2015年6月20日土曜日

驚異の軽量廉価な望遠ズームレンズ「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM」を使ってみた

望遠ズームレンズと聞くと、問答無用で、値段が高くて重たい白Lレンズばかりを思い描いていた私ですが、驚異的に軽量で廉価な良いものがありました!!

「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM」です。


このレンズ、250mmもの長さの望遠ズームレンズとは思えないくらい軽く、たったの375グラムしかありません。

しかも、ボディラインがスッキリと真っ直ぐで、フォーカスリングとズームリングの配置バランスも整っていて、見た目がかなり立派!!

かなり期待をしつつ、撮影してみました。


しかし、軽い望遠ズームレンズは、「しまった!」と思える弱点が潜んでいました。

そのあまりの軽さゆえに、テキトーに構えようものなら最後、レンズの先端がブルブル震えてISユニットが悲鳴を上げるくらいのブレが発生しやすい!!

しかも、個体差なのか、試写させて頂いたレンズは、ファインダー像があんまり止まらない?!

なんでなのかはちょっと分かりませんでした。

スイッチOFFとか、壊れて全くISが作動しないって事でもない感じで、効きがとっても弱いという感じ。

結局、手振れ補正は無かったものと思い、無難に、シャッター速度1/250秒まで上げて、絞りはF/5.6で写真を撮りました。


(※EF-S 24mm F2.8 STMレンズで撮影)

結局、望遠ズームレンズは、極端に軽過ぎると、先端が安定しなくて、不必要に撮影の難易度が上がってしまうのかなぁ。

間違いないのは、やっぱりEF 70-300mm F4-5.6L IS USMなんだろうなと思います。

・・・いや、そう言うのはどうなのか。

このレンズは、実売が14万円以上する高額レンズなので、EF-S 55-250を見に来ておいて、やっぱり高いやつが良かったですという結論はあまりにも寂しすぎる。


思い直して、ISをアテにしたラフな構えなんかをせず、しっかりと構えてシャッター速度1/250秒で撮影し直してみました。

肝心の画質ですが、画質そのものはかなり良好!!

白いEOS KISS X7ボディを撮影しましたが、白色に想像した以上の立体感あるし、味気もある。

これなら、もっと色々撮ってみたくなる!!

軽すぎてブレやすいってのは厳然としてあるけど、本来は軽いのが大きなアドバンテージ。

航空ショーとか、長時間レンズを振り回す時とかは、かなり好感度上がりそうな予感がします。

あと、このレンズは、ご存知「ダブルズームキット」で、とてつもないお得なセット価格で提供される可能性が高い。

もしも、まだ見ぬEOS KISS X8が発表され、ダブルズームキットにこのレンズが入っていたら・・・!!


■追記 手振れ補正はかなり効きます!!

なんかおかしいと思い、別の機会に別の場所でEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMレンズを試してみました。

そしたら、250mmでも、ちゃんとファインダー像がガッチリと止まり、安定した撮影が可能でした。

これだけの望遠が、軽量レンズとして気軽に持ち出せるというのは、相当に大きなインパクトがあります。

EF-Sレンズは偉大だ!!