いよいよプロ用のスタジオモニターヘッドホン「MDR-M1ST」を本格的に運用開始いたしましたが、それで思うのが、Xperiaシリーズ(Xperia 10 IIと、Xperia 1 II)を、一流のDAPに引き上げる威力があるという事です。
音質的には、まだエージング(慣らし運転)がまだまだこれからという段階で、その高い潜在能力は全く発揮されていないMDR-M1STですが、ノー・エージングの状態でもハッキリとその威力が分かります。
どんな音も自分の近くでハッキリと識別出来て、どんな音も不快感なく見通し良く聞くことが出来る、まさにストイックなプロフェッショナルデバイス。
プロのウルトラヘビーユースによって損耗が激しい事を見越し、無償修理期間は一切設けないものの、買い替えをしやすくした値段設定、補修パーツの充実、仕事のために妥協を許さない音質、プロ用の業務機材とは言えども、コンシューマー用途で購入しても多大なるアドバンテージがあるのが分かります。
↑組み合わせる機材(DAP)としては、もちろんウォークマン(A100)は文句なしの王道ですが、ウォークマンは根源的に優れているため、正直、どんなヘッドホンやイヤホンも、ある意味、誰もが順当に良質で当たり前田亜季大好きという感じになるため、特に驚きは無いかも知れません。
やはり、驚きという面では、Xperia 10 II、Xperia 1 IIと言った、Xperiaを音質的に一流のDAPに引き上げてくれる点にあろうかと思います。
もともとXperiaは、音楽の盟主ソニーの手による製品だけあり、他のスマホの音楽機能とは技術面だけでなくスピリット面でも一線を画しており、スマホの中では最高峰。
スマホで音楽を聴くならXperiaにして欲しいと強く願うほど素晴らしいのですが、あくまでもスマホの中の話で、ウォークマンと比較してしまうと、一方的に劣化バージョンになっていたわけです。
ところが、ソニーのスタンダードクラスのワイヤレスヘッドホン「WH-CH520」との組み合わせが、梅に鶯と言って良いくらい見事に合ってまして、ウォークマンと比較して意気消沈気味だったXperiaを、新しい魅力を持ったDAPとして蘇らせました。
ここで思うのが、Xperiaは、イヤホンではなくてヘッドホンで本領を発揮するのではないかという疑惑です。
WH-CH520を経て、MDR-M1STでそれは確信に変わりました。
玄人を唸らせるのが目的のウォークマンとはまた違う、軽やかに爽やかに響き渡るニュー・ミュージックプレイヤーの爆誕です。
こうなると、MDR-M1STを3D音響に進化させた最新鋭「MDR-MV1」の威力も大きいのが容易に予想され、一気に買う予定リストアップです。
MDR-M1STによってもたらされるXperiaの重大アドバンテージの一つは、やはり、3.5mmのシングルエンド端子(オーディオ端子)をかたくなに装備し続けるXperiaのスピリットに対する大援護です。
MDR-M1STとの組み合わせにより、スマホのレベルから完全に脱却し、ウォークマンのローエンド製品として認定しても良いのではないか?と思えるほどのスーパーグレードアップを果たすXperia。
それもこれも、ちゃんと3.5mmシングルエンド端子を装備し続けていたからこその栄光です。
だから私はこれからもずっとXperia!!