まだ紅葉は半分くらいでしたが、松島の円通院の紅葉ライトアップ2018に行って来ました。
今までちょくちょくテストはしていた、EOS KISS Mでの手持ち夜景撮影の本番日にもなります。
全ての写真は、テストの結果を活かし、特に注釈ない写真は、一番明るくてブレないと判断したシャッター速度1/8秒で全て撮り切りました。
↑円通院に向かう途中の五大堂も手持ちで撮影。
この時は若干明るさが残存していたため、ISO感度200で撮ってみました。
↑いよいよ円通院です。
ISO感度1250で撮影。
時期的に若干早めに来ている事もあり、まだ緑の葉っぱが多く、満開の時に起こる「ウオオー」「キャー」という絶叫のような歓声は無かったのですが、なかなか普通は見られない光景なので満足。
↑シャッター速度1/8秒でも、なかなか明るく撮ろうとすると厳しく、ISO感度1600まで上げてみました。
ISO感度1600でも、美しさ重視の撮影に使えるのはやっぱり感心させられます。
↑ISO感度800だと、やはり文句なしに美しいです。
女性ポートレートにも使えると思われます。
さっきから、ISO感度についてばかり言ってますが、感心させられるのがピントの精度の高さ。
さすがデュアルピクセルCMOS AFと言うべきか、ピントのズレは一切なく、ジャストくっきりで、手持ち夜景撮影なのに2400万画素がスポイルされずに満額の画素数そのままという感じ。
↑ISO感度1600です。
かなり暗いのですが、AFがぴしぴし当たります。
キヤノン最新鋭プロセスのAPS-Cセンサーで高感度もキレイ・・・よりも、AFの正確さに驚きます。
PowerShot G5Xに搭載されるコントラスト方式AFだと、AFが合焦しても、暗所だと正確性に欠ける傾向があったりするのですが、デュアルピクセルCMOS AFは、とにかく合焦サインの信頼性が高い。
いわゆる「ピンズレ」問題から完全に開放されてる!?
↑シャッター速度1/8秒ですが、確かにちゃんとホールドしているものの、驚くほどにブレません。
2400万画素で等倍で粗探ししても写真の輪郭にブレは認められないグレード。
EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STMは、EOS KISS Mと組み合わせた時に、EOS Rと同じく手振れ補正を強化する「デュアルセンシングIS」が発動するように作られています。
その恩恵なのか、手持ち夜景撮影なのに、ブレによる失敗は1枚も無かったのが圧巻でした。
とにかく、ピント精度も高い上にブレもないため、ただでさえ2400万画素あるのに、それをスポイルする要素もなく、プリントした時の鮮鋭さは常識外れでした。
↑なんとライブがありました。
ここは4K撮影や、同時に持って来ていたPowerShot G5Xによる、1080/60p撮影がメインだったので、写真は少しだけ。
ISO感度1600です。
↑階段のライトアップが幻想的で、ISO感度800で撮りました。
EOS KISS Mの背面カーソルの上に「ISO感度変更」を割当しているのですが、激しいISO感度変更にも迅速に対応出来てとても快適です。
↑かがり火をISO感度800で撮影。
↑円通院のガイドさんも言ってましたが、いよいよメインとなる、鏡のような池に映った紅葉です。
これはISO感度1600、シャッター速度1/6秒で撮りました。
池の水が完全な鏡になっていて、池ではなくてまるで大きな穴のように感じられて怖いくらい。
まだ紅葉は完全ではなくて緑が多いとは言え、さすがにみなさん大騒ぎでした。
「やばい!」「やべーーーーー」と、あちこちからYABAI連発でしたね。
↑「わーーー」「すごーーーい」「やべーーー」という大歓声の中で写真撮るのは楽しいものです。
ちなみに、この池、必ず鏡みたいになる工夫があるのかな??と思っていたら、そうじゃなくて運が良いだけみたいです。
無風じゃないと鏡にならないため、そういや昨年は「みなさんがいかに運が良いか!」をガイドさんに言われてたんですよね。
うーむ、来れさえすれば鏡の紅葉が撮れるわけではないのか!
↑帰りみち、五大堂に寄ってみたらもう入口の橋が閉鎖されてました。
かなり暗かったのでISO感度8000で撮影。
ISO感度8000だと、さすがにやや色が浅くなるものの、それでもかなりキレイ。
初期のデジタル一眼レフは、ISO感度400で綺麗に撮れれば絶賛だったため、えらい時代になってますね。
手持ち夜景撮影ですが、EOS KISS Mはかなり強いという事も分かりました。