いです。

眠り・・・。確かに、ソニーは、たゆまないシステムソフトのアップグレードや、PSネットワークとストアの改善、「ロコロコ」「パタポン」「勇者のくせになまいきだ」などの良質なオリジナルゲームの開発などなど、しのごの言われる筋合いのないくらい頑張ってくれていますが、こと技術面においては、どうもPS3に忙殺されてPSPまでは手が回っていない印象がありました。

それが、ここまで来て、ようやくソニーが技術面でもPSPをリードしはじめたという感じです。
PSPは、携帯ゲーム機というジャンルから飛び出し、ポータブル高性能マシンという独特のジャンルに昇華している感がありますが、それもこれもファーストパーティのSCEが目立たなければ物足りないわけで、ようやくPSPはクルマに喩えると四輪全てが快調に回り始めたという気分です。

しかし、それにつけても、PSPの潜在能力の高さには舌を巻きますが、それを引っ張り出すのにかかる年月の長さにも・・・。