大晦日の大掃除をしていたら、何と、20年以上前(多分)の新品「トンボ MONOシャープ」が出てきてくれました。
あまりにも時が経ちすぎて、パッケージのビニールと値札が黄ばんでいますね。
一緒に、MONO GXというシャープペンシルの芯も出てきました。
過去からの冷凍睡眠(じゃないけど)から目覚めた、消費税が存在していなかった時代の100円ぽっきりシャープペンシルなのであります。
※誰が購入したか今となっては完全不明。ちなみに、消費税が無かった当時は、物品税といって、贅沢品のみに税金がかけられていました。
パッケージは経年劣化していたけれど、タイムカプセルのように守られてMONOシャープは20年以上(多分)の時を経ても、ピカピカの新品状態で姿を現してくれました。
樹脂軸全体をラバーで覆っているだけに、ベタつき等の劣化に警戒してしまいましたが、そういう引っ掛かった所のない、まさに新品サラサラの手触りでビックリしてしまいました。
野太いデザインの樹脂クリップは、表面が梨地加工してあって、なかなか質実剛健な造り。
軸への書き文字は、白色ではなくてピッカピカの銀色で、マットなラバー軸の上で光を放つさまは見事なアクセントとなっています。
名前の後ろに[100]とか値段が付いているのが、さすがに時代なのでしょうか?
円柱形の軸は、思い切って何も付け加えないスッキリそのままの円柱。
ペン尻のキャップは、深い帽子タイプで、「あ、あれっ?」て思うくらいハイランクのペンに見えてしまいました。
実際に筆記してみると、当時の100円シャープの高い実力が分かる、受験生の苛烈なヘビーユースにも十分に耐えられるだろうという書き味。
このクラスの日本製シャープペンシルの実用性がこんなに高いからこそ、高額な筆記具に行くのが難しかったりするわけですよね・・・。
ちなみに生産国表示がありませんが、たとえば、タイムマシンで当時に戻って聞けたとしたら「何言ってるんだ。キミたちは世界最高の品質のMade in Japanを使っているのに決まっているのに、表記する必要ないでしょ」と時代ゆえの呆れ顔をされるのだろうな。
今は今の良さがあるけど、当時の「神に次ぐような」極烈品質は、長い時代を超えて目の前に来られると「まいったなぁ」と。
■大掃除の話題■
ついでにと言ってはなんですが、最後に大掃除時の話題を少しだけ書かせて頂きたくお願いいたします。
部屋のお守り代わりに置いてある「1/60パーフェクトグレード・RX-78-2ガンダム」ですが、掃除ついでに、従来まで持っていたビームサーベルに代えて、「パイロット社のオズマノック・ボールペン」を持たせてみました。
太軸のボールペンって、意外と武器っぽかったりするのですねー。
大震災でもっと沢山持っていたガンプラがほぼ全部粉砕されてしまって、残った1体がこのガンダムだったんで、これからも生き残って欲しい。
写真には写ってませんが、実は(ちょっとだけ壊れた)ジオングもあって、お正月飾りをほどこされて天井近くに飾ってあります。
本棚のカメラ置き場も、埃をとって、常時5個ほど置いている除湿剤も交換。
私の家はボロ家だからか外気がボンボン侵入してくるため、強敵クラスの湿気を前に油断は禁物。
除湿剤の交換忘れは、即カメラへのダメージになってしまう家なのであります。
一時的な仮のペン置き場には、カランダッシュ、ファーバーカステル、プラチナ万年筆、トンボのニューカマーが待機中であります。
所有ペン一覧に記載しているペンは、民芸品とかを飾っているサイドボードに飾ってあるのですが、実用品でもあるため、どのようにするのがベストなのかまだ悩んでいるところです。
この休み中にうまい置き方・飾り方を編み出せると良いのですが。
ちなみに、最後にどうでも良い話ですが、大掃除が終わってお風呂に入り、久しぶりに体重を計ったら・・・何と3kg減っていて・・・家族に「もう痩せるなバカ」と怒られました。
仕事が休みになって、脳の燃焼も緩やかになったから、痩せはしないだろうと思ったけれど。