PowerShot SX710 HSが毎日びっくりするくらいの大活躍ですが、やはり、撮影してて心底楽しいのはEOS KISS X7だなぁとしみじみ思う。
そのPowerShot SX710 HSのサブカメラとして、EF 50mm F1.8 STMレンズ1本だけで、EOS KISS X7も使ってみました。
動物公園と言うと、望遠レンズがモノを言う場所という認識があったのですが、結論から言うと、50mmで良かった!!という場面が続出して、色々と考えさせられる日となりました。
フラミンゴは、沢山居すぎて何を撮影したらいいか、わやくちゃになって分からなくなる案外難しい被写体なのですが、50mmだと、むしろ迷いをすっきりと絞り込めて逆に楽しく撮影出来ました!!
Power Shot SX710 HSの即応力や便利さは賛嘆するばかりですが、EOS KISS X7は、この小さな体に、立派な日本が誇る職人技術「一眼レフ構造」をすっかり持っているゆえ、1枚の撮影の手ごたえ、楽しさが、電子オンリーカメラの立ち入れるものではありません。
小雨模様なので、ちょっと色が冴えない薄暗い感はありますが、キリンとシマウマが並んで葉っぱを食べているシーンが撮れました。
50mmだと、測ったようにぴったりと画角に収まるので、動物園=望遠みたいな思い込みが、爽やかに溶けて行ってしまうような感覚。
いや、望遠で撮りたい時の方が多いので、50mmの方が良いという話ではなくて、50mmもいいなぁという話です。
ゾウも50mmだと、なかなかぴったり撮れます。
50mm単焦点で動物公園というのもアリかも知れない。
見事なかぼちゃの花が咲いていました。
動物公園ですが、園内をよく見ると、草花も結構綺麗だったりするんですよね。
50mm持って歩くと、より一層気がつきやすいかも知れない。
我ながらびっくりしたのが、トラが50mmでこんなに大きく撮れた事!!
望遠ズームやトリミングなしで、50mmのみで、ここまで大きく撮れるのは、トラがシールドガラスべた寄りに近づいてくれたから!!
遠くに居られると、望遠レンズなしには終わりですが、近寄ってくれると、逆に50mmが強みになる!!
これはワンショットAFの静音シャッターモードなのですが、平面方向の動きではなくて、奥から手前にズンズンと移動してくるZ軸方向の動きなので辛いところ。
それでもまぁまぁ撮れたので、EOS KISS X7すげぇなぁと。
50mmの最短撮影距離を突破されたので、ちょいピンボケ。
でも、ここまで近くで撮影出来て感激。
ピンボケのカラー写真は見るに耐えないから、ピンボケを味に転化出来る(?)ハードなモノクロで撮影してみました。
ワンショットAFでは不安があったんで、静音モードを解除して、AIサーボAFで撮影してみました。
フォーカス測距ポイントは、中央1点のみで、連写は無しです。
AFが遅い部類にあるEF 50mm F1.8 STMでも、トラの移動に追従してくれてホントありがたい!!
AIサーボAFは、いわゆる動体予測AFなんですが、EOS KISS X7は、素晴らしい音を響かせてくれる静音シャッターモードでは選択出来ないので注意です。
メニューから選択肢が消えるので、知らないと「あれれっ」と混乱してしまう。
これも、トリミングじゃなくて、生の50mmの画角です。
完全に最短撮影距離を突破して、完全にピンボケしてるんですが、ここまで大接近して撮影出来たんで、やったぁぁ!!という感じ。
ただ、ここまで来ると、EF-S 60mm F2.8 USMレンズや、EF-S 24mm F2.8 STMならどうだったろう!?って、またチャレンジしてみたい意欲でいっぱいになりますね。
フォーカスモード「AIフォーカスAF」で撮ってみました。
普段はワンショットAFで、被写体が動き出したのを感知すると、動体予測AIサーボに移行するモードで、こっちも期待以上。
被写体が、Z軸方向に素早く動くとなると、動体予測系のAFは凄い。
EOS KISS X7は、AF速度の遅い50mm F1.8 STMでも、トラの素早い移動に追従出来るので、またまた惚れ直してしまった。
惚れ直すも何も、これ以上ないくらい惚れてるカメラだけど!!
EOS KISS X7とEF 50mm F1.8 STMは、デレデレです。
こんな良いカメラを作ってくれて、キヤノン、ホントにありがとーーー!!