なんと、ミニサイズにアレンジされた「X68000 Z」として、株式会社瑞起からミニファミコンのような形で復刻される事が決まりました。
X68000の名前がまた世の中に出てきた事だけで大きな価値があろうかと思います。
X68000ユーザーとしては「伝説の続き」が欲しかったところ
X68000 Zについては、とにかく作る事に意義があり、全面的に支持したいと思います。
これについては特に言うべき事はなく、とにかく頑張ってX68000の名前を2022年、2023年の世の中に再び蘇らせて欲しい!!と願うばかり。
その上で、ガチのX68000ユーザーだった私から見て、シャープ株式会社から出して欲しかったX68000について語らせて頂きたいと思います。
X68000は、とにかく初代のインパクトが永久に続くのではないかと思われるくらい絶大だったわけですが、いつまでも初代から進化しないまま終わった...という形になっています。
シャープのテレビ事業部という変わり種から企画されたX68000は、ありとあらゆる点でユニークで、特にマンハッタンシェイプと呼ばれたフォルムは、今でも世界有数の美しいデスクトップPCだと言い切れます。
コンセプトもキレキレで、当時のPCは完全なマニアの城だったため、値段が異様に高く、どんどんモデルチェンジされると買い替えが追いつかない。
それを見越して、「五年間は変えない!!」という心意気があったのですが、😣🐢ライバル(?)のPC98が32bit CPUの「i486」で躍進し手が届かない存在になっているのに、MC 68HC000という古くなったMPUで本当に五年間変わらず進んでしまった(マイナーチェンジはしたが、i486の前には焼け石に水)のが厳しいところでした。
毎年望まれたのが、「あのインパクトをもう一度!!32bit版X68000爆誕!!」も、毎年肩透かし。
やっと出た32bit版も、焼け石に水リターンズみたいな古い68030を申し訳程度に搭載して最後っ屁みたいな終わり方でした...
X68000知ってても、X68030が出ていた事さえも知らない方が多い事でしょう...
てなわけで、本当に出てほしかったのが、やはりX68000のスタイリングで超絶性能のパソコン!!
もう当時のX68000が拘ったモトローラのMPUは搭載出来ないので、Core i3とWindows 11を搭載した、まっとうに使えるPC「X Core」としてリブートしてもらえれば...というのが心情です。
X68000の夢は、普通にWindows 11が全て実現している?!
X68000と言いますが、当時ユーザーが夢見た事の全ては、実はWindows 11が全て実現しています。
私はWindows 11が最初からずっと大好きなのですが、実のところ、あの時の夢が実現されているという思いもあって、ここまで好感度が高いのだと思っています。
ただPCとしての「体」が、どうも面白くない。
Windows 11の欠点は、OSじゃなくて、搭載されるPCが横並びで全然面白くない点だとは思います。
そこもマイクロソフトのSurfaceが打破しようとしていますが、そこはシャープがX68000(X Core)で追い越して欲しかった!!