一度購入したものの、いざ開封してみたらペン先が曲がっていて使用不可能だった「ペチット1・レッド」。
本日、仙台のLOFTで新しいものを購入して来たので仕切り直しです。
※なお、最後にフランクリン・コヴィー・レキシントン万年筆の書き味について少し書かせて頂いております。
結局まだ返品していませんが、上がペン先が曲がっていたペチット1・レッド。
下が本日購入した、正しいペン先のペチット1・レッドです。
曲がっている方は、インクが出て来ないのでどうにもならないです。
ペチット1は、本体の軸を分解すると、中から黄色いプラスチックパーツでシールドされたインクカートリッジが出てきますので、シールドを外してカートリッジを首軸に取り付けます。
だいたい2分から3分くらい待つとインクがペン先に回って筆記可能になる感じですね。
ブラック、ブルーブラックから一日遅くなりましたが、あらためてフランクリン・コヴィー(Franklin Corvy)・レキシントン万年筆と並べて写真を撮ってみました。
透明レッドの軸も、こうしてみるとなかなかジュエリー(ルビー)タッチで美しいですね。
前回の記事では不完全燃焼だった、ペチット1・ブラック/ブルーブラック/レッドようやく揃い踏みと、レキシントンの全員集合写真です。
小さくてカッコよくて、イリジウムのペン・ポイントがファインな一同勢ぞろいで頬が緩んでしまいます。
いよいよペチット1・レッドで筆記してみました。
合わせてレキシントン万年筆も。
ペチット1・レッドは、やや紙に対する抵抗感が強いのですが、それは、これからどんどん使う事によって、ペンポイントのイリジウム玉が磨かれて解消されるはずです。
それはそれとしても、やはり万年筆ならではの書き味だから安心。
気になる赤色インクも、実にみずみずしくて鮮やかな発色。
赤の出番は数多いと思うので、その筆記シーンを篤く彩ってくれるのは間違いないと思います。
ちなみに、昨日書いた「全員揃い踏みの筆記例」に、一日遅れになりましたが、ようやくレッドを書き加える事が出来ました。
ペチット1にはもっと沢山の色があるのですが、欲しかった全てのカラーは揃えたので、まず本体を買うのはこれくらいにしておいて、あとはどんどん筆記するのみ!!
■レキシントン万年筆の書き味について■
今回の記事の最後に、ちょっとレキシントン万年筆の書き味について書かせて頂きたくお願い申し上げます。
レキシントン万年筆は、盤石の日本製や信頼のドイツ製とは違い、ちょっと製造の精度に難点がありますが、その実力は決して侮れない高いものがありました。
何と言ってもモンブランのカートリッジを使えて、あの優秀なインクを細字(MなのにFより細いという謎仕様)でガンガン使える価値は、まさに計り知れないもの。
恥ずかしながらの毎度の独自・ペン字練習でガンガン筆記しても、安定してて書き味も滑らか。
ペン先の仕上げの粗さに反して、溶接されたイリジウム玉はある程度シッカリと研磨されているらしく、清く正しく万年筆ならではの書き味を示してくれました。
また、今日は、メモ帳「ニーモシネ」に色々とメモを書き込む実践投入してみました。
確かに、裏移りもせず、細かい文字もちゃんと書けて大活躍。
しかも、持ち味と言うべきか全身がクロームコートのこの豪奢な見栄えは語らずにはおられません。
何かとてつもない筆記具を持ち歩いているような気にもなれてお得度数は半端ではありません。
到着から半日の気落ちっぷりから、ここまで急上昇で持ち直すとは、駄目だなんて思ってて本当に申し訳なかったです。すみませんでした。