2009年4月5日日曜日

第二回目の花撮影テスト。BIONZとエクスモアRのフルオートにはやっぱり脱帽












出掛けたついでにHDR-XR500Vによる、第二回目の花撮影テストをやってみました。
今回は、せっかくなので、購入時にオマケでもらったケンコーのビデオカメラ用三脚を使ってみました
この三脚、とても軽くて持ち運びがラクラク。
収納状態ではミニ三脚なのですが、脚部が三段階に伸び、エレベータ部分も伸び、全高が1mほどになるのでかなり使えます。
欠点は、脚部がスパンと軽々折りたためるので指を挟みやすい事ですね・・・。

地面に固定する三脚の良い所は、ミニ三脚による肩乗せや手ぶれ補正装置と違って、当たり前ですが、ガッチリと画が止まるので、安心して516mmの最大望遠が使える点ですね。
ただし、操作ブレを発生させないために付属リモコンは必須なので、出掛ける時は忘れないようにしないといかんですね。

毎度思うんですが、やはり映像エンジンBIONZ(ビオンズ)と、裏面照射(りめんしょうしゃ)型センサーのエクスモアRによるフルオート撮影は、本当に優秀です。

青空に枝を広げる木を撮影しても、空が白っぽく飛んだり被写体が黒く潰れたりしません。
青空も被写体も両方が見事に再現されます
露出制御に関しては、ヘタにマニュアルで介入しようものなら、そっちの方が失敗を招くほどの優秀さです。

それに、やっぱり、6枚虹彩絞りによる背景のボケの美しさは、望遠撮影で文字通り「花開く」という感じで、なにしろ長年の小型ビデオの夢が実現された機構ですから、何度見ても何度見てもその嬉しさに限度がありません。
1200万画素の写真モードでも撮影してみましたが、やはり涙が出てきますね。
小型カメラなのに、あのHDR-FX1000と同様の背景のボケ味を楽しめるのはやっぱり揺るがす事の出来ない魅力で、一度このボケ味の良さを知ってしまうと、もう後戻りは不可能!

というところで、露出の話に戻りたいと思います。
BIONZとエクスモアRによるフルオートがいくら優秀でも、問題は、そもそも日陰のために暗く写って正解の花などを、無理やり明るく撮影したい場合です。

シーンにもよるのですけれど、花など「美しさ重視」の被写体の時は、無理やり明るくしても安っぽい感じになりかねず、ヘタな考え休むに似たりという言葉もあることですし、暗いシーンは暗いままで撮影してしまう決心も必要かも・・・。

それでも、補正するのであれば、BIONZが出してきた結果を基準に、やっぱり+1段階くらいの明るさアップくらいが良いのかなぁというところです。
ちなみに、今回は、梅をマニュアルで明るくして撮影してみました