とある事の御礼として、シャープペンシルを贈って貰える事になり、選ばせて頂いたのが、ずっと気になっていた「ゼブラ・テクト2wayライト・ホワイト(0.3mm)」です。
すぐにこの0.3mmを使う機会があり、「!!これは滅法いいぞ」と心が浮き立ち、さらに自分で「ゼブラ・テクト2wayライト・ホワイト(0.5mm)」も購入に走ってしまいました。
あまりにも気に入ってしまったため、いきなり連続で0.3mmと0.5mmを揃えてしまったわけです。
テクト2wayライトは、その名前の通り、先行して手にして感銘を受けたテクト2wayの軽量版ですが、決して何かを削除した簡易版ではありません。
金属グリップを使わない事により、握り心地や重量バランスにおいて新しい魅力を提案しているバージョンです。
ちなみに、0.3mmは什器に立てての販売形式で、軸にはバーコードシールが貼られていますが、0.5mmはパッケージ袋売りで、軸にはバーコードシールが貼られていません。
おおおー・・・・それにつけても、テクト2wayライトのホワイトは実に良いですねぇ。
いきなり0.3mmと0.5mmの両方をホワイトで揃えましたが、それほどまでに惹かれてしまいました。
数ある優れた白色の樹脂軸シャープペンシルの中でも、これは屈指の出来栄えであろうと思うのです。
それと、ペン軸(バレット)の書き文字と、樹脂グリップの軟質素材リングに採用された"青みの強いグレー色"も、本体のホワイトを良く盛り立てているように感じます。
ライトのデザイン・ワークは、テクト2wayをそのまま踏襲していて、あのSFメカ的な格好良さも継承していますが、グリップまで樹脂の全身ホワイトは、さらにふんわりと優しい雰囲気を加えていますね。
また、テクト2wayには残存していた"ペン軸のパーティングライン(合わせ目)"が、このライトには全く無いのも素晴らしい。
フリシャ機能のON/OFFスイッチを兼ねる中間リングの下にピカピカに光る金属リング。
これも大きなデザイン上のポイントではないかなと。
テクト2wayであれば、この部分って透明パーツになっており、フリシャ機能の重りが透けて見える窓になっているのですか、デザインを崩さないように金属リングに換えた判断は鋭い。
天冠部分には、テクト2wayのようにクリアパーツを使ってはいませんが、独特のデザインは継承しており、ホワイト一色に芯径表示がクールです。
シャープ芯ですが、0.3mmには、ぺんてるのシャープペン芯「Ain STEIN ギガ強芯」の硬度2Bを入れ、0.5mmは最初から入っていた芯をそのまま使用しています。
実際に筆記してみると、このクラスとしてはやや重みがあるものの、樹脂グリップにリング溝を切っただけの構造であったとしても、しっかり握れてスラスラ筆記できそうな印象。
それに加えて、"石橋を叩いて渡る"ような勢いで装着されている軟質素材リングは、滑り止め目的はもちろん、それだけではなく、テクト2wayシリーズの「個性的な手触り感」を演出する役者として、大きな存在感を放っているような感じです。
樹脂軸の製図用シャープペンシルって、「ロットリング300」、「パイロットS3(エススリー)」、「ステッドラー925-65-05」など、最高クラスの書きやすさを持った錚々たる俊英揃いのクラスですが、そこに、またしても新しいスター発見で感涙。