EOS KISS X9発売カウントダウン中ですが、「これは絶対良いカメラだ!!」と激しく心を揺さぶられたカメラ「PowerShot G9X Mark2」について書かせて頂きたいと思います。
実は先週末からずっと体調を壊しているのですが、こんな状態でも、全く負担にならない理想的なカメラがPowerShot G9X Mark2。
単に軽い、小さいというだけならともかく、本体の高級感は超一流の太鼓判だし、画質は一眼レフに匹敵するし、独特の操作性も文句なしです。
そう、操作性。
たとえば、豪奢なハードウェアキーをまとったPowerShot G5Xは、手のひらカメラでありながら、本格的な操作性を実現した夢のカメラの頂点のひとつ。
その逆の、タッチパネルを重視したG9Xはどうか?
これが、背面液晶を「カメラの操作盤」と位置付けたインターフェースで、実に見事。
背面液晶に並ぶボタン(表示インジケーター)を押して機能を選択し、レンズ周りのコントローラーリングをカチカチ回す・・・という動作がとても気持ち良い。
しかも、リングを回すのが面倒な時はそのまま「スララーーー」とタッチパネルだけでの変更も可能で、まさにハイブリッド。
こういうのは、言うだけなら易しだけど、ハードウェアとタッチパネルの快適な融合は難しいと思う。
とにかく、G9Xのインターフェースを形にするまでは、血のにじむような大変なテストを重ねたんだろうな・・・と感心させられる一体感。
ここまでの操作性は、一朝一夕にはとても実現できない。
キヤノンのカメラは、スペックシートの数字を遥かに超えた所に毎回魅力が待ち構えていて、「あ、キヤノンのカメラじゃないともう気に合わないや」と思わせる圧倒的な魅力が(個人的には)ありますが、G9Xはそのあたりがもしかすると一番濃く出ているのかも知れない。
いつでもどこでも携帯できるサイズから一段ステージアップし、「携帯したくてしょうがなくなる!!」美しく気品溢れる佇まいにクラクラ。
カメラという枠さえも超えて「良いものを持ち歩きたい」という欲求にもハッキリ、ガッチリと答えてくれる逸品と断言します。