2010年8月25日水曜日

EOSムービーで撮る満月。EOS 7Dの底力に感動。






EOS 7Dでの満月撮影ですが、EOSムービーによるハイビジョン動画でも撮影してみました。

1080/30pでの撮影です。

レンズはEF 70-200mm F4L USMの200mm端と、SIGMA APO MACRO SUPER II 70-300mm F4-5.6の70mm端と、300mm端です。

さすがEOS 7D。写真のイメージをちゃんと残して鮮明に美しく月の姿を映し出してくれました
ダイナミックレンジも十分で、ノイズ覚悟でISO 6400まで感度を上げてみたところ、月の周りを流れる雲まで鮮明に捉える事が出来ました。かなり速い雲の流れが30pによってシネマティックに表現できました。プラズマテレビTH-P37X1で視聴したら、もろにホラー映画でしたが

また、月の周りにかかる薄い「もや」が美しく、それを表現できるかどうか撮影してみました。
もやとの輝度差はいかんともしがたく、どうしても月は白とびしてしまうものの、それにしても決して電球のような過剰な飛び方ではなくて、あくまでも月に見えるのは素晴らしい。
現場で見て「いいなぁ」と思ったイメージが表現できたのは喝采。

そもそもこの200mmや300mmとなると、HDR-XR500Vなどの家庭用ハイビジョンカメラでは本体の性能以前にレンズがネックになり、あまり思ったような写りにはならないものなのです。
小型の高倍率ズームレンズでは、どうしても不利な最大ズーム域ですし、解像力やディテールが甘くなってしまってもしょうがないので文句を言うところではありませんが。

対するEOS 7Dは、高度な本体性能に加えて、この焦点域でも十分な描写力を発揮する写真用レンズが使えるのですから、やはり大きいなぁと。
しかも、これがディテールの限界というわけではなく、たとえばの話ですが、単焦点のEF 300mm F4L IS USMや、最新の蛍石単焦点レンズ「EF 200mm F2L IS USM」といった、焦点距離が長くともより描写力の優れたレンズを使えば、まだまだ画質が上に伸びる余地があるのですから、ため息が出ますね。
高額レンズはレンタルという手もあるわけですから、決して荒唐無稽なたとえ話でもないですし。