2010年8月3日火曜日

長いカメラ選びの旅が終わった。EOS 7Dは、ファイナル一眼レフ。









先週末に約一年がかりでようやく購入する事が出来たEOS 7Dですが、早朝の蔵王にて本格的に使い始めました。

いやー、心の底から、真に良いカメラですね。EOS 7D。

EOS 7Dは、キヤノン主催の仙台の発表会にも行ってきていたし、二度の購入決定をキャンセルして長い間店頭やムック本等でスペックの凄さだけは研究しまくっていたつもりでしたが、実際にフィールドに持ち出して使ってみると、事前に知っていたつもりの魅力を、もっと、もっと、遥か上に超えた素晴らしいカメラだったということを、短時間でありながらもジックリと思い知る事が出来ました。

実際に持ち歩いてこそ分かる、細部の仕上がりの丁寧さ、手触りや質感、剛性感、とっさの操作性といったものは手抜かりなし。満足感は半端ではありません。

今までのカメラは、どこにか「次に期待」という要素が散りばめられており、新製品を買ったその日に新型への想いも発生していたかと思うんです。
EOS 7Dは、もうそういった気持はなくて、個人的には一眼レフカメラのファイナルとして一生モノです。

もちろん、手持ちのEOS KISS X2やEOS 20Dもずっと使い続けたい名機であることに揺るぎはないのです。
何を置き換えるとか、何をだめにするという意味では全くなくて、とにかくEOS 7Dは、個人的にオリンパスC820Lから続く、デジタルカメラ選びの長い旅の終着点です。

もちろん、まだ見ぬEOS 3Dの登場や、安くて小さくて素敵な新EOS KISSシリーズ、ソニーの夢のハイビジョンカメラ「NEX-VG10」の系譜など、世の中にはまだまだ光り輝くカメラの種があるわけで、一生新しいカメラを買わないという事はありませんけれど、旅の終わりの喜びを噛み締めたいですね。

ミラーレス一眼に比べて、大きくて重たいという弱みはありますが、クルマの4WDモデルが理由のある重さであるのと同じように、それは欠点ではなくて特徴とも言えるでしょうね。

今回の記事で掲載させて頂いた写真は、もちろん全てEOS 7Dで撮影。
撮影モードは全てマニュアルです。

レンズは
EF 28mm F2.8
EF 20mm F2.8 USM
EF 50mm F1.4 USM
EF 100mm F2.8L MACRO IS USM
SIGMA 15mm F2.8 EX DiagonalFishEye
を使用しております。

個人的には、画質面ではEOS KISS X2の1200万画素で満足で、それ以上の画質を求める気はありませんけれど、だからと言って、1800万画素は「画素数が多すぎる」と否定している場合ではありません。

実際に手にして使えばこその宝物かも知れないです。
とにかく、この1800万画素は、風景写真ではすぐさま分かるすさまじい威力を発揮してくれます。
単純に画素数が多いだけでなく、それがディテールや微細な空気感、立体感の再現に直結しており、まさにEOS 20Dの820万画素センサーにも勝る、稀代の傑作センサーだなと実感。

シャープネスなんかは安心して低くする事が出来て、デジタル補正感はほぼ皆無な、とても自然な感じを味わう喜びもあります。