2013年1月24日木曜日

DELFONICS木軸シャープペンシル・ロングタイプ・グリーン

本日は体調不良で通院し、帰り道に気分を高めるためsmithに立ち寄って「DELFONICS(デルフォニックス)木軸シャープペンシル・ロングタイプ・グリーン」を購入させて頂きました。

DELFONICS木軸シャープペンシルは、既にミニタイプも2種類所有しているのですが、やっぱり木の鉛筆そのままと言った材質とデザインの質朴さが実に好ましいです。

ペン尻方向から見ると、このペンシルの、木の鉛筆から芯を抜いてそのままシャープペンシル・メカと交換したようなスタイリングが分かりやすいかも。

木軸シャープペンシルと言うと、三菱鉛筆ピュアモルトやパイロットS20(エストゥエンティ)が強烈な光を放っていますが、どっこいDELFONICS木軸シャープペンシルもあるんだなぁ!と思うと、気持ちが昂って身体の免疫力もドドンと向上しそうな勢いになります。

DELFONICSのブランド・ロゴは飾りっけが無くて、それが逆にとてもこの軸に似合っています。

木軸ペンというとやはりちょっと値段が高めだったりしますが、定価ベースでロングタイプが420円、ミニタイプが399円という求めやすさも嬉しい限り。

また、この軸カラーのグリーンもハツラツとしていて心が浮き立つようです。

ノック部分はキノコ型の形状をしていて、押し具合そのものは大変良好なのですが、いかんせん軸が通常のシャープペンシルの基準を超えて長いため、ノックするには通常は握り直しが必要になると思います。

ただ、たとえば超高級タイプのシャープペンシルなんかだと、平気で両手操作を求めたりしますから、このあたりは「面倒くさい」ではなくて、ペンの個性として認め、人間の方から馴染んで行くが吉でありましょう。

木の鉛筆の地肌がそのまま活かされたペン先は、真ん中からスパッと綺麗に金属パーツのノーズ・コーンに置き換わっていて、とても瀟洒な特徴となっています。

ただ、この見た目からして容易に想像がつくのですが、凹凸ある木の地肌はゴシゴシと汚れを溜めやすい。
末永く明るいフレッシュな色合いを維持するには、筆記者がちょっと注意して汚さないようにしないといけないですね。

デルフォニックス木軸シャープ「ミニ」のホワイトとナチュラルの2筆と並べてみました。

ロングタイプとの長さの差がえらいハッキリつけられていて、こうして並べるとまるでH-2ロケットみたい・・・?
それにつけても、軸の色の軽快なこと、軽快なこと。
見ていると心がふんわり明るくなって行くようです。

ロングタイプとミニは、軸の長さ以外は同じに思えます。
ノック部分だけを見ると、私には区別がつけられないくらい同じに見えます。

ミニとロングは、確かに軸の長さは大幅に違うものの、ペン先のデザインはすっかり同じに見えます。
デザインは同じでも、木の模様は人間の指紋のように一本一本が異なっていて同じものが二つとないもの。

もちろん木だけでなく、革とかアクリルのモザイク柄とかもそうですが、こうした自然まかせによって生み出される模様の爛漫さって、格別に良いですね。

DELFONICS木軸シャープペンは、価格的にとても求めやすいし、まだまだ欲しいカラーがあるので、焦らずにゆっくりと揃えられたらなぁと思います。
いや、次はボールペン・タイプもいいなぁ・・・。

のんびりと筆記してみると、万人が認めるあの六角軸の木の鉛筆そのまんまの握り具合は申し分が無いです。
握り具合だけでなく、芯先もガッチリ安定した性能を発揮する、とても立派な0.5mmシャープペンシルに仕上がっています。

これらの美点はもちろんミニも備えている魅力なのですが、ロングタイプは握る場所の自由度が広がって新しい魅力もプラスされています。

ただし、デルフォニックス木軸シャープは、木の鉛筆がそうであるように、材質の木材が爪を立てるとそのままめり込むくらい柔らかく、壊しやすくて汚しやすい弱さを抱えています。

筆記具はドンドンガンガン使うものとはいえ、綺麗に保ちたいなぁと思うと、ある程度の気づかいが必要なペンであり、むしろ、それを楽しむのが醍醐味であると言えるでしょう。